111、七坂流、螺旋翼機操縦術?
ここで一気に殺るしかない、ナナサカは更に踏み込もうとする。
「下がれ! ナナサカ!」
「空歩!」
そんな時に聞こえたリダの指揮に、ナナサカは反応して空歩でバックステップして、怪獣から離れる、もう1度空歩を使い、更に距離を取り、もう一度の空歩で地面に着地するための足掛かりをえる。
その間に巨大怪獣は周囲に向けて放電するが、ナナサカはギリギリ射程の範囲外に居て、放電を食らわずに済んだ
その時ナナサカの視界上にあった、防衛対象である鹵獲した輸送船の耐久値が半分の5割から4割に減っているの気付いた。
「リダでもキツい状況か!」
「俺は別に何かを守るのは言うほど得意じゃないからな!」
ナナサカはリダの防御術に完全な信頼を置いているが、リダからしたら自分の身を守る技と防衛対象を守る技は別物の為、ナナサカの過度な期待には応えられない。
「リダ、一旦そっちに合流した方がいいか!?」
「いや、今、支援するから、それに乗れ!!」
大声の叫びにナナサカはびっくりして、リダのいる方向を見る、するとリダのいる方向から、何かが飛んでくるのをナナサカの目は捕らえる。
「あれは発煙筒?」
リダが投げたと思われる発煙筒はナナサカよりちょっと離れた位置に落ちて、煙を発する。
「ヘリコプターか!?」
「ああ、巨大怪獣相手に妖刀でチクチクやるわけにもいかないだろう、時間もない使え!」
「乗ったことないんだが!?」
「そこは持ち前のセンスで何とかしろ!」
親友の無茶振り声と同時に複数のヘリコプターで1台のヘリコプターが輸送される。
「たく、しょうがないな、その無茶振り応えてやる!」
「無理なら特攻してゾンビホラーゲームよろしく爆散してこい!」
「あはは、それは勘弁願いたいな!」
ナナサカはリダと言い合いつつ、ヘリコプターに乗り込む。
ヘリコプターには当然ながらハンドルは付いておらず、レバーがついていた、更に車のように足下には2つのペダルがある。
「ええ、これどうするの……?」
「現実のヘリとは違って、座って右足に触れる右ペダルを踏めば浮く、後は左右にあるレバーで操作出来る、右レバーにあるトリガーボタンでミサイル、左レバーのほうはガトリングだ!」
「現実のヘリと違うと言われても現実のヘリなんて大量のスイッチが操縦席にある事くらいしか知らねーよ!」
ナナサカは通信機越しからのリダに言われるがまま、右ペダルを踏み、上昇する。
しかし少しばかり手間取っていたせいか、巨大怪獣の口から放たれた雷を少し浴びてしまう!
「アババババ!?」
ヘリコプターを貫通して、ナナサカにも雷のダメージが入り残りのHPバーが約1割になる。
ヘリコプターの耐久値は残りの約6割で確実にヘリコプターより先にナナサカの命が尽きるほうが早い状態だった。
「くそ、雷のダメージフィールドバック痛いな!? くらえや!」
ナナサカはある程度上昇したヘリコプターを操作して、ガトリング砲とミサイルを撃ちまくる。
少し距離はあるが、巨大怪獣故に射撃適性が低すぎても、的が巨大故に、全てのガトリングの弾は巨大怪獣に全て当たる。
「頼むこれで落ちてくれ!」
内心冷や汗かきつつもガトリング砲とミサイルを撃っていると、再び巨大怪獣が口をヘリコプターに向ける、雷を放つつもりなのはナナサカは理解する。
「ナナサカ、こっちは増援の輸送船とか落として、あと少しでなんとかなる!」
「ならちょっと賭けに出る、しくったらすまん!」
ナナサカはリダの声を聞いて、レバーを全力で傾けて、ヘリごと巨大怪獣に特攻する。
「剣坂流、なわけないが、プロペラ斬りじゃい!」
そしてヘリコプターが激突する直前に、ヘリコプターから飛び出して脱出するナナサカ。
そしてヘリコプターは巨大怪獣に激突して爆発四散した。




