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剣豪カクザントウ!〜フルダイブ型VRゲームの地球防衛〜  作者: リーフランス


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104/126

104、装甲確保作戦、地上戦

 ナナサカがエアバイクスカイジエンドでかっ飛んだ後、輸送船から投下された兵器がリダとケルン一等兵を捕捉する。


「敵は鉄の箱か」


 鉄の箱、四角形の箱の形状をしており、天井と一側面がガラ空きになっているので、空から叩くか、そのガラ空きの側面から攻撃して倒すべき敵である。


 弱点が明確な反面、そこ以外は強固な装甲があり、ダメージは通らない、武器はミサイル兵器、発射されれば、乗り物に乗ってなければ撃ち落とさないとほぼ必中の兵器だ。


 移動手段はキャタピラによる移動、速度を上げれば車並みの速度で突っ込んでくる、ひかれたら普通の人はただでは済まないだろう。


「確か鉄の箱は爆撃誘導兵の爆撃なら簡単に倒せるですよね」

「ああ、さっき渡した兵器をうまく使ってくれ」


 ナナサカがそういうと、銃を取り出す、銃と言うにはいささか心もとない砲身の長さをしていたが、撃ち出すのは銃弾ではなく、着地点に砲弾を降らせる為のビーコンな為問題ない。


 リダが射撃すると、ビーコン弾はリダ達に向かって接近中の鉄の箱に当たる、ナナサカの妖刀でも斬れなかった装甲に当たり、ダメージ自体はないが、次の瞬間、空から砲弾が飛んできて、ガラ空きの天井から鉄の箱を貫いた。


 余談だが、榴弾は巨大な飛行機が撃ってきてくれている設定だ、しかし設定内の話なので上空を見上げても、実際に飛んでいる所を見たプレイヤーは居ない。


「ケルン一等兵は初めて使うだろうから何度か砲弾が外れると思うが、渡した兵器は時間が3秒程経てば、再び撃てるようになるから、何度も撃ち込んでいけ」

「わかりました!」


 ケルン一等兵はミサイルをしまい、リダと同じ形状の銃を持つ。


「後俺から少し離れてろ、砲弾だけで敵の全てを近接距離まで近づかれる前に、倒せる訳がないから、俺がある程度鉄の箱を押し留める、その間にケルン一等兵は後方からとにかく鉄の箱に榴弾を撃ち込むように要請し続けろ」


「え、そんな事出来るんですか!? いや、ナナサカ師範の攻撃を全部受け流せるなら可能なんですよね、わかりました! やってみます」


「ナナサカ関係で信用されても困るぞ、対人と対物や巨大生物だと立ち回りなんてバカほど変わってくるし」


 リダはそう言いながら前に出て、ケルン一等兵と鉄の箱軍団の間に立つ。


「さて、試してみるか」


 リダは榴弾を要請して降らせる兵器をしまい、もう1つの兵器を取り出す。


 それは成人男性である、リダと同じくらいの大きさのトーテム、或いは柱の形状をした兵器を取り出して、それを地面に置いた。


「アラームバトルタワー起動!」


 リダが兵器に触れると、アラームバトルタワーは起動して、大きな音を鳴らしながら、柱の一部が開き、銃器が出てきた。


 アラームバトルタワーが出した音に反応して、鉄の箱の軍団はアラームバトルタワーに向かってミサイルを撃ち始める。


 しかしミサイルはアラームバトルタワーによって撃墜される。


「デコイとしてはそれなりか……鉄の箱の脅威点としては、弱点となるむき出し面と天井を攻撃しなければ倒せないから軍で来られると熟練の飛行兵や広いエリアを爆撃出来る装備をした爆撃誘導兵じゃないと対処が難しい」


 リダは砲弾を要請する銃を取り出す、自動リロード式な代わりに単体しか攻撃出来ない兵器だ。


 広い範囲に砲弾を放つ兵器となると、1度使うと、再使用に一定数の敵撃破を要求されるので、今回リダの兵器枠には搭載されていない。


 つまり今のリダは鉄の箱には余裕だが、大量に相手をするには向いていない状態だった。


 リダはアラームバトルタワーから少し距離を取る。


「さて、デコイ2つあればケルン一等兵にヘイトが向くことは無いだろう」


 リダは銃を放ち、ビーコンを鉄の箱に引っ付けて、空から砲弾を降らせ、鉄の箱を破壊して、ヘイトを稼ぐ。


「殲滅力が低いならば、足止めして1体1体丁寧な倒していけばいい話だよな」


 リダはそう言いながらも丁寧に鉄の箱を破壊し始める。


 そんな中鉄の箱がリダを勢いよく引くために突撃してくるがリダは跳躍して突撃してきた鉄の箱の壁に蹴りを入れて勢いよく三角飛び、そしてそのまま別の鉄の箱の上に乗った。


「ふう、実戦でやるのは少しヒヤヒヤするな」


 ナナサカみたいに空歩のスキルは無いので、リダは空を移動する手段を持っていない為、ミスしたらそのまま落下してしまう。


 内心冷や汗をかきつつも、リダは戦闘を続行した。

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