101、専用武器開発
『RS習得出来ませんでした』
「はあはあ、大断ち難しすぎる……」
ケルン一等兵はゴロンと床に転がり込む、そんな中、ナナサカとリダは眉を潜めた、ナナサカはリダをNPC2人から距離を取るように引っ張ってから、秘密会話を始める。
「なあ、出来てたよな、大断ち?」
「ああ、ナナサカ程ではないが、あれは明確に剣坂流、大断ちだった、でもRSに変化はない……」
2人からしたらケルン一等兵は大断ちが出来ているように見えた。
「うーーん、もっと他の技を教えないと剣坂流のRSが強化されないのかも、まだまだあるだろ、見せてない剣坂流の技」
「あるけど……全部教えるとなると大変だな……木断ち、大断ち、関節断ち、凪回し、七凪の5個の技で大抵勝てるからな……」
「おい、奥義枠の七凪を通常技のように入れるなし、それ通常技で放てたら、先にあげた4つの技なくても大概の敵に勝てるからな」
ナナサカの言葉に呆れるリダ、そして2人が秘密会話をしていたら背後からマトラが近付いてきた。
「なんか用か? リダなら後で貸し出すからちょっと待ってくれ」
「親友を物みたいに扱うな、どあほう」
「貴方達に相談したいことがあるの」
「お、何すればいいんだ? 巨大生物とか飛行円盤とかぶちのめせばいい? 巨大怪獣でもよし、大型怪獣軍の殲滅大作戦では斬りそこねたしな」
マトラの言葉にナナサカは真っ先に乗る気になる。
「お前な、内容も聞かずにやる姿勢出すな、すまない、マトラ、俺達は何をすればいいんだ?」
「戦場で巨大生物を輸送している、輸送船の事は知ってる」
「ああ、あの空飛んでるやつか、殆どリダが落としているやつ」
ナナサカの脳内には何時ぞやの作戦で出てきたSF宇宙船が浮かび、倒さない限りは無限に巨大生物を投下してくる印象を思い出す。
「その輸送船の装甲を近接武器で引っぺ剥がして欲しいの」
「え、近接武器てこれのこと?」
ナナサカは訓練場のシステムで装備を変えて、妖刀を取り出すと、マトラは頷く。
「ええ、あ! 撃墜した輸送船からは装甲引っぺ剥がしても駄目だからそこは気をつけてほしいわ」
「随分と無茶振りするね」
ナナサカの記憶の中では輸送船はかなり高い高度で空を飛んでいた、空歩だけじゃまず届かない。
「わかっているわ、でも貴方達なら可能かなと思って」
「まあ、不可能ではないな、リダ、ヘリコプタープリーズ」
「分かってる、輸送船近くまで運べば良いんだろ、まあマトラからの頼みだし、早々とやってしまうか」
ナナサカの言葉にリダもやる気の姿勢を見せる。
「ありがとう、輸送船の装甲があれば、新しい兵器が作れるはず……なんなら貴方達専用の兵器が作れるかも、今2人にマップデータを送るわ、戦術的に撃破が後回しになっている輸送船が居るんだけど、ついでにそいつらの殲滅もお願いしていいかしら?」
マトラのそんな言葉と共にリダとナナサカの目の前にミッション画面が現れる。
「装甲確保作戦……? ワールドミッションか? それに輸送船1機は妖刀でトドメを刺せと書いてある……」
「いや、たぶん違う、特殊ミッション、或いは専用ミッションと呼べばいいのかな? ともかく装備を整えたらすぐに行くぞ」
「わかった、と言っても準備する程使える兵器ないけどな」
ナナサカは妖刀とミサイル兵器とエアバイク対空カスタムが装備されているのを確認すると、リダに準備完了の目線を送る、リダはそれにすぐに気付く。
「準備は良いみたいだな、それじゃあ行くぞ」
「待ってください!」
リダが目の前にあるシステム画面に触れようとすると、ケルン一等兵が声をあげる。
「あの、自分も連れて行ってくれませんか!」
そんな言葉と同時に2人の目の前に浮かぶシステム画面が変化した。
『ケルン一等兵をミッション、装甲確保作戦に連れていきますか? YES/NO』




