10、世界危機?
「基本的にこのゲームはプレイヤー同士が戦うPVPではなく、敵から装備を手に入れつつ、人類平和の為に巨大生物を撃破する、プライヤー対エネミー……PVEだな、あれを見てくれ」
リダの指差した方向にはなんか巨大な地球のホログラムとその上に50%という数字がある。
「50%? もしかして戦局が五分五分ということを示しているのか?」
「ああ、だが実際はもっと劣勢になんだよ、あのホログラムは大本営発表だな」
「え、劣勢なのか? そんなに他プレイヤー他が負けているようには見えないんだが……難易度選択もあったし……」
ナナサカは先程の緊急ミッションを思い出す、どのプレイヤーも緊張感ないというか自爆した自分以外倒れている様子はなかった。
「難易度選択があるのは復刻版だな、復刻版は戦況に影響を与えないんだよ」
「ええ、じゃあ難易度選択時にhardとか選べなかったのは?」
「それは単純にステータスというか、ミッションクリアした事ない故の功績不足だな、仮に実力はあっても、装備兵器は初期装備はhard以上じゃ、完全に足手まといになるからな、いくら戦場で武器を変えられるとしてもね…あと初心者がゾンビ戦法しないように禁止する面も強いだろうな」
リダの言葉でナナサカはゾンビ戦法をイメージする。
倒されても、慣れた強いプレイヤーが蘇生させまくって、初心者が無理矢理装備箱を回収して難易度に適して兵器を手に入れるイメージ…確かにゲームとしてはあんまり良くない戦法だとナナサカは納得する。
「……あとナナサカ、初ミッションで空爆見たか?」
「え、見たけど、それがどうかしたのか?」
「それ見てどう思った?」
ナナサカは思い出す、空爆で建物が敵もろとも爆散したシーンを……。
そして自分もロケットランチャーで家を1軒爆散させて申し訳なくなったのを思い出す。
「えーと……町を破壊しまくって、ペナルティとかないのかなて、このゲームて人類平和を目指すんだろ? 巨大生物である敵を殲滅しても、地球が更地でしただと、世界平和にならないだろ?」
「ああ、よかった……ナナサカには少なからず色んなゲームやらせたから、ゲーム脳になっている可能性があったけど、真っ当に先を見ててよかった、そこなんだよ、戦況が劣勢になっているのは」
「どういう事だ?」
ナナサカは意図が分からず、リダに確認する。
「この世界は多分だけど、肝心なワールドミッションの時に建物とかが壊れる程世界が劣勢になっていくんだよ」
「そうなのか? ……もしかして俺をこのゲームの世界に呼んだのは、町を破壊せずに巨大生物を一刀両断する戦力として呼んだのか?」
「ああ、そんな感じだ」
ナナサカの質問に肯定を示すリダ、しかしナナサカからしたら結構な無茶振りだった。
「確かに俺ならば、高火力のアサルトライフルがあれば高速移動して、ゼロ距離射撃をやりまくれば建物に犠牲を与えずに倒せるが……なんか足りない気がする、それに銃で戦うのは合わないんだよなーー」
「そうだな、現状だと足りない、今のナナサカだと肝心のワールドミッションに参加出来ない」
「ワールドミッションて、そもそもどうやって受けるんだ?あそこにあるミッションセンターでは受けられないのか?」
ナナサカが指差したのはミッション受け付けセンターとか書かれた、ミッションを受けられる装置だった、他のプレイヤーがそこにはアクセスしては戦場に転送されている。
因みに使わなくてもメインメニュー画面からアクセス出来たりする。
「詳細な条件はわからない、わかったら皆参加しようとして躍起になるからな」
「でもお前が俺をこの世界に呼んだということはほぼ確信の考えがあるんだろ? お前はそういう立ち回りをする男だからな」
「よくおわかりで」
ナナサカがそう断言すると、リダは不敵な笑みを浮かべて空中に両手を浮かべたと思えば空中にパソコンのキーボードが浮かんでいるかのように指を動かし始めた。
そしてそれに連動するようにナナサカの目の前にメッセージウィンドウが現れて、文字が出力され始めた。




