人が多い国
注意!
自転車が喋るけど気にしないで!
XX国新聞 2122号
【刺された少女。誰も助けず。】
先日、昼頃あたりに15歳あたりの少女が突然現れた男に刺された。
その後病院で治療を受けたが、残念ながら亡くなってしまった。
加害者の男は逃走中である。
その少女は旅人であったようで、その日の早朝あたりに自転車に乗って入国したそうだ。
名前はメルと言うことがわかっている。
国民の多い我が国ではあまり話題にはならなかったが、国民の一部は歓迎していた。
特に最も親しく接していた匿名Sさん(15)は
「本当に残念だ。勇敢な少女であったため、これからも旅を頑張って欲しかったのに。」
と発言した。
少女の死亡理由は大量出血であり、刺し傷は一つだけであった。
警察に通報した国民に聞くと、「多くの人間がそこにいて、何人もが気づいていたようだが、誰も警察に通報せず、発見した時には大量の血を流していた。」と証言した。
実際に現場にいた国民は「誰かが通報していると思った。」「誰かと被ったら恥ずかしかった。」と発言されており、国民からは懸念されている。
【少女が残した自転車、行方不明になってしまう】
上記の記事で紹介した少女が乗っていた自転車。
聞くとシドと言うらしい。
かなり陽気な性格で、主人の死をあまり悲しんでいない様子であった。
誰が引き取るかを議論しているところ、
目を離してしまった時に行方不明になってしまった。
現在警察は捜索しているが、少女を刺した男の捜索に力を入れており、おそらくはすぐに捜査は打ち切られるだろう。
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「だってよメル。」
「ふぅ〜ん。ここの新聞は正直だね。」
「刺された感想はどう?」
「あまりいい経験ではなかったね。あ、でも治療はよかったよ。流石最新技術を持った国、一回心臓が止まってもまた生き返ることができたよ。」
「旅人メルじゃなくてゾンビメルになったね。」
「じゃあ今晩シドを噛むかー。」
2人とも笑った後シドが言った。
「さ、この墓を戻して次の国行こう。」
どんな国なんでしょうか




