表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
81/319

空白の時間アリス

主人公視点

 きっと何かの答えを期待していたのだろう。肩を落としているのが、言葉は無くても伝わってくる。


 ゲームとの違いに、ずれの様なものを感じている。素直に当てはめて考えれば、祝福はガチャなんだよな。


「12歳になると、女神像の前で祈り、祝福を授かる風習があるんだろ?」


 ワンサードのウサ耳がぴくぴくっと動く。(こんなことで力になれるのなら少し考えてみるか)


「祝福を受けてない者には来世はないのか?」


 ウサ耳がぴょこんと起きて、


「エリシオンは、大陸と交流が途絶えていたこともあって祝福を受けれなかった。だからかも知れないけど、来世だの転生だのは信じられてなかったよ」


(祝福が無いのにアリスは転生している。カレンの話と噛み合わない。転生には祝福が必要じゃないのか?)


「アランは何か、思い当たることがあるのか?」


(ゲームではキャラが死んだら――)


 ――キャラが使用不可になったら、アヌ猫にキャラを返して(トレードして)いた。『君の為なら死ねる』では、同じキャラを複数所持できない仕様になっているからだ。


 どんな雑魚キャラも、所持していれば排出されない。捨てる意味はないし、そもそも“捨てる”は存在しない。


(――この世界に当てはめるのなら)


 アリスが祝福を受けていたと言う可能性もゼロではないが、ワンサードの話から察するにその可能性は低いのだろう。するとひとつのこたえに行きあたる。


「祝福と転生は関係ない」


 そうでなければ、アリスが転生していたことが説明出来ない。転生をガチャと考えたとたん、辻褄が急にあってくる。ゲームに当てはめるのなら、排出条件は所持していないこと。(転生条件は、世界に存在しないことか?)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ