表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/319

オース・ブランド(クーシュ視点

【クーシュ視点】

「オース・ブランド。あなたハイエルフでもないのに、長生きしすぎじゃないかしら。謙遜もそこまでゆくと、嫌味にしか聞こえないわよ」


 そんな二人の会話を置き去りに――


『おいオース・ブランドだってよ。

 血の誓いのあれか。

 あれって現実の話だったのか?

 何百年前の話だよ、生きてるわけないだろ』


 ――その場がざわつきます。


 ティナ姉様も子供に見えて長生きなんです。私も小さな頃は、姉様によく本を読んでもらったのが良い思い出です。


「静かに」


 魔法のように重たい声が、オース様から響きました。会場が静まり返り、まるでティナ姉様とオース様だけの空間が広がります。


「シャーロット様は、ご壮健ですかな」


 ティナ姉様のお顔が、本来の歳月を感じさせる落ち着いた表情になり――


「ひいお婆様は、今は神子様の直属です」


 姉様が答えます。するとオース様が、


「私もこう老いるまえに、もっと旅に出たかった。なぜ私が旅に出なかったのか、その理由が今の今でもわからない――」


 オース様の冒険譚は、物語にもなっているのに何を仰っているのでしょう。私にもそれこそ、謙遜がすぎるように思えました。


「オース・ブランド。初心者の魔法使いに手本を頼めるかしら」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ