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運命を変える力
主人公視点
周りの声にゲームとの違和感を感じていた。冒険者ギルドでショタのステータスを登録したときも感じていたものだ。
俺の知っている「君の為なら死ねる」では、エルフはハズレキャラなのだ。
エルフを語る上で切って離せないことに、力や知力などの基礎値のひとつで信仰と言う基礎パラメータがある。エルフはこの信仰がやたら高く、ゲームではこのパラメータが全く役に立たなかったのだ。しかも、信仰にリソースをさくから、他の数値が低かったりもする。
信仰は、開発が実装しなかった数値と呼ばれていた。
ゲームの発売日だったかゲーム雑誌のインタビュー記事で信仰について、何に反映されるのかは検証して欲しいなんて大きなこと言っておいて何にも反映されなかったのだ。煽っておいて実装しない商法だと、今ではウィキにすら書いてある。
話が少し脱線したんだが、エルフはみんな敬遠していたし、エルフは軒並み評価が低かった。
そして、俺はこの西果ての海岸に来て、気付いてしまったことがある。あまりにもガチャキャラが少なすぎる。ここにはカレンの他に一人しか見受けられない。
ゲームのときにいない人物で溢れていると言ってもいい。まるで何か大きな力で運命が変えられてるようなそんな感じさえした。




