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人にはそれぞれ事情があるわけで

主人公視点

◆□◆

カレン/17

種族 :人族

JOB:戦士

レベル:27

パッシブ:双剣狂乱

スキル:隻眼(立体感知の魔眼)


「ちょっと、カレン凄いじゃない」


 カレンは、しばらく黙ったままだった。俺も、その意味に気付いていた。レンフォードの剣をカレンが手に取ったとき、俺のセカンドセンスが発動したんだ。カレンの双剣狂乱は、命の置き土産と言ってもよかった。


 沈黙を破るように、カレンが口を開く――


「エレナ聞いてほしい。もうレンは、ここにしかいないんだ」


 その言葉に、つい俯いてしまった。(ほんとは、ここで声を上げなきゃいけないのは、俺だってことは分かってる)


「ちょっと何言ってるのよ。ここってあんた、3人しかいないじゃない」


 どうしようもなく過ぎる時間が胸を締め付ける。


「エレナさん聞いてください。レンフォードさんは、昨夜来世に旅立たれたんです」


 どうしようもない馬鹿野郎の俺の代わりに、クーシュがその場を収めてくれた。


「――カレン」


 エレナさんは、それ以上言葉を発さずただ泣いていた。俺はそのとき取り返しがつかないことを――、自分がしてしまっていたことを知った。(来世がある?そんなのは気休めでしかないのだ)

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