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+Moonlight distance+

主人公視点

「ささ。今日はもう遅いのにゃ。街でゆっくり宿を取るといいにゃ」


 見張りの冒険者も、また門の見張りへと戻ってく。俺はまだ聞かされた話から、なかなか現実に戻れないでいた。(俺がプレイしてた「君の為なら死ねる」ってなんだったんだ?)


 レンフォードの死に触れて、センチメンタルになっていたのかもしれない。名残惜しそうにカレンも、ずっと夜空を見つめ立ち尽くしていた。どちらの月も満月で、きっとレンフォードの魂も、そんな明るく照らされた今夜のように来世で救われている。そう願わずにはいられなかった。


 クーシュも同じ気持ちだったんだろう、俺の服を掴むとふらふらしながらも俺達は共に夜空を見つめて立ち尽くした。きっと今日の月夜を、俺は一生忘れることはないだろう。


「――さて、行こうか?」


 カレンに促され、俺たちは街へと足を進めた。


「お金ある?」


 クーシュが小さな声でそう言うと、心配そうに俺の服を握って見つめてきた。(やっべ、財布はからっけつなんだよなぁ)


「なんだそんなことか。あたいたちもうパーティーだろっ。あたいが出すよ」


 カレンの言葉で、俺たちが命を共にした本当の仲間かぞくになっているような――そんな、繋がりの強さを感じた。

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