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刹那、想いを届けて(クーシュ視点
【クーシュ視点】
魔法が敵に届き再び地を這うのを見て、私は急な緊張から解放されました。そして、限界を伝えるかのように体は膝から崩れ落ちていました。
「うおおおおぉぉ」
私を呼び起こすように、カレンさんの咆哮が聞こえる。重たい瞼を開くと、目の前には両手に剣を構え、まるで夢物語の主人公のような姿が見えます。
安心したかのように、私の体から力がすっと抜けていくのが分かりました。
意識は、朦朧としていて――
次に私が見た刹那は、断片的でカレンさんが交差させた剣で髑髏と対峙している姿でした。
そして、また意識が遠のいていき、
朦朧とする意識の中で、遠くにカレンさんに襲い掛かる2体の髑髏が見えます。(せめて少しでも力にに、どうかお願いッ)カレンさんが対峙しようとしていた髑髏では無い方へ――
それは魔法のようで魔法ではなく、狙いを付けることも出来ないくらいに取りとめも無くて(一瞬でいい足を止めることが出来れば)
「ストーン」
私の拙い魔力をそのままに、――魔法が発動したのかも解らないまま私の意識が閉じてゆくのがわかります。




