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夢物語の乱舞

主人公視点

 息が詰まるような空気と、濃密な死(ひりつくような生への執着)に叩き起こされる。重い頭を持ち上げ、動かないカレンと、剣を上段に構えた髑髏が見える。そして、収縮される闇を捉える。


「ダークシュラウド」


 言葉が漏れた。(あれはまずい)カレンも不本意だったに違いない。あれは――、空間を収縮させて引き寄せる。


(くそっ。遠い。何もかもが遅い)


 俺には、何も出来ないのか。悔しさから両手で砂地を掴む。俺にも、未来を変える力が――欲しい。


 レンフォード、カレン、クーシュ。情けなく何度も繰り返す絶望は嫌だ。


 そうだ。そのためのセカンドセンスなんだ。俺は一度しか掴めない運命を、今しか救えない未来を、ここで掴むッ。


 ――手から光が溢れだす。


 小石を拾い上げると、魔力を込めて髑髏の胸の中心へ放った。この時、俺はセカンドセンスを失う確信と同時に、未来を掴む力へと変わっていた。放った小石が髑髏の胸を貫くと同時に、空間の収縮が終わる。


「カレン」


 俺の声に、カレンの動きが戻る。レンフォードの剣と、カレンの剣が幾重にも輝き、それはまるで夢物語の主人公のように髑髏を沈めて行くのだった。

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