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勇邪の物語  作者: グラたん
第一章ロンプロウム編
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第八十一話・スペシャルで二千回で模擬戦

大典「さぁて、逆襲の時だ。行くぜ、第八十一話!」

 


 闘技大会当日。

 対戦は見事なくらいにバラバラの区域に分かれていた。

 第一戦目、第二戦目と順調に消化していく。

 勿論、俺たちも戦うには戦っている。



「ば、馬鹿なぁぁあああ!!?」



 開始と同時に相手がSTを起動するのをわざわざ待って、ゆうちょに構えるのを待ち、ダラダラと向かってくるのを首を長くして待ち、大上段から型通りの上段斬りをあくびをしながら受けて反撃のでこピンをすると俺の対戦相手は場外まできりもみして地面をバウンドして飛んで行った。

 弱すぎる。手加減してこの程度とは……。



「勝者、Sクラス朝宮嵩都!」



 俺はあくびをしながら観戦席に戻った。

 




「つまんねぇ」



 亮平たちも初戦を終えて次のダラダラとした試合を眺めていた。

 中には真面目に戦う奴もいるが、貴族同士の取引や計略があるのか泥試合よりも派手で格好良い試合風景が多い。そのために貴族たちは正々堂々の名目上、相手の詠唱を待ったりしている。



「概ね同意」

「確かに……」

「なんか弱すぎないか?」

「うん」

『オオオ!』



 周りの学生はなんかすごく盛り上がっているようだ。



「何でこんな試合で盛り上がれるかねぇ」

「全くだ」

『次はSクラス田中亮平さんたちとⅭクラス、メードヌードさんたちの試合です!』



 アナウンスが入り、亮平たちが立ち会がる。



「おっと、次か。それじゃ行ってくる」

「大番狂わせを期待してる」

「ハハッ、どうやったら負けるんだよ」



 亮平たちと笑いを取りつつ周りのヘイト値を上げていく。

 亮平たちと相手チームの試合が始まると俺とプレアの周りから罵倒が発せられた。

 俺は更に煽るため応援する。



「わー、すごくつよそー。がんばれー」



 棒読みも甚だしい応援をして回りのヘイトを更に引き上げておく。

 勝負は開始と同時に博太のアロンダイトが振るわれ、固有武装の特殊能力である水が敵を飲み込んだ。

 そしてそのまま窒息して気絶した。

 会場にはフィールドが張られているため仮に死んでも大丈夫だ。

 試合は順調に消化されていく。午前に二回と午後に一回して今日はおしまい。




 ダラダラと魔法の細かい制御練習をしながら試合観戦をする。



 グダグタと相手の行動パターン、思考、戦略を見て奪う。



 そして終いには夕食のメニューやお菓子の新作を思い浮かべていた。

 あまりに暇なのでトトカルチョを見つけては賭けたりもしていた。無論、負けたが。

 三日目になると俺や亮平たち、大典たちに当たったチームは腹が痛かったり頭痛がしたりして棄権するため余程自信がある奴以外観戦に回ってしまった。

 四日目の午前中にトーナメントが終わって上位二チームずつが出そろうという結果になった。

 結局、魔法科は俺とプレア、武術科は亮平たちと大典たちで決まった。

 昼食を軽く取り、戻ってST製電工掲示板を見ると対戦表が乗っていた。



「おっ、いきなり嵩都とかよ」



 当たったのは大典のチームだ。



「みたいだな」

「ククク、生まれ変わったSTを見せてやるぜ」

「一撃で壊れないことを祈るぞ」

「ふっ、その柔い聖剣が通用すると思うなよ」



 凄い自信たっぷりに言われた。大典たちを改めてみると異様にニヤニヤしていた。



「それじゃ嵩都、次で会おうね」



 隣にいたプレアが笑いながらそういう。



「そうだな。ま、総当たりだからいつかは戦うけどな」



 プレアはやはり笑って去っていった。





 さて、俺たちが戦うのは魔法科の会場だ。

 会場に来ると魔法科らしく魔法で舞台を作っていた。

 今回戦うのは草原のステージだ。

 さて、STの性能とやらを見せてもらおうか。



『魔法科Sクラス朝宮嵩都さんの入場です!』



 俺が入場すると男等から非常にブーイングを受け、女子からも暴言が飛んでくる。

 対局の方のシャッターが開き、重々しい音となんか機械みたいな音が聞こえてくる。



『続いてST工房の社長、武術科Sクラス佐藤大典さんの入場です!』



 俺とは真逆に会場が震えるほどの歓声が上がった。

 そりゃそうだ。ズルい。あいつら大型魔道兵装持ってきやがった。

 先頭にいる一際巨大な黄金機から大典の声が聞こえてくる。



「卑怯だなんていうなよ、嵩都。お前を抹殺する今日のために用意したんだからな」 

「いや、ずるいだろ。俺に死ねと――言ってるな」



 確かに先に抹殺って言っていた。



『あの、準備は良いですか?』

「いい」

「――良い」

「そこは良くないだろ」

『それでは開始!』



 大典と軽口叩き、開戦した。

 それと同時に背後にいた三機がこちらに向かってくる。

 天井の上限があるから飛行して上に行くのは下策だ。

 仕方ないので半重力に切り替えて迎撃する。



「食らえ!」



 この声は源道だ。背中についているプラズマ砲を照準して放ってくる。

 回避。俺の背後で木々が焼け落ちる音がする。



「まだまだ!」

「行くよ!」



 左右から三井と山下が挟撃してくる。

 三井は正面についているバルカンで、山下は超電磁砲を標準して撃ってくる。

 三井のバルカンを誘導しつつ超電磁砲を躱す。



「武久! 加奈子! クラスターを使うぞ!」

『了解!』



 二人が一度距離を取って三人が片手に手榴弾らしき物体を持つ。

 いや、ちょっと待て。源道の奴、今クラスターって言わなかったか?

 ……まさかクラスター爆弾?



「てめっ! オタワ条約を守れ!」

「知るか! 死ね!」



 三人が同時に俺の方に向けてクラスターを投げてくる。

 更にこれで死なないと思っているのか搭載しているマイクロミサイルやバルカン砲、超電磁砲、レーザー兵器の全砲門を向けて来る。

 あ、それは流石に不味い。死ぬわ。

 俺は対物理対魔法防御を展開して転移の時間を稼ぐ。

 ドドドドドドドドドドドドドド―――――。

 止むことのない弾幕の嵐が俺を包んだ。





 ――転移成功。思ったより危険だった。

 予想以上に強敵だな、ST共。そういえば大典がいないな。

 俺の位置がばれること前提でこの会場内全域に探知魔法をかける。

 ――いた。肩に新たに新設したらしい二両の砲門がチャージを開始している。

 なるほど。あいつらは足止めか。ヴァルナクラムを取り出して右手に持つ。



「いたぞ!」



 早ッ。感知性能良過ぎるだろ!

 順次にその場を離れた。そこへ一秒後マイクロミサイルが飛んできた。

 完全に殺す気で撃ってきている。

 流石にここまでされて手加減は出来ない――いや、手加減をする必要がないというのは初めてのことだ。

 邪神モードは使わない。代わりに龍の力を使わせてもらうぞ。

 そこへ源道たちが一列に並んで突撃してくる。



「食らえ嵩都!」

「我ら三位一体!」

「スーパージェットストリームアタック!!」



 今度は背後から声がし、猛たち三人衆が攻撃してきた。

 ――マジか。しかも出来ている。カッコいい。

 見とれている暇はないな。俺は帝龍スキルを開放して龍の力を全身に纏う。

 まずは山下が剣を振り下ろす。当たり前だが素直に受ける気はない。

 俺も突撃し、剣を避けて山下のいるであろうコックピットに取り付く。

 張り付いた俺は右手を装甲に当てて引ん剥いた。



 バキッ、メリメリ、バキン。



 聞く人が聞いたら悲しくなるような破壊音が響く。

 新月のコックピットが無残にもむき出しとなり、山下が座っていた。



「やあ」

「い、いや……」



 俺はニコリと死神の如く笑い、ヴァルナクラムを山下の顔面に突き立てる。

 大量の血が溢れ出し、返り血を浴びる。



『加奈子!?』



 横のディスプレイには源道と三井、大典が映っている。

 一度離れて空中に浮き、血糊を払う。



『うわぁあああ!!』



 そこへ背後から三井が突撃し、俺にアームブレードを振りおろす。



「龍手」 



 左手を龍化し、アームブレードを受け止めて握りつぶす。

 アームブレードはへし折れ、刀身半ばから地面に刺さる。

 続いてプラズマ砲を照準して放つ。

 放ったとしても直線状にしか放てないのであれば機体の足元に駆け込めば良い話だ。

 そして一気に跳躍して両腕を龍化する。



「嘘だ……嘘だ! だって俺は――――ッ!」



 驚愕すると同時にまだ無事なアームブレードで叩き潰そうと襲ってくる。

 それを同じようにへし折り、吹き飛ばす。



「俺はぁぁ!」



 続いて右足を刈り取る。

 破砕した右足を蹴り飛ばして左足を狙う。



「スペシャルで!」



 左足も破砕して蹴り飛ばし、コックピット目掛けて跳躍する。



「二千回で!」



 コックピットに接近する。

 装甲に張り付いて右手に力を籠める。



「模擬戦なんだよぉぉぉ……」



 装甲を貫いて、三井の頭を爆破魔法で消し飛ばす。

 焦っていた割にネタを飛ばす程度の余裕はあったようだな。



『武久! この野郎!』



 源道が怒りの声を上げ、実刀を突きの構えにして俺に突撃を慣行する。

 避けつつその実刀と共に右腕を斬り飛ばす。

 それに対して俺は剣を鞘に納めて得意の居合の構えを取る。

 流石に一撃で斬るにはスキルを使う必要がある。



「うおおおぉぉぉぉ……」



 上下に泣き別れにしてやった。

 さて、最後は大典だな。目を向けると先ほどの砲門がこちらを狙っている。



「皆、ありがとう! これで、終わりだぁぁああああ!!」



 外部スピーカーから大典の絶叫に近い声が上げられ、左右の砲門から俺に向けて赤と青と黒が入り乱れたガンマレーザーが発射された。

 ――多分、源道たちは俺のスキルを使わせることが目的だったんだろう。

 居合を使った反動で俺は今硬直を強いられている。

 いや、参った。これは大典たちの作戦勝ちだ。

 不意に開戦前のプレアの声が響いた。



『それじゃ嵩都、次で会おうね』



 ――そうさ、例え突然ご都合主義に目覚めても勝たねばならないんだ!



「聖剣ヴァルナクラムよ。今こそ目覚め、その真の姿を纏え!」



勇者Lv10を確認。神の開放と上位互換を確認。

その権限に置いて聖剣ヴァルナクラムを覚醒します。



 毎回思うがこの無機質な声はなんとかならんのか。

 そこへ、サンディスペラのガンマ砲が直撃した。






~大典


 昨夜、俺たちは対嵩都たち用の策を練った。結果は現在の状況だ。

 大いに成功したと言っても良い。



「終わったか……」



 あのハイクフォック戦で邪神に力負けして以来無い頭で考えた。

 そうだ、戦略級兵器を搭載しよう、と。

 嵩都がラグナロクで試験的に使っていたガンマ砲を巨大化し、苦労しながらも収束に成功。

 しかしチャージに時間がかかるのが問題だった。

 そこで猛たちに相談して足止めを頼んだ。

 おかげでチャージ時間が稼げた。

 それにしても中々土煙が晴れないな。それに嵩都がやられたというアナウンスもない。

 まだ生きているということか? 一応砲門のチャージをしておこう。

 ――このサンディスペラは猛たちの新月と比べて燃費が悪い。

 その分強力なのだが俺自身の魔力を食っているためもって二十分が活動限界だ。

 ――突然土煙が晴れ、中から光り輝く嵩都が現れた。



「なんだ?」



 白銀の兜、白銀の鎧、白銀の小手、白銀の具足――ハイクフォック戦で見た嵩都の衣装を彷彿させるが防御力は桁違いだと分かる。

 両手には聖剣と思われる二本の剣を持っている。

 ――いや、まさかな。まさか窮地に陥ったので覚醒しましたとか言わないよな?

 俺は少し震える手で射撃スイッチを押した。

 一斉に超電磁砲やプラズマ砲などの高火力砲が火を噴いた。



「効かん!」



 嵩都がそう言って浮遊し、こちらに前進してくる。

 ……冗談だろ? この火力を直撃して無傷とかチートにも程があるだろッ!

 ゆっくりと近づく嵩都に対し俺は殺す気で対人兵器まで使って嵩都を攻撃した。

 そしてもう一度ガンマ砲を発射するが、やはり無傷。クソがぁ!!



「さて、大典。言い残すことはあるか?」



 嵩都が俺の目の前にいる。そう、コックピットの目の前に。

 両手の剣を突き刺すというように正面に構え、俺に向けた。

 ――この会場にはフィールド結界が張ってある。

 つまり、最後の手段を使ってもこの機体には何の破損もない。



「嵩都……一緒に死んでくれませんかねぇ!?」



 なんで丁寧な言葉になったのかは分からない。

 わけの分からない覚醒をされたからだろうか? 

 今までラノベやアニメで見てきた主人公に敵対する敵の理不尽な気持ちが良く分かった気がする。

 これは……ないわ。

 俺は潔く自爆スイッチを押した。



「断る!」



 それが俺に聞こえた最後の言葉だった。







~嵩都


 大典が自爆し、俺は無事に勝利を納めた。

 いやぁ、覚醒するにしても中々エグイ。一方的に勝利する俺TUEEE系主人公の気持ちを味わえた。

 俺はステータスメニューを開いて自身のステータスを確認する。



HP  360

MP  250

攻撃力 150

守備力 150

素早さ 100

魔力  100

スキル 勇者Lv10 剣Lv6 魔法Lv7 極上料理Lv7 菓子Lv5 

    家庭Lv6 二刀Lv1

固有スキル 理解習得 飛翔飛行 魔剣所持解放 聖剣所持開放 邪神 神 帝龍

固有武装 聖剣ヴァルナクラム 白銀の聖兜、聖鎧、聖小手、聖具足

ヴァルナクラム効果 真空波 二刀流 絶対防御 常勝 ――

装備 聖剣ヴァルナ 聖剣クラム



 はーい、チート乙!

 そして覚醒しても武装効果がまだ一つ余るんですか。

 二本の剣はどうやらヴァルナクラムを分裂させたようだな。

 新たに出た白銀シリーズと効果のヘルプを見てみる。



 二刀流:文字通り聖剣二本を使ってスキル発動が出来るようになる。

 絶対防御:文字通り全ての攻撃を防ぎ弾き無効化する。

 常勝:どんな状況下であろうと必ず勝利することが出来る。

 白銀の聖兜:全ての魔法攻撃を反射する。

 白銀の聖鎧:全ての物理攻撃を無効化する。

 白銀の聖小手:相手の固有武装・固有スキルを封印する。

 白銀の具足:全能力値上昇。

 聖剣ヴァルナ:聖剣ヴァルナクラムの片割れ。聖属性攻撃。全てに対して5倍ダメージ。

 聖剣クラム:聖剣ヴァルナクラムの片割れ。敵の武具(固有不可)を確率で破壊出来る。



 あはー。チート極まれり。もう誰も俺に勝てない。



『佐藤大典さんの死亡が確認できましたのでこの勝負は魔法科Sクラス朝宮嵩都さんの勝利です!』

『BUUUUUUU!!』

「理不尽だ!」



 勝ってブーイングされる経験なんて滅多にないだろう。

 会場のフィールド結界が解かれると大典たちが生き返り、破壊された機体も修復された。

 大典たちはまだ気絶しているようで担架で運ばれ、マベレイズさんの指揮の元、機体はST工房に持ち帰られた。

 会場を出て一時間ほどの休憩時間が与えられた。



「嵩都~」



 プレアもちょうど終わったようだ。笑顔なのは勝利したからだろう。



「プレアも勝ったのか?」

「もちろん! でも手強かったよ。危うく切り札を使いそうになったからね」

「そんなに?」



 プレアをそこまで追い詰めた亮平たちに興味が湧いた。

 楽しみが増えたとも言える。



「次の試合はボクと嵩都だね」



 そこまでプレアが言うと校内放送が流れた。



『会場にいる皆様と試合待機している三チームにお知らせします。只今、武術科Sクラスの佐藤大典さんのチームが精神的打撃と脳震盪を起こしたようで試合続行不可能と判断され、棄権されました。繰り返し放送します。先ほど――』

「えー」



 プレアが非常に残念そうな悲鳴を上げる。



「総当たり戦だから次プレアと俺で、その次が亮平と? 二戦――いや、三戦連続か」

「だね。ハンデいる?」



 先ほどとは変わってプレアが心配そうとは無縁の笑みで問いかける。



「いらない」

「そういうと思ったよ。でも負けないから頑張ってね」

「お互い頑張ろう」

「おー!」



 プレアが元気良く拳を振り上げて跳ねた。

 小一時間ほど時間を(デートで)潰しそのまま魔法科の会場に向かった。


※最初から見苦しさ全開です。ご了承ください※

~回想~

嵩都「これが人の夢! 人の望み! 人の業!」

武久「銃を向けず話をしよう、スウト」

嵩都「競い! 妬み! 憎んで! その身を食い合う!(ヴァルナクラムを振るう)」

武久「(コックピット貫通)うわああああ!」

嵩都「それが人だよ、タケヒサ君」


~回想2

大典「引導を渡してやるよ、この私がな!!」

猛「……やっぱ俺って、不可能を可能に――(爆発音)」


~回想3

加奈子「STなんて皆死んじゃえば良いのよ!」

嵩都「それだけの業! 重ねてきたのは誰だ! 君とてその一つだろうが!!」

加奈子「守るから……私の思いがタイテンを守るから……」

嵩都「いくら叫ぼうが今更!」

大典「止めろぉぉ!!」

嵩都「君の歌は好きだったのだがね、だが世界は歌のようにやさしくはない」

加奈子「(ヴァルナクラムが刺さる)」


~本遍

嵩都「戦うしか無かろう! お互いが敵である限り、どちらかが滅びるまでな!」

大典「なら俺は……お前を撃つ!!(何かが覚醒)」

鹿耶「何故だ、何故お前たちが争わなくてはならないんだ!」

嵩都「お前は……タケルを殺した!」

大典「君だってタケヒサを殺した!」

嵩都「タイテン!」

大典「スウト!!」


嵩都「(サンディスペラに組み付かれて)――え!」

(爆発音)

嵩都「……俺は……殺したくなんてなかったのに!!」

※ありがとうございました※


グラたん「見事なまでに関係ない戦いでしたね。それはともかく、次回予告をお願いします」

嵩都「それが誰に分かる? ……分からぬさ! 誰にも!」

グラたん「えええ……」





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