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海の大怪盗
制限時間:15分 文字数:283字
「ええい! コソ泥一匹捕まえられないなんて雑魚共がぁ!」
艦長は地団太を踏んだ。
「とはいえ相手は世紀の大怪盗ですよ」
「分かってる!」
艦長は甲板からキッと空を睨んだ。白いアホウドリのような飛行船が悠々と浮かんでいる。
大怪盗アルバの船だ。
「飛ぶ船なんてふざけやがって。撃ち落とせー!」
大砲が轟音を立てて弾を打つ。海が揺れるが、飛行船はびくともしない。
ヒュウとアルバの口笛が降ってきた。
「ちくしょう! ちくしょう!」
艦長は次々と砲撃を命じた。怪盗一人相手に大戦艦が敵わない。
「あいつ一人いれば大金脈を見つけたも同然なのになぁ」
隊員が惜しそうに呟いた。
お題:戦艦の錬金術
でした。歴史も艦隊もよく知らないので難しかったです




