窓辺の事件
制限時間:15分 文字数:507字
私達のハウスについた途端、おばさんは落ち着かなそうに辺りをキョロキョロ眺めまわした。
ディナーの時間になると、
「イギリス料理って不味いって聞いてるわよ」
おばさんは遠慮なく言い、フォークを突き刺した肉を口に運び、もぐもぐ口を動かし始めた。
「うーん、大味よね。これに比べて和食はいいわよー、この前行った京都なんかね」
そんなに日本がいいなら帰ればいいのに。
「それにしても眩しいわね。いくら広いからってあんなに窓を高くしなくたっていいじゃない?」
おばさんは恨めし気に窓を眺めた。丸く出っ張っているあの窓は、建築デザイナーのお気に入りで、たとえおばさんにだって批判されたくなかった。
「はあ、障子が恋しい」
おばさんは分厚い唇から溜息をもらした。
あの窓がこの人を焦がして殺してしまえばいいのに。とさえ思い始めた時、おばさんは
「かはッ!」
と叫び、胸をドンドンと叩いて椅子から崩れ落ちた。
「おばさん?!」
と駆け寄ると、おばさんは真っ青な顔で泡を噴いて倒れていた。これは……
「もう、エドワード!」
私はキッチンへ向かって文句を言った。
殺人コック、エドワードは肩をすくめながら毒入りの小瓶を振って見せた。
お題:イギリス式の窓
国ネタは知識がないので困りました、ので日本と比較するキャラを出して、……殺しました




