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アゲアゲ殺人事件
制限時間:15分 文字数:505字
警部は容疑者であるクレア夫人を問い詰めた。
「あなたは一昨日の夜、何をしていましたか?」
「それが、思い出せないの……」
「おやおや、それではアリバイは立証できませんな」
クレア夫人は青ざめた。
「そんな! 私が主人を殺すなんて!」
「けれど、あなたの他にアリバイのない者はいないのです」
「ま、待ってください……私は、あげ、あげていました!」
「ほほう。一体何を揚げていたのですか?」
「からあげです……」
「ふふん。料理下手で有名なあなたが揚げ物なんてねぇ……」
「それは……っ」
口ごもる夫人の前にさっと黒い人影が現れた。
「ちょっと待った!」
「あんたは?」
訝しげに警部が聞く。
「通りすがりの2ちゃんねる探偵さ」
「まあ、2ちゃんねらーさん!」
夫人は何故か顔に喜びを浮かべた。
「ご夫人があげていたのは、実は鶏肉ではなくスレッドだとしたら、どうでしょう」
「なんだって!」
「そう……夫人はスレッドのメール欄にsageと書き込まないどころか、本文にすら何も書かないで投稿をした、つまり『空age』です」
「くっ……」
警部は悔しげに唇を噛んだ。
「これにて一件落着。犯人は画面の前のあなたです!」
お題:思い出の探偵 必須要素:からあげ
探偵ってことは事件とその解決が必要で……と、難しいです




