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暑苦しいのは好きじゃない?

制限時間:15分 文字数:451字

大体、「俺様」なんて一人称の男なんて何かに影響されてるか自分に酔ってるに決まってる。

わたしはよく知らないけど、亀なんとかっていう兄弟とか?

「俺様は亀なんてノロマじゃねぇ。ウサギだ」

ふんぞり返って彼が言う。

「ウサギってあんまり強そうじゃなくない?」

あんたがウサギなんて可愛いウサギに失礼だしね。

「俺様は跳躍する男さ。チャンピョーン!ってな」

ニッと不敵な笑みを浮かべるけど、口から覗くのは白いのは爽やかな歯じゃなくってマウスピース。

「何その親父ギャグみたいなの…」

呆れながらわたしはタオルを握りしめる。

テニス部とか、サッカー部とか、おしゃれかっこいい部のマネージャーになりたかった。

このタオルは、汗をかいた彼にそっと差し出す洗い立てのタオルじゃなくって、無造作に投げ入れることになるかもしれないくたびれたタオル。

彼は両手に嵌めたグローブをグッと合わせながらわたしに言う。

「勝ってくるからよ、待ってろ」

「はいはい…」

適当に答えながらも、彼の汗臭さを楽しみにしているわたしがいた。

お題:わたしの嫌いな帝王

「わたしの嫌いな~」ってツンデレっぽく感じてこうなりました。

ラストは「汗臭くなって帰ってくる彼を楽しみにしているわたしがいた」の方が良かったかも

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