↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
96/104

色々考えた紅葉ちゃん♾

カッポォーン


ナカムラさんまだかな。 このままだとビバ! 茹で上がっちゃうよ。 俺的にトンマンが1番面倒なボスだと思います。 急に何?


前略おかあちゃん。 あ俺母ちゃんいねぇや。 作者最近妖怪ウォッチやった?


えー、一言で表現するとなると難しいので一言で表しますね。 困難を前にバカになってら。 困難なんぼあってもいいですからね。 違った逆境を楽しむタイプのミルクボーイだ。


紅葉解錠風呂侵入全裸。 のぼせたのか漢文みたいになってる。 レ点とか無いけど大丈夫そ? 懐かし。


かけたはずの鍵を何故か外から謎技術で開け、堂々と入ってきた紅葉はかけ湯をして浴槽にIN。


あ゛〜お風呂気持ちいいなぁ


残念ながらオデの思考は水溶性なのでね。 湯船に浸かると溶けだしちゃうんだ。 なんかラーメンの出汁みたい。 じゃあこのお湯全てが芳醇な出汁に? そんな虹の実みたいな濃度なん? あれは25mプールだけど。


いやいやそんなんあるわきゃねぇって。 泉ちゃんだけが入った風呂ならまだしも、俺だし。 なるほど確かに俺はシンプルに気持ちの悪い。


さて、可愛い可愛い僕の思考力が世界一周から戻ってきたので頭に入れてっと。 お前さっき水溶性とか言ってなかった? 一体いつから俺が考えて喋っていると錯覚していた? 私ははなっから。 ベ○ザブロックみたいに言われたんだけど?


ちゃーんとかけ湯で整えた紅葉は湯船に入ってきた。 普通に。 何一つ躊躇せず。


「……ふぅ」


我が家の痴女代表はすぐ隣に腰を落として一息ついてます。 先代痴女は今海外だし最近役目を放棄しているので多分二代目に引き継いだのだろう。


「……何?」


「何か問題でも?」みたいな顔された。 俺が悪いん? 悪いのはどっちかってーとお前とお前の頭やろがい。


とは言え、ここまではよくある出来事。 紅葉と風呂に入るなんて珍しいことじゃない。 本当に珍しいことであってほしいよね。 いや受け入れてた俺も俺だけど。 振り返るとあまりにも爛れすぎてる。


今回もよくある話で済ませたいが、ココ最近の紅葉は気迫が違うというか行動が怪しいのでいつも通りとは行かない。


「…………」


うわなんかこっち見てた。 そんな俺の顔見ても何も起きんぞ。


おいチラチラ下を見るな。 俺のガルガンチュア・パニッシャーを見るんじゃない。 既に何度も見られてる訳ですけども。 まだ紅葉は俺の轟斬バージョンを見てないのでセフセフ。


「…………」


なんかちょっと不機嫌そう。 肌を晒しても轟斬にならないからなのか、それとも俺が未だに無反応だからなのか。 どっちにしろか。 残念ながらゲージか相手ライフが足らなくてですね。


そんな俺の反応に対し、紅葉はしびれを切らして正面に回り込んで跨ってきた。 対面座位ですけどこれ挿れてないから。


「……どういう了見?」


「こっちこそなんだけど?」


雷が怖いから1人で待つのが怖くて侵入しましたはまだ100恒河沙歩譲って分かるけどさ。 その後正面回るのは分からない。


「……こうして人がずっと受け入れてるのに」


要するに「2人きりになったんだから少しくらい手を出せやオラァ!」ってことみたいです。 血に飢えた猟犬じゃなくてよかった。 黒歴史発掘隊帰れ。


「あのな、仮にも俺達は学生なんだ。 これまでは許容できたことも、これからは変えた関係に合わせてしっかりと線引きをだな」


「……命乞いは以上?」


前略重政 死にたくないです。 これ遺書じゃね?


「……奏士は少し勘違いしてる」


「何?」


勘違いとな? この状況で何を勘違いするっていうんだ? どう見ても1歩手前じゃないか。


「……私は我慢が苦手」


「とてもよくご存知ですが?」


君が我慢した試しないでしょ。 あっても我慢が猛毒過ぎて辞めてる。


「……奏士は私が1週間も待てない女だと思ってるけど、私は何ヶ月も我慢してる」


つまり逆算すると特に好意を意識した訳でもない時から委ねてたって事? 欲求不満過ぎない? あれだけ欲望さらけ出しておいて。


「それはその…………つまり?」


「……これからは合法」


やべぇこの女目がイってる。 発情とかそんな可愛いの周回遅れにして雌の本能丸出しになってる。 ちょっと怖い。


「……それに、私の好きは奏士が想像してるほど優しいものじゃない」


俺の想像だとそこそこ激しいんだけどそれ以上なん? だいぶベッタリよ?


「……赤ちゃん欲しい」


「────ああ、そういう」


あっぶねまた世界旅行行かせたかと思った。よかったバハマで済んだ。


「……いっぱいイチャイチャして、奏士との赤ちゃんいっぱい産んで、幸せな家庭を作る」


そう言いながら紅葉は首に腕を回して少しだけ近付く。 危ない色々と危ない。


「……私の好きはそういう好きになってるから」


「だからこんな暴挙に出たと?」


「……折角仲直りして恋人になったのに手を出さない奏士が悪い」


責任転嫁とは言いきれない責任転嫁された気がする。


「いや……だって恋人とは言え俺も手探りだし今まで晒してきた分出しにくいというか一応大事にしたいというか色々気を使ったというか……」


なんか顔見れなくてそっぽ向いてブツブツ御託並べていますが、要するにヘタレただけなんですけどね。


だってしょうがないじゃん部屋には重政常駐してるし家にはベルと莇も居るし。 下手に手を出して不完全燃焼になったらお互い嫌じゃん? まだ言い訳並べる気か? 専門店でも開けそうな在庫だな。


「……付き合ったのに初日に手を出さないなんてどういうつもり?」


「告白即ハメは2次元だけです」


「……お互いそういう世界を生きてるのに」


ぐうの音も出ない。 ぐぅ。 出たじゃん。


「……ちゃんと見て」


紅葉に両手で顔掴まれて戻された。


それにより、ご立腹な紅葉の顔とこれまでは湯気バリアなり極光なり脳内モザイクなりで見えなかったものが全て顕に。 それはもう桜の先から丘まで。 本当に生えてないんだ。


「……ちゃんと見えた?」


「……お陰様で」


返事が定型文で出るくらいには処理に割いてる。 さっきまで色の違いだけだったのに徐々に輪郭として認識が追いついてきた。 最悪や。


「?……!」


身体の下にある感触を知覚したのか、紅葉の肩が一瞬跳ねる。


が、それがなんなのか分かると紅葉は悪い笑みを浮かべる。 普段はそんな顔に出ねぇくせに。


「……奏士は口だけ」


「……殺してください」


「……ちゃんと前より準備万端」


「いっそ俺を消せ」


ナニとは言わないし骨も入ってないけど、男の最もプリミティブで最もフィジカルで最もフェティッシュな部分がバキボキボーンした。 今轟斬になってる。


「……前は服越しだったからこうして直に触れるのは初めて」


「解説せんでいい」


「……さっきから私のおしりにペチペチしてる」


「許してください」


第二の脳とはよく言うが、俺みたいに多重人格で実質上の脳が2個あっても下の脳1つには叶わないって事だな。 今冷静に血流抑えようとしてるけどそんなことお構いなしで全身を巡ってる。 今の血圧ヤバそう。


「……前は不能とか言ってたのに」


「…………前に、お前が薬盛った時あっただろ」


「……懐かしい」


懐かしいっていうかつい最近だけどね? 普通に毒だし。


「……あれきっかけで呼び起こされたのか、あれ以降勃つようになった」


それまでは禁欲に禁欲を重ねて悟りの境地みたいになってたのにさ。 普通に朝はこんにちはしてるし抜いてないことを意識すると我が子が「Hi、ジョージ」するし。


「……あれから処理は?」


「出来るわけないだろ。 家に居る時一人の時間ロクに無いんだぞ」


部屋だろうと風呂だろうと紅葉は着いてくるし、トイレで済ませたくても共用だから色々怖い。


そして蔵の地下室は色々精密機器だとか高額品置いてるから普通に怖い。 僕の男が戻っても半分自己責任で禁欲生活が続いた。


「……ちょっとごめん」


「謝るな。 惨めになる」


それもこれも卒業までだと思えばどうにか我慢できた。 卒業したら保護責任が無くなるし、3人は解散して家を出るから。


でもそれも今となっては過去の話。 なんやかんやあって紅葉は永住になったので危険が危険が大ピンチ。


普通にさぁ! これまではモノローグとして流せたし特に何も感じなかったけどさぁ! 紅葉の着る服どれもゆったりしてるから色々見えるしさぁ! それに加えて本人も特に意識しないから色々見えまくりだしさぁ! 俺も3次元に興味無かったし今も興味無いけど紅葉に関しては見る目が変わっちゃったし手を出しても法的にも倫理的にも問題無い後ろ盾できちゃったしさぁ! こっちもこの1年で培った無欲の境地もあんま意味ないしさぁ! むしろそんなに状態でこれまで我慢してた俺を褒めて欲しいよほら褒めろよベタ褒めしろよオラァァァァァっ!


あースッキリした。 やはり吐き出すと落ち着くな。


「…………」


ダメでした。 心は落ち着いても身体はそんな気配ありません。 むしろずっと準備万端です。 なんなら工場の生産ラインよりフル稼働しました。 最悪や。


「……奏士も問題無さそう」


「色々と問題がある!」


「……自分に正直になるって約束した」


「限度があるだろ?」


「……奏士が何を言っても、このまま放置すると奏士が魔法使いになるから襲う」


ヤバい目が獣だ。 もう逃げられなくなってる。


「……奏士が何を言っても変わらない。 私が完了報告しないとベル達が帰ってこないから今日こそは絶対する」


やはりあのアマ1枚噛んでやがったな! てか家出る前に吹き込んだのやっぱこれか! あの感じだと莇も共犯。


…………そういやアイツ『サツキ達は〜』云々言って無かったか? え、これもしかしてあの人達も協力関係? つまり何もかも後日お通し? うーわ後で泉ちゃん以外全員海の藻屑にしよ。


「……最初はキスから」


マズいあっちに気を取られたらこっちがもう始まろうとしてる。 力強い乙女の力強い。 なんで重り外してる俺より強いんだコイツ。


「ま、待て一旦待て待とう? ほらここ風呂だし、最初が風呂ってのもあれじゃん? 濡れたままだと風邪引くし、床も硬いから色々と痛いだろうし紅葉が危ない日とかだったらお互い苦労するし、後々のことを考えると最初くらいはムードとか色々考えて一旦後日に持ち越して「問題無い。 今からヤる」」


全ての逆転札を燃やされました。 逆転こそがカードゲームではなかったのか? 相手にだけ逆転されて俺の盾は全部燃やされたんだが? ボルドギにメンデルだし。


「……それに初体験なのに色々チキって処女のまま彼女を放置すると奏士の嫌いなNTR展開に最適になるからこのままだと奏士の脳が破壊されて「わかった! 分かった分かった分かったわかりました分かりました分かりましたー!」」


危ねぇコイツとんでもねぇ脅迫してきやがった。 ここまで言われたらせざるを得ない。 元から逃げ道なんて無いし。


元々ね、建前準備してるってことは俺としてもそういう欲はあったってことで。 最もらしいこと言ったけど僕も男だってことね。 今からは偽らない。


偽らないためにも風呂から出よう。 ってことで立ち上がって扉を開ける。


「……どこ行くの?」


「…………まぁ、その……なんだ。 お互い初体験なんだし、何も準備しないままはアレだろ」


「……それは確かに」


別に行為に夢を見ている訳じゃないが、初体験そのものには夢を見てみたい訳で。 端的に言うと「せめて部屋でしませんか?」だ。 風呂は風邪引くし床硬いし。


「だから────うん。 先に部屋で準備してるから」


「……分かった」


逃げない意思が伝わったのか、紅葉は釈放してくれた。 まぁこの後捕まるんですけど。 じゃあ脱獄では?


さて………と。


部屋に帰る前に我が子を元に戻さなくては。 これからに期待してるんじゃないよ。


────────────────────────────


……ふぅ。


よし、準備は出来た。


布団は敷いたし、重政は土下座して別の部屋で寝てもらうことにした。 猫缶と引替えにされたが、多少財布に来る程度で痛くは無い。 むしろ痛いのはこの後だ。


敷いた布団の横で何故か正座して待つ。 1人の部屋はこんなにも静かだっただろうか。


顔は平静を保ちながらも、心臓は鼓動が聞こえるほどバクバクしている。 時計のカチコチすらクリアに聞こえる。 あ、俺の部屋デジタルだったわ。 幻聴か。


外の雨風雷すら聞こえないって事は、もう台風は過ぎ去ったのだろうか。 スマホで確認したいが、妙に身体が動かなくて手を伸ばせない。 なるほど一丁前に緊張しているのか。


心臓のバクバクにより血流マシマシ我が子硬め。 カスのエレメンタルみたいになった。


色々落ち着かせるために深呼吸して待っていると、部屋の襖がノックされた。 紅葉はノックしないので幽霊か。


「……入ってもいい?」


紅葉でした。 もしくは紅葉の声を真似た幽霊。 声を真似る魑魅魍魎って言うと八尺様か? それとも尺八様か? それは多分痴女かトー横キッズ。 じゃあ痴女か。


「ど、どうぞ」


少し詰まりながら答えると、ゆっくりと襖がスライドして馴染みのある銀髪が現れた。


馴染みの無い服を着て。 いやベビードールは服じゃなくて下着か。


驚きすぎて眼球飛び出ちゃった。 顎も外れた。 多分今の俺はトムジェリ世界の住人。


「…………」


「……何か言って」


思わず無言で見つめてたら怒られた。 ちょっと恥ずかしそうにするんじゃないよ。 普段は下着姿でも恥じらわないでしょうが。


「えっと…………どういうつもり?」


「……予想外の返し」


いやだってこれまで通り普段着のワンピースで来るかネグリジェで来るかシンプルに下着姿で来るか全裸バスタオルで来るかの四択だと思うじゃん。


ベビードールは予想してなかったな。 そんなえっちぃの。 お前ベビードールなんて引越したてで着るもの整理してなかった序盤の1回しか着てないじゃん! 誰も覚えとらんわ。


「……ベルにこれを勧められた」


悔しいけどちょっと良いと思っちゃったのでベルの藻屑計画は最後にしてやろう。 じゃあ2番目じゃねぇか。


「……お邪魔します」


紅葉はそう言いながらどこか硬い動きで正面に正座した。 よかった緊張しているのは俺だけじゃなさそう。


「「…………」」


お互い何も言えず正座する時間が始まる。 さっきまでの勢いはどうした紅葉。


珍しく紅葉もカチコチになっている。 ここは一応男として率先するべきか、紅葉が落ち着くまで待つべきか。


「…………じゃあ、しよ」


はい無理でした。 愚者の計略賢者の空想。 俺が何考えても結局は紅葉に勝てないんですね。 ならもうあれこれ考えるのはやめだ。


そっと紅葉を抱き寄せてぎゅうタイム。 お互い知識はあっても結局は実戦を知らない者同士。 後は身体の動くままやってみよう。 間違えたらその都度修正する行き当たりばったりで。


ぎゅうタイムで緊張が解れたらそっと唇を交わす。 やらかい。 風呂上がりだからか、いつもより暖かい。


「……そろそろ」


紅葉が熟れた瞳で見上げている。 息が荒いのは、さっきまで交わして口が塞がっていたからか、それとも我慢できないレベルなのか。 両方だろうなぁ。


お互いに服を脱がせ、紅葉を布団に寝かせる。 甚平なんて面倒なもの着てないでパンイチで待ってればよかったと後悔。


薄暗い部屋で影が重なり、獣と獣が交わる。


ああでもないこうでもないと手探りで探し続け、遂に見つけた収まりどころ。


過程はどうあれ、俺はやっと紅葉とちゃんと向き合えた気がする。


──────────────────────────────


朝


セミの声で目が覚める。 雨戸の隙間から差し込む光。 どうやら台風は完全に過ぎ去ったらしい。


身体を起こす。 もうとっくに10時を過ぎている。 普段なら大寝坊だが、今は夏休みだしあんなことがあった後だ。 今日くらいは許してもらおう。


身体が重い。 いくら溜めに貯めてフルバースト出来るとはいえ、一晩で6回はやり過ぎた。 一人で6回とは訳が違う。


隣では紅葉が寝ている。 紅葉が家に来て初めて一緒に寝た日から変わらぬ寝顔。 嫌われていたけど割と最初から懐かれてもいた気がする。


お互い中指立てて仕事してたあの日から随分と様変わりしたものだ。 つっても、それより昔を考えれば一周したとも言える。


終わって寝て起きて冷静に見ると、部屋がちょっと臭い。 昨日は締め切ってたからなぁ……布団も洗わなきゃ。 換気して朝飯作って────今日もやる事が沢山だな。


「……にゅ……」


寝ている紅葉の髪を撫でる。 昨日はロクに処理せずお互い疲れ果てて寝ちゃったし、風呂にも入らないとな。 にしてもサラサラ。


「……♡」


寝ているはずの紅葉はどれだけ撫でても幸せそうな顔。 これにちょっと幸せを感じるなんて、本当に俺も変わったんだなぁ。


「おい貴様ら、今何時だと思っている。 10時には集合していろと伝えたは……ず────────」


急に部屋の襖が開いてぷりぷりしてる悠ちゃんが現れた。 おいチャイムとノックしろよ。


悠ちゃんと目が合う。 悠ちゃんは部屋をぐるっと見て紅葉を見て俺を見る。


そして全てを理解したのか、優しく微笑んで言った。


「……大きくなったな」


「話をさせろ」


今すぐ飛び出して悠ちゃんを捕まえたいが、今布団から出ると俺の俺がおっぴろげになるので出るに出れない。 何も履いてないや。 流石の俺も従姉相手に全裸は躊躇する。


「何も言うな奏士! 今夜はお赤飯だ! も助達も呼ぶぞ!」


「止めろバカ何もすんな!」


「父さんと母さんにも報告だ! すまんが今日の仕事はキャンセルだ! 忙しくなるぞ!」


「ふざけんな! お前こっち来い逃げんな!」


止める間も無くウッキウキで家を出やがった。 そういやあの日も悠ちゃん来ましたね。 見られたレベルが違いすぎるけど。


なんだよもーベルちゃんちゃんと根回ししたんじゃないの? 悠ちゃん忘れるとか耳なし芳一かお前は。 やっぱ藻屑計画のファーストペンギンはベルに決定。


「……すぴー」


でもまぁ、紅葉が幸せそうに寝てるしいいか。 藻屑計画はどの道ベルが帰国しないとできないし。


さて、俺はどうするかな。 このまま朝の準備を進めたいが、紅葉が起きるまで寝顔を見ていたい欲もある。 じゃあ欲に正直に。 このまま傍で見ていよう。


「……ん」


何もせず見てたら紅葉が目を覚ました。 起きた人が全裸だとちょっとドキドキ。


「……おはよ」


「はようさん」


「……ぎゅー」


紅葉の朝はぎゅうから始まる。 俺もそれで返す。


変わった関係。 変わった見方。 変わらない人間性。


色々と変わりすぎて逆間違い探しみたいになっているが、それでももう変わった事に変わりはない。 これからはそういう世界で生きていこう。


夏らしい蝉の声とギンギラな太陽。


これまでと同じで、知らない夏が始まった。

はいどーも皆さんこんにちは

ものすごく行為を書きたかった作者です。


事細かに、喘ぎ声の一つも逃さず書きたかったです。

しかしこのまま作品が全年齢向けに設定している関係で下手に描写すると運営様から飛ばされそうなので断念しました。 知りたい人は時間があればpixivか何かにあげる可能性が無きにしも非ず。 濡れ場って文字で書くととんでもないカロリー持っていかれるので。


ではこの辺で。 一区切り着きましたが、まだまだ続きます。 またあと一山あるので。 相変わらず長すぎませんか? もう何年目ですか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。