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89/93

なんか海外は凄く暑いらしいですね。 梅雨すんごい

あちー


夏アチー


ウァチー


イグナイト! ファイヤー! バーニング! もう今回これで終わろうかな。


やべー暑すぎて語彙力終わってる。 何時もより多く失っております。 傘は回っても頭は回ってない模様。


俺もナポレオ○ズのアレ被れば回るかな。 アレ本当に回ってる訳じゃないから。


「……暑い」


「なら離れてくれませんかね」


「……これはコラテラル・ダメージ」


キメ顔で何言ってんだこいつ。 そこまで見を削る話じゃなかろうて。


にしても


今年も暑は夏い。 『四季の崩壊』だとか『季節がズレて日本は春が暑い』とか聞くけど、普通に夏がクソ暑い問題は変わってない気がする。 ただ秋が短くなっただけでは?


そんな猛暑でも我が家は快適。 我が家は。


学園は違いますよ。 我が家から学園まで距離あるし、着いたとて。 夏休みだから人が居ない場所はエアコン稼働してない。


「俺もうシャワー浴びて帰ろうかな」


「……終わってないからダメ」


「紅葉ちゃんが離れて作業してくれたら効率上がって早く終わるんだけどな」


「……これはコラテラル・ダメージ」


キメ顔で何言ってんだこいつ2nd season。 普通に右手使えなくて邪魔なんだけど。 奏士くんはどこまで行ってもそれはそれこれはこれ。


「……夏休みに学園来る意味が分からない」


「それは多分、どこぞの会長サマが夏休み前に終わらせる仕事を残したからだろうね」


「……そんな極悪非道な人が居るなんて許せない」


こいつ自分の事なのによくここまで言えるな。 暑さで脳でもトロトロになってんのか?


「……どうせもう関わらないのに後任探しとか意味わからない」


「しょうがないだろ未だにお前の後任見つかってないんだから」


本来なら選挙なり立候補なりえなりで集める後期メンバーで・す・が! なんと1人も決まっておりません。 わーパチパチ。


「……もう奏士がやればいい」


「ご存知僕貴方と同じ3年生でして」


後期学生会は2年生以下から選ぶものでして。 もしかして僕が同じクラスなのご存知ない? お隣の席でしてよ?


「……留年したらいい」


「学年首席の副会長が留年とか侮蔑の対象にしかならないから」


「……留年したら泉と同じクラスになれる」


「────────っ」


「……真剣に熟考しないで」


だってぇ……


いやね? 正直さっさと卒業したいしなんなら今すぐ退学でも良いんですよ? 奏士君もう一生遊んで暮らせるくらいの金はあるし学歴必要無いし。


でも泉ちゃんとあと1年お近づきになれるってなると話変わるよね。 同じクラスかぁ……


隣の席で授業受けて、一緒に調理実習で手料理作って、修学旅行は京都を回って〜


あ、ヤバい夢膨らむ。 ムクムクしてきた。 いや膨らんでるのは夢だけよ?


「…………ꐦ」


「……痛いんだけど」


紅葉にめっちゃ頬つねられた。 浮気じゃないっす。 ただ泉ちゃんを愛しているだけなんです。


だって泉ちゃんと最近会えてないし、なんなら前生徒会解散してからちょっと距離できちゃったし。 僕は泉ちゃん成分が不足しています。 頼金から買う写真だけじゃ足りませんよ。


「……奏士は泉の方が大事」


「私欲張りななので二兎を追うなら二兎得たいタイプなんだよね。 紅葉も留年しない?」


「……奏士の脳が暑さでトロトロ」


マジ? じゃあお互いトロトロしてる事だしトロトロブラザーズにならね? 俺大トロで紅葉は中トロ、重政は白猫だしあいつもトロで良いだろ。 良いわけあるかボケ。


「ほら、面倒な仕事はこっちで片付けておいたから紅葉はこの書類に判子押して提出してきなさい」


「……判子は?」


「君の会長デスクの上ですわよ」


「……あそこまで行くの面倒だから指噛んで血判を押す」


「そんなことしたら捨てるぞマジで」


普段はもうちょい理性的というか知性を感じるんですよ?


ただ似た者同士というか俺の悪い部分が似たというか、この娘疲れたり面倒になると雑になるというか俺と同じ思考回路になるというか。 本当に俺居なかったらこの娘どうやって生きるつもりだったんだ? 金稼げても他がダメすぎる。


「……奏士がぎゅうしてくれたら取ってくる」


「そんな事しなくても俺が持ってきたからここで押しなさい」


「……むぅ」


持ってて良かったマジックハンド。 夏服だけど奏士君の四次元制服は健在。


「……押した」


「偉い偉い。 じゃあこれを職員室のも助まで持っていこうか」


「……もう呼べばいい」


一応今は教師と生徒だからね? だから紅葉ちゃん俺のスマホしまおうね? てかなんで俺のパスワード知ってんだコイツ。


「……奏士が出してきて」


「廊下暑いからゲフンゲフン、一応会長なんだから責務を果たしなさい」


「……奏士もなんだかんだ言って暑いだけ」


「そうだよクーラー点けても暑いのにそれすら無い廊下に出て職員室まで行けるか。 お前行けよ」


「……奏士はこんなか弱い女の子をそんな危険な目に合わせるの?」


「可愛子ぶってもダメです」


「可愛いのは事実」


なんだコイツマジで。


「……彼女に優しい彼氏であるべき」


「普段ペットと変わらねえ生活してるくせにここで彼氏彼女を持ち出すな。 俺は公私混同しないからここでは副会長です」


「「…………!」」


クソ暑いのも合わさって始まりました睨み合い。 付き合いたてって言ってもこんなもんだよね。 1年も関われば付き合いたてなんて概念無いし。


「……こうなったらタコパしかない」


「何だ急に。 たこ焼きでも食いたいのか?」


「……タコ殴りパーティー」


なるほど。 どうタコ殴りされるのかで意味変わってくるな。 いや結局タコ殴りされてる時点でタコパか。


「やんのか? やんのか?」


「今謝って奏士が出しに行くなら許す」


「謝る理由が無い。 大体お前会長だろ。 たまには学生の代表らしくやってこいよ」


「……この提出に役職制限は無い。 今この場において会長も副会長も変わらない。 寧ろ、副会長なら会長の補佐をするべき」


「変わらないなら副会長が補佐をする義務も無い」


「「────────っ!!」」


\ミーンミンミンミーン/


「…………一緒に行くか」


「…… (コクリ)」


こうして、喧嘩は未然に収まった。


流れ落ちる汗、灼熱の室内、蝉の声。 暑さは人を狂わせると同時に冷静にさせる。


「…………帰りにアイスでも食って帰るか」


「……お腹空いた」


「ついでに昼飯も食ってくか。 いや逆か」


朝から学園で何してんだろうね僕達。 暇なのかな。 暇じゃないはずなんだけどな。


書類一式を持って廊下に出る。 あっつ。 節電だかなんだか知らねぇけど、暑いんだから廊下の空調ガンガンにしろよ。 暑すぎるだろ。


「……着替えたい」


「普通にシャワー浴びたい」


「…………でも着替え持ってきてない」


「同じく」


やべぇ今「も助から奪うか」って発想出ちゃった。 流石に人の服着たくないしやめよやめよ。


「……暑い」


「俺はさっきからずっと言ってるぞ。 離れろって」


紅葉ちゃんはね、朝登校する時は右手を繋いでるし、仕事してる時は腕に抱き着いたままだし、こうして職員室まで行く間も腕を組んでいる。 普通に暑いし重いし邪魔。


「……ずっと一緒って約束したから離れる訳にはいかない」


「世の中には例外というものがありまして」


「……奏士は私と一緒は嫌?」


「うん」


家なら良いけど普通に学園だし。 人の目線あるでしょ。


「……帰ったらぎゅうしてやるから学園では離れなさい」


「……むぅ」


紅葉ちゃん凄くご不満。 そんなに蚊柱ぐるぐるさせて……君は世田谷育ちか何か?


必死に我慢して手を離した紅葉を連れて職員室に。 あ〜涼しーい。 すいませーん霜月せんせーい!


「夏休みなのに何やってんだお前ら。 暇か?」


「そういやコイツ俺達が暑い部屋で作業してる中涼しい職員室で優雅に仕事してたんだよな……紅葉、俺こいつのこと3発くらい殴っても許されそうじゃね?」


「……じゃあ私は5発」


「何だ急に」


いや、ちょっと憂さ晴らしを。 職員室だってのについうっかり素が出ちゃった。


「まいいや。 霜月先生、学生会長選挙の書類です」


「は? なんで俺に?」


「ちっお前マジか……一応、貴方顧問ですよね?」


「あ〜……そういや最近行ってないから忘れてた。 まいいや。 じゃああとこっちでやっとく」


「……7発」


「……10連」


「パチンコの話か?」


お前に叩き込む拳の話だよ。


「おう、じゃ帰っていいぞ。 あ、生徒会室でおっぱじめるなら施錠と換気しろよな」


「18」

「……18」


「じゃあ合わせて36だな」


「……ツインで行く」


「アイスの話か?」


お前にぶち込む拳の話だよPart.2。


今この場で入れたい気持ちもあったが、教師の目があるし職員室汚すと掃除が面倒だからやめておこう。


けっ! 今日のところはこれくらいで勘弁してやるよ!


「……失礼しました」


紅葉と大人しく引き下がる。 この鬱憤どこで晴らそうか。


「……この後暇?」


「暇っちゃ暇」


もう夏のイベント用の原稿はどれも終わらせてあるし、販売するグッズも発注済み。 今日やる事って言えば家に帰って一人で遊ぼう3DS! そういや2DSって全然見ねぇな。


「……遊ぼ」


「良いけど。 何すんの?」


「……ゲームセンター」


「ゲーセン? 何か新規イベあったか?」


「……ちょっとストレス発散」


「なるほど」


俺もまだ音ゲーのイベント終わってないし、付き合うとするか。


というのが半分、もう半分は『ゲーセンなんて無法地帯に紅葉ちゃん放り込んで大丈夫かな』がある。 だいぶ古いゲーセン感。


「……帰ってお着替えしたらデート」


「あぁこれそういう枠組みなん?」


「……付き合ってから一回もしてない」


お家デートなら毎日してますよね? っていう反論じゃダメですか? そうですかならしましょう。


いやー なんか思ってたよりデートの発想に至らないというか、意識してないというか。 お互いインドアだし外暑いし。


「……本音を言えば奏士から誘って欲しい」


「……デートしようぜ」


「……どうしてもと言うなら行く」


なんだコイツ。 脳以外もトロトロになってんじゃねぇの?


「……♪」


まぁなんか楽しそうだしいいか。 奏士君は平和主義なんだ。 何も起こらないに越したことはない。 さっきまで教師殴ろうとしてた奴の発言である。


「……ちゃんと勝負下着にする」


「そこまではしなくていい」


「……ちゃんと上下同じ色」


「あーた普段から同じ色でしょ」


というか9割白だからどれ選んでも基本同じ色でしょ。 稀に青系なだけ。


「……奏士は女の子に夢見すぎ」


「そんな事ないだろ」


「……私だって上下違う時くらいある」


「はーん」


「……一昨日は上が白で下が肌色」


「パンツ履きなさい」


この娘はまーたノーパンで過ごして……ベルじゃないんだから。 普段から『風呂行く時は着替えの確認しなさい』って言ってるのに。


……ん? 一昨日?


「待って? 一昨日って確か一日中俺の部屋にいた日だよな」


「……スースーしてちょっとドキドキした」


「なるほど変態か」


「……奏士もやってみるといい」


「絶対やんねぇよバーカ」


──────────────────────────────


「……たでー」


「……ただいま」


やー遊んだ遊んだ。 昼から夕方まで遊んじゃったよ。


「……家は涼しい」


「着替えたのに汗かいたしな」


あ〜すずぴ〜


「重政〜 君の大好きな俺のおかえりだぞ〜」


「(帰れ)」


どうしよう飼い猫に無言で帰宅を促された。 ここ俺ん家なのに。 土って意味? それとも私?


「……私より先に重政」


「君は昼に散々したでしょ」


「……あの程度で満足すると思ったら大間違い」


て訳で再びぎゅうタイム。 このままだと魔王になってしまう。 72変化してしまう。 変っ……身っ! 変化のやり方斉天大聖じゃねぇか。 誰に伝わるんだこれ。


「けっ」


重政から舌打ちされた。 ごめんねでもこうしないとこの猫さん満足しないから。 後でお前にもするから。


「ソージー、クレハー、居マスカー?」


紅葉とぎゅうしてたらベルがやってきた。 ちょっと気まずい。


「おっと、種付け前に失礼」


「さーてどっから訂正してやろうか」


まず種付け前だと思うなら入ってくんなよ。 部屋帰れよそれかどっかホテル泊まれよ。 アパでもなんでも。


「……何?」


「ちょいと2人に言っておくことがあり申して」


「……何その口調」


「てか何その荷物。 夜逃げ?」


まだ夕方よ? 夜逃げって深夜にやるものよ? もしかして夜を知らない? 静岡県民?


「実は、これからワタシ達はイギリスに帰省シマス」


「……急」


「いやーちょーっと予定が前倒しになりましてな」


てか、帰省予定そのものが初耳だったんですけど。 そういうの大家兼食事番の俺に普通言わない?


「……期間は?」


「大体1週間デス。 もしかしからちょーっと伸びるかも?」


「……お土産よろしく」


「まっかされマシタ!」


「空港までどうすんだ? あれなら乗せるくらいはするが」


「問題なっすん! アズサ達に手配して貰ったからソージは家で帰りを待つだけデス!」


……なんかベルにしてはやけに手際が良いな。 もっとこう、帰るのをごねたり紅葉を連れていこうとすると思っていたが。


「……青葉は?」


「今ハナと今生の別れをしている所デス」


「する訳ないでしょう」


うわ後ろからヌッと出てきた。 気持ち悪。


「どうしたロリコン。 嫁との別れは済んだか」


「ロリコンではありません。 華さんなら多少お涙を頂きましたが、最後は快く」


「はーん」


ちっ なーんだ本当に別れたら面白いのに。 奏士君はこうなってもカスのまま。 変わらない味だね!


「ですので、奏士殿には早く帰れるよう頑張って欲しいものです」


「なんで俺が頑張るんだよ」


「……失礼。 失言でした」


どうしよう今ここで聞き出さないと手遅れな気がする。 でもこいつ口割らないしなー


「では行って来ます! あ、そうそう」


「あ?」


「えーっと──────思い出した! キョーヘイ達も1週間くらい皆で旅行だから誘われても遊べないって言ってマシタ! サユリも今避暑地だって」


「……いや誘わんし」


奏士君そこまで交友広くないよ? 未だにあいつらは同居人の友人又は紅葉の友達なので。 俺から遊びに誘うことは一切ない。


「バイ!」


「では」


ベルが最後に敬礼してった。 死地に行くのか? アイツの地元イギリスの何処か覚えてないけど、今ってイギリスそんな危険な場所じゃないだろ。 ロンドンは雨が降るらしいけど槍とか鉛玉が振るわけじゃあるまいし。


「おっと忘れてた」


なんか戻ってきた。 はよ行け


「クーちゃんクーちゃん」


「?」


ベルが手招きしてる。 紅葉ご指名? より嫌な予感するんだけど。


「ごにょごにょごにょごにょごにょごにょ」


「……!」


なんか廊下でごにょごにょしてる。 聞こえないように襖閉めて話してるあたりより嫌な予感。 奏士君どうなっちゃうの?


「────ガンバっ☆」


あ、紅葉ちゃん帰ってきた。 なんか逆に送り出されてなかった?


「何だったん?」


「……ちょっと秘密」


「……ちょっと?」


なんか紅葉の眼がガンギマリなんだけど。奏士君死ぬの? 付き合うと死ぬとかそんなエロゲーのバッドエンドじゃないんだから。 そういや主人公の前世が魔王の奴も後輩を受け入れるとバッドエンドだったな。

はいどーもみなさんこんにちは

スマホケースを新調したらめちゃくちゃ滑りやすくなって落とす回数が増えた作者です。 以前スマホケースを落としすぎてバキバキになったから変えたのにまた変える羽目になりそうで怖たん。


私の相方はiPhone11とかいう時代遅れを未だに使っているので、キャラケースが出ても対応機種に無くて毎度涙を流します。


ではこの辺で。 次回もお楽しみに。


機種変しようかなぁ……でも今iPhone高すぎるもんなぁ


でもiPhoneじゃないとオレカバトルできないもんなぁ

Androidでも出してくれないかなぁ

しかし世のキャラケースはiPhone基準だからAndroidだと対応機種に無くて使えない可能性が高い

我々は一体何にお金を払ってスマホを選んでいるのでしょうね。

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