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神に挑む  作者: ライプにっつ2
神に挑む
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第二十五話「人質」

「クッまだ見つからんのか勝は!?」

「はい、全国に張り紙を貼って捜索しているのですが」


 僕は焦っていた。

 僕は最初に神に選ばれしもの。

 しかもその頭脳を買われて相手の情報を知り得るという名誉ある力を手に入れた。


 そのプライドにかけて、彼を意地でも捕まえないといけない。


「新木様、あまり顔色がよろしくないようで」


 アルベルトが僕の顔色を伺った。

 他にも神に選ばれし者たちが僕の元へ集ってきている。


 僕の身は安全だ。

 だがやはりプライドに関わる。


 彼の動きが全然ない。

 諦めたのだろうかと思惑を巡らしたこともある。


 だが彼の能力は成長する。

 それに神に選ばれしものたちが増えたってことは。

 まだやつは力を蓄えていると、いうことだ。

 

 警察達には全国へ張り紙を張り、勝に関しての情報を集めるように指示してある。


 大丈夫、もうじき彼は見つかる。

 しかし、どうしたものか。

 

 仮に見つけたとしても勝のことだ。

 証拠隠滅を図り警察を潰しにかかるかもしれない。


 神に選ばれし者たちも派遣しようと思ったが、勝の力は計り知れないし悪手すぎる。


 どうした……ものか……。
















 神奈の機嫌は治ったみたいだ。

 俺がしばらく公園で休んでホテルの自室に戻ったら


「おかえりなさいませご主人様にゃん」


 と意味の分からない出迎えをしていた。

 まあ機嫌が治ったとして、どっか頭をぶつけたなありゃ。


 それはいい。

 問題は目の前に起こっている。


 最近増えてきているのだ。


 俺の顔を見て、悲鳴を上げて逃げるやつが。


 理由はすぐに分かった。


 俺の顔を乗せた張り紙がところ中に貼られていたのだ。


 誰の仕業だ。

 としばらく思考しているととある人物を思い出していた。

 新木新。

 オルトンや神のことばかりに気が取られて彼の存在をすっかり忘れてた。


 なあに今の俺の力だ。

 彼らは簡単には手を出せまい。


 せいぜい足掻くがいいさ。


 いつもどおり走った後でホテルの自室に戻る。


「ただいまあ」


 あれ? 返事がない。


 まあ彼らのことだ。適当にどこかぶらついているのだろう。

 金は錬金術で俺が作っておいたしな。




 数日後。


 おかしい。

 康夫と神奈、誰ひとりとしてホテルの自室にいない。


 まさか神奈が俺に飽き飽きして康夫とかけおち!?

 ありうるかもな、うん。

 別に好き勝手やってもらっても構わんが、神奈の能力は俺にとって意外と重要なものだ。

 出来ればそばにいてほしい。

 まあ急いではいないが。


 ということで呑気にテレビをつけた俺の耳に衝撃的な内容が入る。










「勝。康夫と神奈を人質に取った。」 

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