神技術
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食後皆で移動を行い少し離れた左岸に行く。調度小川を少し下った所に広場の様な場所があり、神技術を知るためと連れて来られた。
「ではまぁ見た方が早かろうて。ミィ見しておやり」
「ほい!‥‥‥精霊様見せる?」
「‥‥‥一応な」
ミコは既に精霊と契約をしていると聞いたが、どんな神かは知らない。少しわくわくするな。
「いでよ!我がみこの何おいて〜火之迦具土神!」
するとミコの眼の前に火を纏った精霊が登場する。カグツチといえば。。かなり凄いんではないか?
眼が火に慣れ、良く見るとそこにいたのはあまりにも酷い。。なんだこりゃ!?
「あの。。婆様グロテスクなあれは‥‥‥」
「火之迦具土神様は生まれ直ぐ殺された神じゃて。言わんでも分かる。生まれて殺された理由はあの見た目。初めて生まれた神じゃったので。。皮がないんじゃ」
―――それは精霊と理解するには時間がかかる。単純に皮膚が無いと言うより。臓物の集まり以外何でも無かった。うにょうにょ動く姿はもはモザイク案件そのものである。
トコトコとクラミツハが近づき、つんつんと突っついてる‥‥‥びくっと揺れる有様は何というか‥‥‥
「あい!カグツチさんはうにょうにょと今日も元気!
では行くよ〜”カグツチノモエサカルヒノキヲヤイバトモチミエタモウ”‥‥‥炎刃!」
おぉ!ミコが手を上げると同時に炎の刃が出てそれが思う通りに木々ヘ向かう。木は切れて、まるでゲームの様な魔法だ。炎刃はいくつか作られ思う所に飛んでいく。
「ふふふん♪良く見てねスイ。では神技術―――金魚花」
ミコの顔つきが変わった。
付き出された手を上下に重ねその周囲に炎刃が複数現れる。炎刃は回転しつつ集り、刃でできた金魚が現れた。炎の温度が更に上がり僕の位置でも熱い。
「いけ!金魚花!」
炎の金魚は飛び出し前方に一斉に炎刃を飛ばす。一つ一つの大きさは単体より大きくないが、それ以上に数が半端ない。前方は大きく炎で焼き付け広範囲に焦げの跡が残る。
「これは。。凄い!ミコ」
「へへへ〜おっと、ちょっと疲れたかな?たくさん気を使った〜」
ふらふらとしてそこに尻をつきペちゃんと座り込む。既にカグツチの精霊は消えていて良くやったと婆さんが頭を撫でる。
「ミコは火の精霊と契約しとる。単にその能力を出す他に操る事もできるのじゃ。”金魚花”はミィっ子が考えた神技術。他の神々でも似たような事はできようが、使えるのは創り出したものだけじゃのう」
「ミコって凄いんですね」
「この場合ミィより精霊の力じゃな。火之迦具土神様は原初の神。その能力は他に比べて比類ない大きな力」
「良く見つけれましたね」
「‥‥‥森で比較的に見つかる神ではあるのじゃが。。あの容姿じゃろ?死体しか見えんので契約者はほぼおらん。‥‥‥ミィは良く触れるなと思う」
確かにあれは神という前にこの世の者とは思えない。僕の脳裏には既にモザイクがかかる。横を見るとぐちゃぐちゃなその塊をミコは「いい子良い子♪」とナデナデしてる。。まぁ血塗れだ。
こっちに気が付いたのか、クラミツハが寄ってくる。あぁ。。良かったかわいい精霊で。
「クラミツハだったけ?あれできるかな?」
「クークー!」
精霊との会話はできないが、なんとなく力を分けてもらえた気がした。身体に暖かいものが巡っていると錯覚し。手を上げるとその流れが手先に向かうように。これが気というものなのか。想像して力を溜める様に集め‥‥‥
「よし!水球!」
‥‥‥ぽちゃり。
「クークー!‥‥クー?」
確かに水は出た。予想している様に水球の形で。
‥‥‥ただ気が足りないのか目の前でぽちゃんと落っこちた。
「ふははっ。いきなりでできないよ♪」
「‥まぁ何度か試してみるがよい。初めてで具現化できたのは吉兆じゃ。そのうちミィっ子みたいにできるはずじゃ」
―――その日は一日中その小川の左岸で練習をした。
「もっとぶわぁっと!手からボン!って」「違う違う!抜けてるよ〜集めて」「神技術はイメージ!どれだけイメージで決まるの!サン、ハイ!イメージー♪」
‥‥‥全く参考にならない。が、数をこなすうちに徐々に距離が伸び、水球に至っては初めミコが飛ばした炎刃くらいまでは飛んだ。
ただスピードは形成も飛ばす速さも全然だ。
初日終えた時には三つほどの水球を作り、ダウンした。
しばらく神技術の修練が続きそうだ。
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