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荷物持ちのお荷物だったおっさん、その荷物はチートでした。  作者: 忍絵 奉公


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第5話 熊王誕生?


朝。

クレスタが目を覚ます。

熊毛皮が暖かすぎて熟睡。

「いい毛布だなぁ」

と上機嫌。

朝食に昨日の熊肉を焼く。

食べながら、残りを収納して、出発。

すると妙なことに気づく。

鹿を発見。

だが目が合った瞬間、

ピギャアアアア!

逃走。

「なんだ?」

さらにウサギ。

逃げる。

猪。

逃げる。

猿。

木の上から悲鳴をあげて逃げる。

「今日は動物が変だな」

本人は気づかない。

原因は熊の毛皮。

しかも巨大熊の臭いが染みついている。

森の動物からすると、

「縄張りの主が歩いてる!」

状態。

大パニック。

クレスタが歩くたびに動物たちが逃げていく。

そのおかげで危険な魔物まで避けていく。

本人は知らない。

昼頃。

川を発見。

魚が大量にいる。

手づかみで捕まえようとするが失敗。

その時。

川向こうに巨大な狼型魔物が現れる。

普通なら危険。

だが狼型魔物はクレスタを見る。

熊毛皮を見る。

臭いを嗅ぐ。

そして。

キャン!

と鳴いて全力逃走。

「?」

クレスタ困惑。

「最近の魔物は臆病だな」

違う。

お前がおかしい。

夕方。

木の実を採取。

果物を発見。

順調すぎる旅。

そして夜。

森の動物たちの会議。

鹿。

猪。

狼。

猿。

狐。

みんな集まる。

議題。

「森の主が現れた」

実際はクレスタ。

しかし誰も知らない。

熊毛皮を着て二本足で歩く異形の存在。

しかも巨大熊を狩った臭い付き。

動物たちは震え上がる。

その頃クレスタ。

「明日はもっと南へ行くか」

爆睡。

森中で最も恐れられている存在になったことを知らずに。



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