2-1-3「それじゃあ……ニューヨークへっ、行きたいかーっ!」
「それじゃあ……
ニューヨークへっ、行きたいかーっ!」
「気にしなくていいよ、本庄」
「あ、うん」
「スルーしないで!!!」
・・・・・
「えー……コホン。
それじゃー、今から本庄におさらいのクイズを出そうと思います! 問題は全部で、えー……何問だっけ?
――まあいいや! それじゃあ一問目! 問題っ! デデンッ!」
\デデンッ/
「ビブリオバトルの発表者のことをなんと言うでしょーか?」
\ピンポンッ/
「バトラー!」
\ピポピポピポ/
「せーかい! 『執事』って意味もあるな!」
……執事?
「えっと、同音異義語……的な?」
「そうそう。『雨』と『飴』みたいなやつな! あとはー、えーと――」
「司瑞」
「……続いて第二問!」
マッハで戻った!
\デデンッ/
「……問題です!
バトラーの発表時間は何分でしょーかっ!」
\ピンポンッ/
「5分!」
\ピポピポピポ/
「正解っ。発表時間はきっちり5分! それ以上でも以下でもなし! (観上がこわいから)次!」
今オレ、テレパシー使えたような気がする……!?
「あっ、本庄」
「ん?」
「……これ早押しだからさ、わかったら途中で答えてもいいぜ?」
「え、あ、うん」
……なんだろう、この怪しい表情。メガネめちゃくちゃ光ってるけど……。
「――んじゃ、問題!」
\デデンッ/
「発表が終わると――」
\ピンポンッ/
「質問!」
\ベッ/
「え」
「――に、入りー? まーすーがっ!」
ある! テレビのクイズでよくあるやつ!
「ふふーん……」
めちゃくちゃ嬉しそうな顔してる……。言いたかったんだこれ!
「……質問タイムも発表と同じきっちり時間を守って行われる、さて○か×か!」
\ピンポンッ/
「×!」
\ピポピポピポ/
「せーかいっ。いきなりすっげえ曖昧だよな、2~3分て。タイマー鳴っても過ぎる時あるしな! んじゃー次!」
\デデンッ/
「………………」
「………………」
……なんだろう、この『間』?
居合斬り、みたいな……一触即発、みたいな感じ。
……なんか丸い草転がってきそう。西部劇――本物は見たことないけど。
――荒れ地、向かい合って、決闘の構え……
ひゅごー……。
「すぅ………………」
――息の音。
来る、司瑞が抜く、構えて――!
「――――うちの兄ちゃんの名前フルネームでお答えくださいっ! どうぞ!」
「ええっ!!?」
ピストル落としちゃったけどオレ!?
「……じゅーう、きゅーう、はーち……」
「カウントダウン!?」
「なーな、ろーく……」
「あっ、えーとっ――しみ」
「本庄押して、押して」
「あ」 \ピンポンッ/
そうだった、早押しクイズだこれ!
「律儀だね本庄」
「司瑞メイ、……さん!」
\ピポピポピポ/
「ふたり合わせて明鏡止水ってな!
『明鏡』って『くもりの無いピッカピカの鏡』って意味らしいぜ! おれのメガネみたいだな! しゃきーんっ」
うん、ひかってるひかってる。
「よしじゃあ本庄! ついでにおれの名前は!?」
「ええっ!?」
いや、ちゃんとわかってるけど……?
「……司瑞鏡、ていうかいま自分で――」
「じゃあ観上は!?」
「えっ!!? えっと――観上、……詩穏!」
「正解! 意外とかわいい名前いてて」
「……本庄、津田の名前は?」
「え、観上!?」
な、流れるようにつねってた……。
「えっと、津田憐!」
「うん。じゃあ緩井」
「緩井類!」
「正解」
「……お! オールパーフェクトだな、本庄!」
あ、司瑞復活。
「――よし!
じゃあ――」
\デデンッ/
ここで!? えっ、じゃあ今のなに!? 練習問題!!?
\ピンポンッ/
「――えっと書川、書川氷河!」
\ピポピポピポ/
「……おれまだなんも言ってない……」
「え、…………あ、ごめん、なんかそういう流れかなって……」
「司瑞、手のうちバレバレ」
「くそー、自明のアレだったかー!」
「え、……えっと」
たしか『理』だっけ――じゃなくて!
「ごめんね、今のはさすがにフライングっていうか――」
「……司瑞が『わかったら途中で答えてもいい』って言ったんだし、別に本庄が気にすることはないと思うけど」
「お、観上の貴重なデレ痛っ!?」
オレの見えないところでなにかが起こっている……。机の下とかで。
「つー……!
……すごいな本庄! ナイアガラだな!」
「えっと……?」
川から滝にレベルアップ……?
「えー、てことで……。『第一小学校4年2組の男子で津田たちといることが多いクールで気ままなあの子の名前は?』、答えは『書川氷河』でした! 本庄に拍手!」
「にゃんこ」
たしかに、犬よりネコって感じがするけど!
「てか司瑞飽きてきたでしょ」
「えへへ……バレた? てへぺろ☆」
ネコ……。書川は……そうだな、黒猫かな? 髪の毛、黒くてふわふわしてるもんね。静かなほうが好きそうなのもネコっぽい。
「……なにニヤニヤしてるの、本庄」
「え」
観上こそ何、その『しょうがない子だなあ』みたいな顔……?
「うん。なんかすごいニコってしてた」
「司瑞まで」
オレ、そんなにニコニコしてた……?
「いや、もうマイナスイオン出てそうだったぜ?」
「そんなに?」
「……で? 何考えてたの、本庄?」
「あ、……えっとね、なんかね? 書川、黒猫みたいだなって……」
「……まあ、三毛猫ってことはないだろうね」 ぺらり
「そうだな、スフィンクスって感じでもないしな!」
「スフィンクス……?」
って、エジプトの……?
「あ、本庄本庄」
このちょっとドヤっとした感じは……豆知識チャンス、かな?
「――あのさ、黒猫がさ? 『目の前を横切ると不幸になる』……ってやつ、聞いたことない?」
「あ、うん。聞いたことあるかも」
「でもさ、実はそんなこともないんだぜ? 逆に『目の前を通ると幸運が訪れる』って言われることもあるんだって」
「へー……!」
そうなんだ……! 司瑞、本当にいろんなこと知ってるなあ……。
「そういうのってさ、なんか案外気の持ちよう? ――なのかもな!
『不吉な存在』とか言われたりするらしいけどさ、『魔女の手下』だー、とかさ。でもふつーにかわいいじゃん。飼ってる人もフツーにいるじゃん?
だからさ、……なんていうかさ、書川との出会いとか……街の巨匠に感謝的なサムシング……?」
「……全然まとまってないけど」 ぺらり
「キミの瞳に関白宣言……」
な、なんか、だいぶ混乱しちゃってない……?
「……えっと、司瑞、大丈夫……?」
「……問題です」
\デデンッ/
「ここで!?」
「……本庄。
おれの言いたいこと、140文字以内でまとめて?」
「国語のテスト!!?」
「配点は10点です……ガクッ」
わざとらしく倒れた――!!?
「作者急病のため連載はお休みいたします……」
「え、ええ……?」
えっと……オレ、どうしたらいいの……?
――ぱたん。
読んでいた本を閉じて、観上がそっと口を開いた。
「本庄、休憩しようか」
「……う、うんっ」
「飲み物って持ってきてる? 僕、下に買いに行くけど」
「えっと、じゃあ一緒に――」
「え!? 待って、おれスルー!!? ちょ、置いてかないで――!!?」
投稿時点での後書き:
なんか行けそうだったので唐突に改稿アンド更新!!!!!! 一年以上更新されていませんに陥るキキをあと一週間ちょいのところで回避!!!! こっちは黒猫のジジ!!!!!(徹夜明けテンション)(司瑞のテンションも混じっている)
ところで下書きに「2019/09/15」って日付メモしてあった。今何月だよ。
なんか今後含めて「話の順序的に繋がりおかしくない?」「書き方もしくはテンション違くない?」 みたいな部分出たりしてたらごめんなさい。ていうかこの時点でもうだいぶ出てるんだよな……。
前の話から早押しボタンの音の表記を変えていたようなので多分あとで修正する。あとバトラー講座も(間違えて改稿してしまったので)最新版に切り替えとくね。茶番が少し減ります。
続きも改稿してたけど次に挟もうとしてた幕間エピソードが思いの外(筋は変わらないまでも)変更多くて終わってないんだけど先んじて投稿してしまってもいいかな? \いいとも~!/





