2-1-2「コロンビア!」
まだ茶番
「……て、ていうか早く進めて! このままじゃオレ、体力もたない……」
「もー仕方ないなー本庄くんはー。……ちょっと待ってな?」
司瑞にニヤッとされると妙に緊張する。観上の次に怖いかもしれない……なに起こるか分かんない感じが。
……もし観上がニヤッとしたらそれこそ命の終わりって感じだと思「本庄、今ヘンなこと考えて――」
「ないないないない!!!! 絶対ない!!!!! 気のせいだよ絶対気のせいだよ観上!?」
あわわわわわわわわわすごい、ヒトってあわてるときホントにあわわって頭なるんだあわわわわわわわわわ……!
「おうっ!? ……本庄! 本庄!」
……しく!」
「え、――さんじゅうろく!」
「そこは『はっく』って言ってほしかったなー」
「えっ!? ……あ、『四苦八苦』!?」
要するに今の状況!?
「えーほら観上くん、圧かけるのもそのへんにしたまえ? あ、本庄はこっち見てて」
……ん?
なんか手元にある……道具? 隠した……?
「……ふふーん」
なに!? なに隠してるの!? なんでそんな見えないように……。
……司瑞、すごいニヤニヤしてる! なに、なに隠したの!? 気になる……!
「テッテレー! 早押しボタン~」
「ドラえもん!!?」
司瑞のかばん、たしかになんでも出てきそうだけど!
「……は、早押しボタン?」
なんかぐるぐる巻きだけど……。
「うん! ……えーと、コードほどーいてー、そんでー、USBを……刺してーの……? ――あ」
ある、一回『カツッ』ってするよね……!
「……えーと? ひっくり返しのー……。……よし! じゃあ本庄これ持ってね」
ええと……、答えるときに押すやつ……で、いいのかな? これ。
『出題』
『解答』「えちごせいかっ!」
『不正解』
「早い、本庄早い! てかそれズルい!」
……しまった、ついなんかとっさに!
「もー、しょーがないなー本庄ー!」
「……とか言いつつ〈すっげぇわかる〉って顔」
うん、観上の言うとおりな顔してた。
「まあ、だって押したくなるじゃん? おれアマゾン川ね」
アマゾン川……?
「よし、観上!」
「やんないよ」
無言の「えー」出た!
「…………」
……ふりこ! ふりこみたい! 時計の! うったえてる!!! 動いてうったえてる!!!!
これは観上もいやおうなしに気にな――ってない! 無視! 完璧に無視!!
「~~~~…………!!」
観上ごと揺らしはじめた!?
でもフツーに本読んでる! 動じてない! ……フツーにページめくった!!!
……観上、ジェットコースターでも本読めたりしない……?
「…………………………みか」
『出題』
ここで!!?
「……アマゾン川で」
『解答』「ポロロッカ!」
『正解』
すごいドヤ顔だ……!
「気が済んだ? ――司瑞それやめて、うざい」
たしかに、その顔とポーズでドヤられたらちょっと。
「コロンビア!」
国の名前……だよね? なんか関係あるのかな。
あ、今のクイズじゃなくても、関連するネタ、みたいな……?
「本庄が変な顔してる」
「あ、ホントだ。おーい?」
……なんか決めポーズ、みたいな……。……誰の?
で、「コロンビア」は掛け声みたいな。「よっしゃー!」みたいな感――。
「本庄本庄」
「……あ」
いけないいけない、推理してる場合じゃなかった!
「クイズ本番していい?」
「――あ、うん。おねがいしますっ!」





