リキのメンバー落ちの理由が明らかに…!!!
私は昨年、メンバーに入れず、悔しい思いをしてきました。「今年は絶対メンバー」になる。
それだけを目指して走ってきました。
なので代表になれた事がとても嬉しいです。
ただ、学校代表として自覚を持って、
チームのアンカーとして、競り合いには必ず勝ち、
先頭でゴールする事だけを考えて走ります。
夏からずっと駅伝部として、走ってきたので、
長い秋にしたい。チームとして全国に出たいです。
そう言うと葵は、大きく頭を下げた。
―――大きな拍手が鳴り止まなかった。
「それでは地区大会はこのメンバーで、
戦う事になる。代表の選手は中乃崎中の、
代表として、悔いの無い走りをしてきて欲しい。
そして、メンバーを外れた者も、
チームのサポートを全力で行って欲しい。
チームに必要の無い人間何て1人もいない。
メンバー、メンバー外関係無く、
チーム一丸で戦うからこそ、最高の結果が出せるはずだ。
皆、よろしく頼むぞ」
―――監督金子の言葉に、部員は大きな返事をした。
「そしてリキの事だが……」
「リキをメンバーから外したのは理由がある。
確かに小田の言った通り、
リキはメンバーに入れる実力がある。
ただリキは、県大会で使いたいと考えてる。
予選の地区大会を今のメンバーで勝ち抜いて、
リキを県大会で起用する。
記録会にも出場してリキには他校にデータが無いし、
隠し球として、県大会で勝負をかける。
リキのデータが無い事によって、
他校の計算が狂う事は大いにある」
―――リキの代表落ちに疑問を持っていた、
小田も納得した表情だった。
「それではこのメンバーでまずは県大会を決めるぞ」
―――そして月日は流れ、
地区大会前日を迎えた。




