地区大会前日!!!
いよいよ地区大会前日。
明日にはついに駅伝の地区大会が始まる。
全国を狙ってる、
中乃崎にとっては、通過点の大会。
まずはこの大会で上位に入り、
県大会出場を狙う。
本日は、大会前日ともあり、
軽くランニングだけをして調整を行った。
大会前日ともあっても、
少しピリピリした雰囲気があるが、
皆、決意に満ちた顔付きをしている。
「いよいよ明日は地区大会。
今までの練習の成果を発揮すれば、
間違いなく1位を取れる。
今までやってきた成果を発揮してくれ」
はい!!!!!!
―――金子の言葉に大きく返事をした。
帰り道、リキは1人で帰ろうとするが、
学校の校門には既に葵の姿があった。
「リキ君。お疲れ。一緒に帰ろ?」
―――リキは葵に彼氏が出来てから、
距離を置いていたが今日は違った。
うん。いいよ。
―――葵と2人で校門を出て一緒に歩った。
「リキ君、何か最近冷たく無い?」
嫌、それは仕方無いだろ?
「何で?」
何でって、分かってるだろ!?
―――リキは少しだけ口調が強くなった。
「私に彼氏ができたからか」
そう。
「だからって避けるの?」
あのな、葵、本音で話すけど良い?
「うん」
俺は葵の事が好きだ。その気持ちは今も変わらないし、
葵と話す事はやっぱり幸せだ。
だけど葵の事を、もっと知れば知る程、
好きになるし、大切な存在になる。
だけど、葵には彼氏がいるし、
親友でしかいられない事も分かってる。
だから、しんどいんだ……。
「そっか。恋愛って難しいよね……」
―――そう葵が言うと、沈黙だけが流れた。
あのさ、葵。
明日、応援してるからね。
「うん。ありがとう。
去年は出れなかったけど、
今年は代表になれた。
精一杯走ってくるよ」
うん。
明日はいよいよ地区大会か。
陸上部に入って、目標にしてた大会。
リキが県大会を代表に走る為にも、
チームの地区大会の突破は必須だ。
今まで色々あったな。
そもそも陸上部に入らなければ、
葵ともここまで、仲良くならなかっただろうし、
沢山の仲間もできた。
このメンバーで全国に行きたい。
明日は全力でサポートする!!!
リキは決心をした。
そして当日の朝はやってきた。
いよいよ地区大会が始まる。




