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学生魔術師物語  作者: マンボウ
魔神復活編
31/32

教団の長

大変遅れて申し訳ありません!

楽しんで貰えたら幸いです!

 淳也が三人(優樹菜、有紗、沙也香)にボコボコにされた後、淳也は一人、村の近くの丘でルウェイとカエシスに魔術(この世界では魔法だが)を教えていた。ちなみに他の三人は村長と話している。

 「カエシスはもっと集中しろ。ルウェイはそのままそれを一時間維持しろ。」

 「はい、淳也さん。」

 「これ大変だよ、兄さん…」

 二人は手のひらを上に向けて魔力を練っていた。ルウェイの手のひらには白色の球体が浮かんでいて、カエシスの手のひらには緑色の楕円形の物体が浮かんでいる。二人は魔術師ウィザードになるために淳也に魔力の使い方を習っているのである。

 にしても、この世界でも魔力に種類があるとはな…

 淳也はこの世界に興味を持ち始めていた。ちなみに淳也は椅子に座りながら読書をしている。沙也香に貰った結晶のおかけで村にある本が読めるので早速活用しているのである。

 「まぁ、暇潰しにはなるか…」

 そうして淳也は本の世界に入っていった。

 …

 ……

 一時間後、淳也は本を片付けて二人に声を掛けた。

 「ストップ、そこまで。今日の特訓は終了だ。」

 「や、やっと終わった~!」

 カエシスはその場で後ろ向きに倒れた。ルウェイも疲れたのか、淳也の方に近寄って来るがフラフラとしている。

 「淳也さんは、何時になったら魔法を教えてくれるんですか?」

 そう、淳也は二人にまだ魔力の扱い方しか教えていなかった。

 「まだ魔力の扱いだけをやってもらう。ただ今度は武器の形にしてもらうけど…」

 「ぶ、武器ですか…」

 「そう、こっからは自分達の、まあセンスによりけりだな…」

 む~、と唸っているルウェイと未だ転がっているカエシスを置いて、淳也は一人村に戻って行った。

        ☆☆☆

 淳也が村に着くと優樹菜、有紗、沙也香が仮宿の前で仁王立ちしていた。どうやら淳也の帰りを待っていたらしい。

 「別に待ってなくても構わんのに…」

 「待ってなくても、じゃない!!あんたがいないと今後の方針が決まらんでしょ!!」

 淳也の小言が聞こえたのか、有紗が凄い剣幕で淳也に近寄って来た。

 「怒鳴るな…向こうの世界には俺が戻って状況説明してくるから…」

 「ならいいわ。」

 女子三人は宿に入って行った。淳也はというと、礼司に長くなることを報告しに次元の穴を通って円卓に向かった。

        ☆☆☆

 淳也は円卓に着くと携帯を取り出し、礼司に電話した。

 プルルルップルルルッガチャッ

 『何だ淳也、まだ行ってなかったのか…』

 「はぁ?八時間位は過ぎたと思うが…」

 そこで淳也は携帯の電波時計を見た。すると時間は進んでいなかった。黙っている淳也に礼司は話の続きをした。

 『八時間も経ってないぞ…どういうことだ?』

 「まぁ、疑問にはまた帰ってきたら答える…」

 『おいっ、まだ話は』

 プツッ

 淳也は問答無用で通話を切った。何故なら、

 「直接お前が敵である俺達の本陣に乗り込んで来るなんてな…」

 淳也の前の景色が歪み、黒縁眼鏡を掛けた黒髪の女性が現れた。歳は二十歳前後に見える。

 「あら、私はあなたがこの時間に、一人でここに来ることはわかっていましたから…」

 「教主の未来視は健在か…悪趣味にも程がある…」

 教主とは幻魔教団の最高位の司祭に与えられる称号。つまり、魔神を復活させようとしている組織の長である。

 「久し振りにあなたの『あの神器』が見れるかしら?」

 「はっ、得意の未来視で見りゃいいじゃねえか。」

 淳也の言葉に教主は大真面目に答えた。

 「未来ばかり視ていてもつまらないわ…」

 「………」

 「何よ…」

 この時の淳也の顔は、コイツこんなキャラだったっけ?、といった顔だったのだが、教主はサッパリわからなかった。

 「まぁ、今風の口調になったのは誉めてやる。確かあんたの歳って」

 メキョッ!!………ドガァァン!!

 何かを言いかけた所で淳也は教主の左ストレートを顔面に喰らい、後ろの壁にめり込んだ。

 「てめぇ、弁償するんだろうな!!」

 「そこっ!?」

 壁には変な人型にくり抜いた様な穴が開いていた。淳也は用は済んだとばかりに、次元の穴に入ろうとした。しかし、

 「ちょっと待ちなさい。」

 という教主の言葉に止められた淳也は、不快感も隠さずに聞いた。

 「まだ何かあんのか?」

 「魔神は復活するわ、必ずね…」

 教主はニヤニヤしながら言った。淳也はそれに不適に答えた。

 「あんたが魔神に加勢しないのなら、恐らく俺は負けない。」

 そう言い残して淳也は次元の穴に入って行った。

 「一体その自信はどこから来るのかしら…」

 教主はその後、礼司が来るまで円卓の椅子に座っていた。そして礼司がキレて円卓を半壊にするのは、また別の話。

         ☆☆☆

 淳也が異世界に戻って来たとき、彼の眼前には燃える森とカエシス達の村があった。

 「どうなってやがる!?」

 淳也はひたすら走った。そして村の前では凄惨な光景が繰り広げられていた。

 「こ、これは…」

 村では大量の魔物が村人達を食べていた。

教主の歳は、そのうち(たぶん)出てくるでしょう(^_^;)

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