表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
学生魔術師物語  作者: マンボウ
魔神復活編
29/32

村長クエスト

遅れてしまって申し訳ないm(_ _)m

風邪気味で更新が滞る時があるかもしれませんが、読者さんの寛大な心でお許しくださいm(_ _)m

 淳也は森に入って十分ほど歩き続けた。すると後ろから有紗と優樹菜が追いかけて来るのを見て嘆息した。

 「はあ、お前らかよ…つーか優樹菜は戻ってあいつらの手伝いして来い…この残念な…失敬、怒りやすい女の護衛しとくから…」

 優樹菜はそれを聞いて嫌そうな顔をしたが、連れて来てもらっている立場なので何も言わず戻って行った。

 「あんた今私のこと残念な、何て言おうとしたのかしら?」

 有紗は怒りの目線を向けながら言った。淳也は面倒くさがりながら答えた。

 「別に胸の事を言ったんじゃねぇぞ…」

 「じゃあ何?」

 すると淳也は自分の頭をコツコツと人差し指で叩いた。

 「何だそっか残念な頭か~、よかったよかった…ってよくなーい!!」

 ドゴッ!!

 「コフッ!!」

 淳也の隙を突いて有紗の左ストレートが、淳也の鳩尾に突き刺さった。 

 「ゲホッゲホッ!!マジで殴んな!!」

 「あんたがいけないのよ!!」

 淳也は言い返したが、逆ギレされるだけであった。というよりも淳也が悪いので有紗がキレるのは当たり前である。

 二人が森を抜けた時、眼前には小さな村があった。カエシスも何やら老人に話している。

 「ほぉ、異世界に来て村に着くなんざ、どこのRPGだ?クエストなんて受けないぞ…」

 「いいじゃない、ファンタジーは好きよ!!」

 淳也は有紗が楽しそうだったので言わなかったが、村人達の顔は余りいいものとは言えなかった。

 淳也はカエシスと話している老人の元に向かった。老人の顔は柔和でとても優しそうである。

 「ふぉっふぉっふぉ、あなたがウィザード様ですかな?私はこの村の村長をやっとります…」

 「ウィザードと言うより魔術師だな…」

 淳也がそう言うと村長はなる程、と言いながら頼み事をしてきた。淳也にとってはそれが鬱陶しかったのだが。

 「迫り来る魔王軍に備え、王都に行かなければならないのはわかっております…しかし、近くの魔物の巣だけでいいのです…」

 「駆除してくれ、か?」

 「どうか、お願いします!!」

 村長が頭を下げると周りの人々も、頭を下げた。淳也は断ろうとしたが、王都の場所を聞かねばならず一人煩悶としていたが、

 「わかりました!!」

 という有紗の言葉により淳也は黙考を止めて有紗に突っかかった。

 「お前勝手に承諾すんな!!」

 「いいじゃない、村長クエストよ!!」

 「ヤドカリハンター4Gか!!」

 勿論二人のやり取りは小声である。村人達はというと、有紗が承諾したので喜んでいた。

 「早速お願いしたいのですが…何かいるものはありますかな?」

 「いや、結構だ…ああ、駆除した後王都の場所を教えてくれ…」

 「そうですか、わかりました。その時はカエシスを同行させましょう。」

 淳也はふとここで思った事があった。

 「そんなに複雑で遠いのか?」

 「ざっと三千キロメートルだよ、兄貴!!」

 「あ、兄貴?ちょっとあんたこの子に何を言わせてるのよ!!」

 「カエシス、兄貴は止めてくれるか…じゃなきゃ俺が死ぬ…」

 するとカエシスは残念そうな顔をしたが、代わりに違うあだ名を有紗と淳也に付けた。

 「じゃあ、お兄さんとお姉さんで!!」

 「まぁ、その呼び名にしてくれ…日が落ちない内に行きたいんだが…」

 「場所は、ルウェイ!!」

 村長がルウェイと言う赤髪で顔立ちは整った綺麗な、淳也と余り年が変わらない少女を呼んだ。

 「この方達に案内を頼む。」

 「わかりました、村長。」

 するとルウェイは淳也の前に来て言った。

 「お名前をお聞きしてもよろしいですか?」

 「ああ、俺は滝川淳也、コイツが後藤有紗だ…まあ、よろしく。」

 「人に指差しながらコイツ呼ばわりすんな!!」

 ドゴッ!!

 「かはっ!!」

 淳也の身体がくの字に折れ曲がって、その場に膝を着いた。

 「じゃあ、ルウェイさん案内お願いします。」

 「は、はい…」

 そうして淳也と有紗はルウェイの案内の元、魔物の巣に向かった。勿論優樹菜達は村で待機てあった。

        ☆☆☆

 まだ太陽が真上にあるにも関わらず、淳也達三人が進んでいる森の中は真っ暗であった。先頭からルウェイ、有紗、淳也という順番で進んでいる。

 「何で俺がこんな事しないといけないんだ…今日は貧乳のせいで散々だ…優樹菜に来させればよかった…」

 「いいじゃない、困ってる人を助けるのは良い事よ。それにこちら側に来ている魔物も恐らく巣を破壊すれば減るだろうし…それより、」

 有紗は振り向き様に、回し蹴りを淳也にみまった。淳也は後ろに跳んでそれを避ける。

 「いきなり何しやがる!!」

 「誰が貧乳ですって?」

 二人が言い争っていると一番前のルウェイが笑った。

 「ウフフ、仲がよろしいんですね。」

 「「よくない!!」」

 この言葉に二人の言葉がハモった。

 「仲がいいのは良いことですよ。それと、もうそろそろ着きます。」

 すると淳也と有紗の顔が険しいものになった。

 「どんな魔物なの?」

 「巣って言うくらいだから虫じゃね。」

 「はい、淳也さんの言う通り蜘蛛型の魔物、スパイダーです。」

 スパイダーという単語を聞いて有紗は顔を引き吊らせた。そしてその顔を見て淳也がからかう。

 「ああ、俺今回ルウェイしか守んねえから…まあ、お前も魔術師の端くれだ…頑張れ!!」

 「く、蜘蛛…」

 カサカサカサ…

 すると周りから奇妙な音が聞こえ、瞬間淳也は二人を抱えて後ろに跳んだ。今まで淳也達がいた所には人間の二倍はあろうかという、蜘蛛がいた。

 「俺もこの世でゴキブリと蜘蛛は余り好きじゃないんだがな…」

 「き、きもっ!!は、早く倒しなさいよ淳也!!」

 見慣れているであろうルウェイも青ざめている。淳也は有紗とルウェイを下ろすと、有紗にルウェイを守る様に言い、スパイダーの中に突っ込んで行った。

村長クエストといえばモンハンですね。

蜘蛛型のモンスターはいないと思いますが…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ