幻魔教団の目的
二十一話です!!
楽しんでいってください!!
午後の授業が始まっている中、淳也は屋上で顔に漫画を被せて仰向けに寝ていた。
「ぐー…ぐー…んぁ?」
すると自分に近寄って来る者の気配を感じた淳也は相手が礼司だとわかると転がったまま尋ねた。
「お前学校は?」
「今日俺の学校は開校記念日だ…お前こそ何でここにいる…」
礼司は徹夜だったのかとても眠そうだった。
「俺は日向ぼっこだ…お前何か用があって来たんじゃないのか?」
「公立なのによく授業をサボれるな…まぁいい、用事があるのは確かだ…」
そう言って礼司は淳也の隣に腰を下ろした。
「幻魔教団の目的か?」
「話が早くて助かる…奴らの目的が瞬の報告書からわかった…奴らは魔神を復活させようとしている…」
「魔神?」
淳也は魔神と有紗に何の関係があるのか理解出来ずにいた。
「魔神から説明した方がいいか?」
「ああ、頼む。」
礼司は空を見上げながら説明した。
「魔神とは…まぁ簡単に言えば魔物がこちら側の世界に来る時に使う次元の穴の奥に封印されている魔物の神みたいなものだ…」
「なるほど封印ねぇ…」
「ああ、魔神は幾つもの結界で封印されている…つまりもうわかるな?」
「結界を壊すのに有紗の固有魔術が必要ってわけか…でもおかしくないか、魔神を封印する結界だとしても神器で壊せると思うが…」
淳也は顔に被せてある漫画をどけて尋ねた。
「次元の穴の向こう側に人がいると言ったらどうする?」
「!!」
この言葉に淳也は驚きを隠せなかった。
「馬鹿な、この世にファンタジー世界みたいな所があるってのかよ…」
「ああ、報告書を見た時に俺も同じ感想だったよ…だが考えてもみろ、この世に魔術や神器なんてものがあるんだからファンタジー世界があってもおかしくない…」
そこで何故結界が壊せないのか、淳也にはわかった。
「異世界の魔術…か。」
「ああ、恐らくそれが原因だろう…だから結界破壊の固有魔術を持っている後藤さんが必要なんだ…」
淳也は異世界の人間に興味が湧いたのか、顔には向こう側の世界に行ってみたいと書いてあった。
「向こう側に行きたそうだな…」
「興味が湧いた。調査には俺も入れろ。」
「ならお前を中心に部隊を編制しよう…」
「行く前に一つ教えてくれ。」
「何だ?」
「あの女はどうした?」
「今現在灰王直々に尋問中だ。」
そう言うと礼司は用事が済んだのか、立ち上がりその場から消えた。
「異世界…ねぇ…てかあいつが尋問なんかしたらあの女壊れるんじゃ…」
淳也は額にあせを流しながら言うと顔に漫画を被せて昼寝を再開した。
いやー、やっと魔神という単語が出てきました!




