平和な昼休み
二十話です!!
楽しんでいってください!!
「ハッ!!ここは…」
「やっと起きたわね…まったく強いのか弱いのかハッキリしなさいよ…」
淳也は住宅街の通り道のコンクリートの上で気絶していた。
「俺は何をされたんだ?尋問しようとしたらいきなり首を衝撃が襲って…」
淳也は有紗のラリアットを喰らって気絶していたことに気付いていなかった。
「ちなみに敵の女なら優樹菜さん達が連行してったわよ。」
そうして有紗は三十分前の出来事を話した。
三十分前、有紗のラリアットにより淳也が気絶したのを見て、女は有紗を捕まえようとした。しかし、
ザシュッ!!
という音と共に礼司が空間を斬り裂いて入って来たのだ。その手には刀身が黒色の日本刀が握られていた。女はそれを見てまた逃走しようとしたが、何をしたのか突然礼司が逃走する女の前に現れ、女に当て身を喰らわせて気絶させた。それから周りが有紗の見知った風景に変わり優樹菜と瞬が駆け寄って来て、女を担ぎ上げ有紗に淳也の事を任せ三人共どこかに行ってしまった。ちなみに礼司は淳也が気絶しているのを見てから終始笑っていた。
「………」
淳也は黙ったまま立ち上がり、
「何て事をしてくれたんだ貧乳!!」
というセリフを残し走って行った。有紗はというと貧乳という言葉に反応し、
「私、人間の頭の中って見たことないのよねぇ…」
という不吉な言葉を言って淳也を追いかけて行った。その夜淳也の家では淳也の悲鳴が朝まで続いたという。
☆☆☆
翌日の朝、学校では。
「どうした淳也、寝不足か?」
ホームルームをウトウトしながら首を前後に振っていた淳也に三人組の一人、山城雄大が聞いた。
「昨日の夜…ちょっとな…」
「本当に大丈夫か?顔が半分死んでるぞ…」
すると、ゴッ!!という音を立てて淳也は机に突っ伏した。そうして淳也は午前の授業を寝て過ごした。
昼休み、隣のクラスに転校して来た優樹菜が淳也を呼びに来ると淳也は机に突っ伏して寝ていた。
「淳也、お昼だよ。屋上で有紗ちゃんと三人で食べよ。」
反応が無い淳也を見て呆れた様に言った。
「また有紗ちゃんに貧乳って言ったでしょ、いい加減懲りなさいよ…」
すると淳也が起きて言った。
「貧乳に貧乳と言って何が悪い…」
「だからそれが駄目なのよ…言うにしてももっとオブラートに包んで言いなさい…」
淳也がそれを聞いた後、また寝ようとしたので優樹菜は彼を引きずって屋上まで行った。
屋上に着き有紗が来るのを待っている時、淳也は一人で有紗の胸の呼び方を考えていた。しかし、有紗が来ると思考を中止し淳也的にはオブラートに包んだと思う呼び名を言った。
「おお、来たか地平線。」
有紗は地平線という単語に最初は困惑していたが、意味がわかると同時に淳也の顔を右手で万力の様に握った。
メキメキメキメキッ!!
「あああああぁぁぁぁ!!」
「あんた何回殺してほしい?」
有紗の顔は笑顔だが目が笑っていなかった。
「なぜだ!!オブラートに包んだつもりなのに…!!」
「オブラートに包もうが胸の話はするな!!」
そう言って有紗は淳也の顔を地面に叩きつけた。淳也は、
「コヘェ!!」
という妙な声を上げて白目を剥いて倒れた。
淳也はどれだけ胸に拘るのか…




