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学生魔術師物語  作者: マンボウ
魔神復活編
15/32

学校近くの公園で…

十五話です!!楽しんでいってください!

 放課後、学校の近くの公園には礼司、優樹菜、淳也、有紗、そして一人の少年、黄王(有紗は知らない)がいた。まず最初に有紗は黄王の名前を聞いた。

 「君、名前教えてくれる?」

 淳也は礼司の横で笑いながら言った。

 「そいつ一応黄王だぞ。」

 淳也の笑いながらの言葉を聞き、有紗は固まった。

 「へ?この子が?」

 そして、有紗の目の前にいる少年は自己紹介を始めた。

 「はじめましてぞよ、僕の名前は如月瞬、一応黄王をやってるぞよ。」

 「そんなことより瞬、頼み事の方は?」

 礼司は瞬の自己紹介をそんなことより、で片付け真面目な口調で言った。

 「大変だったぞよ。」

 瞬はやれやれ、といった風にどこから取り出したのか(有紗には背中から取り出した様に見えた)書類の束を礼司に渡した。淳也はその事を聞いていなかったらしく、礼司に聞いた。

 「ん?それなんだ?」

 「む、そうか。お前は気を失っていたんだったな。」

 「へ?」

 本人はその時の記憶がないらしく、首を傾げた。

 「私と優樹菜さんが円卓で制裁を加えた時ですよね。」

 「そうね有紗ちゃん、でも淳也が悪いんだからいいんじゃない。」

 女子二人の会話は淳也には届いていなかった。

 「で、その書類何なの?」

 「これは幻魔教団に関する機密情報が書いてあるぞよ。」

 淳也の質問には瞬が答えた。礼司は真剣に書類を見ている。

 「ところで、淳也はどっちの神器を使ったぞよ?」

 その言葉のどっち、という言葉に有紗は反応した。

 「どっち、って神器は一人一つじゃないの?」

 有紗の疑問には優樹菜が答えた。

 「ごく希にね、神器を複数所持出来る人がいるの。世界に九人しかいないわ。」

 「じゃあ私も持てるかもしれないってこと!?」

 二つ目の有紗の疑問に答えたのは、それまで書類を眺めていた礼司だった。

 「いや、おそらく無理だ。無理にでも持とうとすると廃人になるぞ。それに淳也は『神威解放(ゴッドアーツ)』まで習得している。」

 神威解放(ゴッドアーツ)という単語に、淳也と礼司以外の全てが反応した。優樹菜が代表して聞いた。

 「『神威解放(ゴッドアーツ)』?有紗はわかるけど、そんなの私と瞬でも聞いた事ないよ。」

 礼司は一から説明する必要があるな、と言いながら説明した。

 「神器には段階がある。事象形成は知っているな?あれは端的に言えば神器の具現化だ。だから引き出せる能力も限られてくる。」

 そこで一呼吸してから礼司は続けた。

 「次に事象解放だ。これは神器の能力をこの世に影響がない程度に全て引き出す。ここまでは魔導騎士でも出来る。問題は次だ。」

 礼司は有紗が理解出来ているのを確認し続ける。

 「事象顕現、これは王になるための条件だ。神器のリミッターを全て外し俺たち王ですら十分しか使えない。なぜなら俺たちの身体が神器から放たれる神力に耐えられないからだ。そして」

 言いかけたところで、優樹菜が言葉を遮った。

 「それの次?事象顕現ですら十分しか保たないのに、そんな事したら」

 「そう、普通に考えたら身体が一瞬で消し飛ぶ。しかし、淳也が神器から神力だけを引き出して戦えるのを知っているな?あれは簡単そうに見えて、実はそうじゃない。俺もやったことがあるが出来なかった。」

 礼司は淳也に目線で何かを伝えた様だったが、淳也は肩をすくめただけだった。

 「話が少々脱線したが、事象顕現の次が神威解放(ゴッドアーツ)だ。もしこれを淳也が使わざるを得なくなった時は、一歩移動しただけで半径五キロメートルは無に帰す。それほど危険な解放だ。だから神力を身体に纏うんだよ。そうしなければ淳也は解放した瞬間に消し飛んでしまうからな。」

 まだ次があるけどな、と淳也は思っていたが、礼司と淳也以外の全員は無言だった。しかし、その静寂を破ったのは有紗だった。

 「それって、他に使える人はいるの?」

 それには礼司ではなく淳也が答えた。

 「恐らくだが、複数所持者は全員使える。」

 この言葉を聞いた淳也以外の全員は戦慄した。

 「それってもし、複数所持者同士が争ったら…」

 「ああ、国の一つは消えるだろうな…」

 優樹菜が肩を震わせて言ったのにもかかわらず、淳也は平然としていた。

 「あ~、ちなみに幻魔教団の大司教は、複数所持者だぞ。その書類に書いてあるとおもうが…」

 と、その時公園のあちこちに次元の穴が開いた。次元の穴は淳也が数えただけでも三十はある。

 「やれやれ、最近は本当に多忙だわ…」

 他のメンバーが臨戦態勢に入る中、淳也は一人でうなだれていた。

最大文字数更新でしょうか。いろいろな単語が出てきたので作者である自分も、頭が痛いです。

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