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学生魔術師物語  作者: マンボウ
魔神復活編
13/32

誓約・極光の神槍(ブリューナク)

十三話です!!楽しんでいってください!

 学校の上空では、二人の人物が相対したのを見て別の空間に飛ばした人物、優樹菜がいた。

 「まったくもう、学校の上で戦おうとか考えんな!!」

 怒っているがその顔は心配に彩られている。

 「私の空間内で淳也に神器を解放されたら、私の空間保つかな…出来れば事象形成までにしてほしいんだけど…」

 優樹菜はそう呟くと、その場から去った。

        ☆☆☆

 淳也と浩平は砂漠かと見紛う様な場所にいた。

 「優樹菜の奴、お節介焼きやがって…」

 淳也が頭を掻きながら言っていると、浩平が不機嫌そうに宿り木の神枝槍(ミスティルテイン)を構えながら言った。

 「余裕だな…お前は神器を出さないのか?」

 「出す必要はない、と言いたい所だが、それじゃぁお前が納得するか?俺は神力だけでいけると思うが…いや、ミスティルテインとの相性だと神力だけじゃ無理か…」

 神力だけでいける、と言った後から先が浩平には聞こえなかった。

 「なら、やってみろっ!!」

 そう言いながら槍を構え、淳也に向かって駆けた。

 「やれやれ、人の話は最後まで聞けよ…」

 そう言いながら、淳也は手に神力で創った槍を構えた。そして、

 ガキィンッ!!

 と、なるはずが淳也の槍は自分の脚を刺す所だった。

 「そうだよな…その神器の固有神技は空間歪曲と空間に穴を開けることだもんな…」

 その言葉に対して浩平は、ただ無言のまま淳也に槍を突き刺す。

 ヒュッ…ヒュッ…

 「たく、槍術でも習ったのかよ…えらく槍の使い方が上手いじゃないか…」

 浩平は一言も話さない。それを不思議に思った淳也は、ある仮説を思いつき浩平に言った。

 「お前、話すだけで集中力が乱されて、事象解放がまだ余裕で使う事が出来てないな。」

 「!!」

 淳也は槍をかわしながら言ったが、槍の猛攻が急に止まったのを見て、自分の仮説は正しかったことを理解した。

 「だからどうした?お前が不利なのは変わらない…」

 そう、淳也は槍の猛攻をかわしながら、魔力の槍や神力の剣を何本も浩平に放っていたが、その悉くが自分に返って来て、服の至る所が破れている。

 「その神器の空間歪曲の射程距離は、二十メートル…」

 そう言って淳也は浩平と距離をとった。そして、自分の手を横に翳した。

 「全方位の空間歪曲があっちゃ埒が飽かない、俺にはあいつを護衛する任務も請け負ってる…」

 そう言った瞬間、淳也の手に虹色の光が集まりだした。

 「事象形成、『誓約・極光の神槍(ブリューナク)』」

 淳也の手には、投擲用の光で出来た槍が握られていた。そして、無言のまま彼はそれを投擲した。

 「俺の空間歪曲に投げるとは、自殺したいのか?」

 そう言う浩平を見て、淳也はずっと無表情だった。

 「お前の空間歪曲は俺の神槍には効かないよ…」

 淳也の投擲した神槍は光の帯を撒き散らしながら、空間歪曲の射程圏内に入ったのにも関わらず、浩平の胸を貫いた。


はたして、浩平は生きているのか?

次回にご期待ください!

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