誓約・極光の神槍(ブリューナク)
十三話です!!楽しんでいってください!
学校の上空では、二人の人物が相対したのを見て別の空間に飛ばした人物、優樹菜がいた。
「まったくもう、学校の上で戦おうとか考えんな!!」
怒っているがその顔は心配に彩られている。
「私の空間内で淳也に神器を解放されたら、私の空間保つかな…出来れば事象形成までにしてほしいんだけど…」
優樹菜はそう呟くと、その場から去った。
☆☆☆
淳也と浩平は砂漠かと見紛う様な場所にいた。
「優樹菜の奴、お節介焼きやがって…」
淳也が頭を掻きながら言っていると、浩平が不機嫌そうに宿り木の神枝槍を構えながら言った。
「余裕だな…お前は神器を出さないのか?」
「出す必要はない、と言いたい所だが、それじゃぁお前が納得するか?俺は神力だけでいけると思うが…いや、ミスティルテインとの相性だと神力だけじゃ無理か…」
神力だけでいける、と言った後から先が浩平には聞こえなかった。
「なら、やってみろっ!!」
そう言いながら槍を構え、淳也に向かって駆けた。
「やれやれ、人の話は最後まで聞けよ…」
そう言いながら、淳也は手に神力で創った槍を構えた。そして、
ガキィンッ!!
と、なるはずが淳也の槍は自分の脚を刺す所だった。
「そうだよな…その神器の固有神技は空間歪曲と空間に穴を開けることだもんな…」
その言葉に対して浩平は、ただ無言のまま淳也に槍を突き刺す。
ヒュッ…ヒュッ…
「たく、槍術でも習ったのかよ…えらく槍の使い方が上手いじゃないか…」
浩平は一言も話さない。それを不思議に思った淳也は、ある仮説を思いつき浩平に言った。
「お前、話すだけで集中力が乱されて、事象解放がまだ余裕で使う事が出来てないな。」
「!!」
淳也は槍をかわしながら言ったが、槍の猛攻が急に止まったのを見て、自分の仮説は正しかったことを理解した。
「だからどうした?お前が不利なのは変わらない…」
そう、淳也は槍の猛攻をかわしながら、魔力の槍や神力の剣を何本も浩平に放っていたが、その悉くが自分に返って来て、服の至る所が破れている。
「その神器の空間歪曲の射程距離は、二十メートル…」
そう言って淳也は浩平と距離をとった。そして、自分の手を横に翳した。
「全方位の空間歪曲があっちゃ埒が飽かない、俺にはあいつを護衛する任務も請け負ってる…」
そう言った瞬間、淳也の手に虹色の光が集まりだした。
「事象形成、『誓約・極光の神槍』」
淳也の手には、投擲用の光で出来た槍が握られていた。そして、無言のまま彼はそれを投擲した。
「俺の空間歪曲に投げるとは、自殺したいのか?」
そう言う浩平を見て、淳也はずっと無表情だった。
「お前の空間歪曲は俺の神槍には効かないよ…」
淳也の投擲した神槍は光の帯を撒き散らしながら、空間歪曲の射程圏内に入ったのにも関わらず、浩平の胸を貫いた。
はたして、浩平は生きているのか?
次回にご期待ください!




