ヤドリギの断空剣、その真の名は…
十二話です!!これからも頑張ります!
翌日、淳也のベッドでは有紗が寝ていた。淳也はというと枕しかない床である。
「くそっ、全然寝れない…」
結局昨日、有紗は淳也の家に匿うようになったのだが、
「何で俺が学校休んでまで、このペチャぱいを守らにゃならんのだ…」
淳也自身不満タラタラだった。
☆☆☆
登校時間、有紗は一人で廊下を歩いていた。
「何であいつ、学校休んでるのよ。あいつが休みなら、私も休みにしなさいよ。」
そう、淳也はというと有紗が学校に行くと同時にベッドに潜り込んだのである。そして、
「んじゃ、行ってらっしゃい。」
である。有紗が怒るのも無理はない。
「はぁ~、魔術の練習で最近勉強不足で今度の中間テストが怖いわ…」
有紗は一旦淳也の事を考えるのを止め、今度の中間テストの事を考えながら教室の扉を開けた。
☆☆☆
有紗が教室に入るのを確認した後、淳也は屋上で寝ていた。しかし、上空から近付いて来る者の気配を感じ腰を上げた。
「お前もしつこいな。まだ教団に組してるのか、浩平。」
フードの人物、永田浩平は肩をすくめた。
「やっぱり気付いてたか…」
「で、その格好で来たということは、後藤の拉致が目的か……今回は本体のようだが、俺は容赦しねぇぞ。」
淳也は威嚇で辺りに魔力を撒き散らした。しかし、
「それはこっちも承知の上で来てる。」
そして、浩平は手を横に翳し一年前と同じように、神器を喚び出した。
「事象形成、ヤドリギの断空剣」
「ヤドリギの断空剣か…お前は学習能力が無いのか?」
淳也は一年前と同じ姿の神器に呆れていたが、
「いや、俺は次の段階までいったぞ。」
この言葉を聞いて淳也は目を細めて言った。
「待っててやるから、やってみろ。」
「その減らず口を今すぐ止めてやる。」
そして、浩平はヤドリギの断空剣を水平に構えた。
『宿り木よ、宿り木よ、一本の枝をください。神の目さえ一突きで貫ける強靭な枝を』
辺りを魔力ではなく神力が覆い、浩平がその神器の真の名を喚んだ。
『事象解放、宿り木の神枝槍!!』
辺りを突風が薙いだ時、浩平の手には木の枝を折った様な一本の槍が握られていた。
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