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偽少年と黒猫  作者: 紫月
学園入学編
8/15

編入初日

当日、クロト達は朝早くから学園に来ていた。

学園長からの説明があるためだ。


「凄いな。本当に学園なのか。」


「そうですね…。王城と言われたら信じてしまいます…。」


「…。」


クロトは以前から知っていたため驚かないが、初めて見た学園の校舎に他二人は驚いていた。


(正直、金の無駄だと思うんだけど…。)


(クロトが正しいよ。これの維持費にどれだけ金を注ぎ込んでるのかな。)


クロトはお金に関して呆れていた。

こうしてサンとクロトは話していたが、それはサンが使い魔として一緒にいるからだ。

ミリアにダメ元で聞いてみたら、全然大丈夫だった。

ミリアからしてみれば、サンの存在はクロトの精神安定剤のようなものだと思っているので、一緒にいて欲しいという思いがあったようだ。


学園長室は地味に遠くて、その間誰も気まずくて話せなかった。

というよりも、クロトはもともと話さず、アルタはクロトを嫌っているので無言なだけであり、気まずいのはアオハだけだが。

そんなこんなで学園長室に着いた。


「失礼します。今日から編入させてもらいますアオハと申します。こちらがアルタでこちらはクロトです。」


「ようこそ皆さん。私が学園長のジャスパーと申します。といっても初対面ではありませんが。」


(あれ、ねぇサン。この人土帝じゃない?)


(そうだね。)


クロト達は早々に気が付いた。

しかし、アオハ達はまだ分からないようだが。


「失礼ですが、どこかでお会いしたことがありましたか?」


「あれ、気が付いてませんか。(といっても、クロト君は気付いたみたいだね。)私は土帝ですよ。総帝様方。」


土帝は洞察力が高く、他人の言った噂などを全く信じない。

そのためクロトに対して先入観がなく、自身の正体に気付いたことに気付いた(・・・・)。

ジャスパーはこの事で少しクロトに好感を持った。

それと同時に危機感も持った。

ジャスパーにとって、クロトは自分の洞察力が通じず、力は自分よりも圧倒的に上であることを本能で理解させられるほどの者なのだ。

好感を持ったのは、帝としてなにもしてないように見えて、周りを観察していたことに対してのものだ。


「土帝ですか。気付けず申し訳ありません。後、敬語を使わなくて結構ですよ?」


「そう?ならよかったよ。そこまで敬語が好きな訳じゃないのでね。」


すぐに敬語を止めたジャスパーにアルタはイラっとしていた。

それはアオハ大好き人間なのでしょうがない。

まだ、口出ししないだけいいだろう。

学園の説明はそこまで細かくない。

最低限のことを守っていれば大体は大丈夫らしい。


「これで終わりですか?」


「ちょっと待って、これから担任呼ぶから」


そう言うとジャスパーは念話し始めた。




投稿が大幅に遅れています…

何故でしょうね?

因みにジャスパーという名前は天然石の名前から着けました。

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