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偽少年と黒猫  作者: 紫月
学園入学編
7/15

ミリアの考え

今回はミリアのお話しです。

ミリアは三人への話を終えるとため息をついた。


(はぁ、あの三人はうまくやってけるだろうか。特にアルタとクロト…どうにかならないものか。それにクロトは…。)


実は、ミリアはクロトが悪魔であることを一方的に知っていた。

いや、知っているというよりかは確信に近い予想というものだろうか。

ミリアは昔、クロトに会っている。

そして、アルタとアオハも覚えてはいないだろうが会っている。



アオハ達が六歳だったころのことだ。

アオハ達がミリアのところへ会いに来ていた。

その時、何の気配もなく現れた人物がいた。

クロトだった。

正確には黒猫も連れていたので少し違うが。

どうやらクロトは当時もギルドマスターだったミリアを暗殺するために来たようだった。

アオハ達と年齢はさほど変わらなさそうな子供が何故暗殺をすると分かったのか。

それは、クロトの見た目によるものだった。

角がはえており耳が少し尖っていて、髪の色なんかも違い、悪魔の姿だったのだ。

ミリアとクロトは刃を重ね、最終的にはクロトが帰った。

見た目を考えるならば、別人だった。

しかし、ミリアはあることができた。

魔力の波長を見ることができたのだ。

魔力の波長は生まれたときから何があっても変わらない。

そして誰一人として同じ波長を持ってはいないことがわかっている。

つまり、クロトの波長をミリアは覚えており、結論付けたのだ。


(そういえば、あのときも黒猫を連れていたな。確かギルドであの黒猫とクロトを離そうとした時にクロトが激怒して大変だった。あの黒猫は何者なんだろうか。)


ノック音が聞こえ、大量の資料を持ったギルド員が入ってきた。

ギルド員が資料をドサッと置いて言う。


「マスター、早くしてください。皆さん、貴女の溜まった資料に関して文句言わずに待っているんです。明日は明日でまた仕事があるんですから。」


そのまま失礼しましたとギルド員が部屋から出ると同時にミリアはボソッと呟いた。


「めんどくさいな。」


夜、仕事が終わらずアオハに手伝ってもらってやっと終えたミリアだった。






だいぶ更新が遅れてしまいました。

結構用事があり、なかなか………

次の話は一週間以内には更新します。

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