めんどくさい任務
クロトがギルド内、というか周りに人が居るときはサンは肩に基本的に乗っているか、すぐ近くにいる。
しかし、どうしても連れていけない場所の場合は家で留守番。
クロトの嫌な予感はかなり、というか外れたことが殆ど無い。
すなわち、今回もめんどくさい。
まず、なかに居るメンバーを見てみよう。
これだけでクロトがめんどくさい事に巻き込まれた事が分かる。
まず、銀色のマントを着た人物ーこれは我らが総帝様。
本名はアオハ。
この人はいい。
もう一人、というかここに呼んだ張本人も性格は駄目だが取り敢えずいい。
因みにマスターは女性でミリアという。
二人とも、一応クロトの害にはならない。
だが問題は最後の一人、赤いマントの火帝であるアルタだ。
アルタは超が付くほどアオハを尊敬しており、アオハコンプレックスなのだ。
つまりはクロトがアオハやアルタに初めて出会ったとき、今よりも無言だったクロトがアオハの話に言葉をかさなかったため、又、敬語を全然使わないため一方的にクロトを嫌ってるのだ。
結論ー絶対めんどくさい。
(サン、僕の予感は的中 した。)
(うん。)
この時点で二人は早く帰れますようにと願っていた。
「おい遅いぞ、待ってたんだから謝れよ。」
「…」
「まぁまぁ、火帝も落ち着いて下さい。」
「そうだ、なにせ今回は合同任務だからな。」
上から順にアルタ、クロト、アオハ、ミリアだ。
基本的にクロトは必要が無ければ全く喋らない。
それと、仕事中は名前を使わない。
「え、そうなんですか?」
「二人で十分だと思うが。」
その言葉にミリアはちょっとした理由があるんだ、と言葉を続けた。
「三人にとっては休暇みたいなものだ。」
「どういうことですか?」
「学園に通う、それが今回の任務だ。」
その言葉に二人は驚く。
クロトは空気になりかけている。
(めんどくさい。まさに的中だったよサン。)
(僕、毎日留守番かな…。)
クロトはずっと無言でサンと話していた。
「最近魔物も減ってきたからな。ちょっと休んでこい。」
「流石に三人抜けるのは駄目じゃないのか?」
「それは他のギルド員達が活躍するさ。それにお前ら丁度全員16歳だしな。」
「分かりました。」
この 、さっきのミリアの言葉には語弊がある。
実をいうと全員が16歳なわけではない。
「じゃあ、これが必要なものだから準備しとけよ。編入試験は無い。編入は明後日だからな。」
最後に爆弾を落としたミリアだった。
(サン。帰ろう。)
(そうだねクロト。さっさと帰ろう。)
そして、クロトが帰った事には誰も気づかなかった。
クロト、ほぼ空気でした。
次回も未定です。
多分今後も同じだと思います。
更新速度には期待しないで下さい。




