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偽少年と黒猫  作者: 紫月
学園入学編
11/15

一週間後…

嘘つき少年と黒猫

から

偽少年と黒猫

に変えました

その後、クロトは周りから散々言われていた。

特に貴族達から。

その中でも、ケビン・フォーンは毎時間休み時間になるとクロトに突っかかっていた。

クロトはそれに対し何の反応もせず、まるで興味がないと言わんばかりの態度に、ケビンは益々苛ついていた。

最もクロトはまったく興味がなく、その通りだったのだが。

だが、この一週間でかなり悪化していた。

机と椅子が無くなっているのは当たり前、ロッカーに荷物を置いてこうものなら次の日にはボロボロになって帰ってくる。

手が滑ったと言われ、水を掛けられることもしばしば。

ここまでやられて何も反応しないクロトもかなりの大物だろう。

本人は、よく飽きないなと思っていたのだが。


「ふん!弱虫が」


そして、アルタからもかなり嫌われていた。

元々嫌われていたからそれが悪化しただけと思えばいいのかもしれないが。

唯一、アオハのグループだけはクロトを気にかけていた。

アオハのグループはアオハ、アルタ、そして編入後に友達になったレナ、ジャン、ミコトだ。

レナは公爵令嬢、ジャンは大商人の息子、ミコトは平民だが希少属性を持っており、特待生になっている。


「大丈夫ですか?またアルタに言われましたか?」


「…別に」


「そっか!!何かあれば相談しろよ!!」


「そうね。私も協力出来ないことは無いとは言わないわ」


上から順にアオハ、クロト、ジャン、レナである。

気を使ってくれているのは分かっていた。

だがクロトは正直、アオハ達の相手をするのが面倒だった。


(あ~別に話しかけなくていいのに)


(クロト、あれは一応善意だよ)


(でも、正直ケビンだっけ?それとかアルタより面倒…)


(僕以外とは全然話さないもんね、クロトって)


(サンは良いの。それ以外はやだ)


(はぁ、いったい誰がこんな子に育てたのか…)


(サンだよね。うん)


(そうだった)


こんな具合にずっとサンとクロトで話している。

すべて周りに聞こえてないため、無言になっていると思われているが。


「あ、クロト!明日楽しみだよな~!」


「…?」


(サン、明日なんかあったっけ?)


(担任の話なんか聞いてるわけ無いじゃん)


(だよね~)


「あれ?魔武器作製と使い魔召喚興味無いのか?ああ、でもクロトはその黒猫ちゃんがいるか。可愛いな」


「…ありがと」


(クロトがお礼なんてめずらしいね? )


(サンのこと誉めてたから)


「え!?今クロト喋った!?よっしゃ!!クロトが喋った~!!」


丁度そこにレナがやって来た。


「うるさいわね。まあ明日、お互い頑張りましょう?」


その言葉にクロトは少し頷いた。



次は少し遅れるかもしれません…

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