第2話 ビグ・ザム出撃
# 第2話 ビグ・ザム出撃
宇宙世紀0079年12月24日。
ソロモン。
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戦況は。
悪かった。
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地球連邦軍の大艦隊。
大量のジム。
大量のボール。
そして。
艦砲射撃。
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ソロモンの防衛線は。
確実に。
削られていた。
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「第六防衛区画、突破されました!」
「第十一MS隊、残存三機!」
「第二砲台、沈黙!」
「連邦軍、さらに侵入!」
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司令部。
報告が。
途切れない。
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ドズル・ザビは。
巨大な身体で。
戦況モニターを睨んでいた。
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「増援は!」
「ありません!」
「ア・バオア・クーからの増援は望めません!」
「チッ!」
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ドズルは。
拳を握る。
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分かっている。
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ソロモンは。
もう。
長くない。
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だが。
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だからといって。
降伏する気など。
なかった。
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「女子供の退避はどうなっている!」
「進行中です!」
「急がせろ!」
「戦える者は残れ!」
「戦えん者まで死ぬ必要はない!」
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「はっ!」
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ドズルは。
モニターから。
視線を外した。
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「ゼナは?」
「すでに退避準備に入っています」
「ミネバも一緒だな?」
「はい」
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それを聞いて。
ほんの少しだけ。
表情が緩む。
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「そうか」
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だが。
すぐに。
軍人の顔へ戻る。
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「ならいい」
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## 退避
別区画。
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ゼナ・ザビ。
その腕に。
幼い。
ミネバ。
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周囲では。
兵士たちが。
退避を急いでいる。
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「奥様!」
「こちらへ!」
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ゼナは。
一度。
振り返った。
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夫は。
来ない。
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分かっている。
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「ドズルは?」
兵士は。
答えられなかった。
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ゼナは。
それ以上。
聞かなかった。
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腕の中。
ミネバ。
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まだ。
何も知らない。
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## ドズルの決断
司令部。
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「閣下!」
「連邦MS部隊が第三格納庫方面へ!」
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「分かった!」
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ドズルが。
立ち上がる。
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「ビグ・ザムを出す!」
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士官たちが。
振り向く。
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「閣下!」
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「まだ調整が!」
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「知るか!」
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ドズル。
怒鳴る。
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「ここで使わずにいつ使う!」
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「しかし――」
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「俺が乗る!」
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沈黙。
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「閣下自ら!?」
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ドズル。
笑う。
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「俺の城だ!」
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「俺の兵だ!」
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「俺が最後まで戦う!」
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誰も。
止められなかった。
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## MA-08
格納庫。
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巨大な。
脚。
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その上。
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巨大な。
胴体。
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**MA-08 ビグ・ザム。**
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一年戦争において。
ジオン公国軍が建造した。
巨大モビルアーマー。
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ドズルが。
見上げる。
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「でかいな」
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整備兵。
「閣下」
「本機はまだ――」
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ドズル。
「動くか?」
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「……動きます」
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「撃てるか?」
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「撃てます」
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「なら十分だ!」
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整備兵。
言葉を失う。
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ドズルは。
乗り込む。
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ビグ・ザム。
起動。
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巨大な。
モノアイ。
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光る。
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## 出撃
ソロモン。
外壁。
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ハッチ。
開放。
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その向こう。
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無数の。
連邦軍。
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ジム。
ボール。
サラミス。
マゼラン。
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ビグ・ザム。
ゆっくり。
宇宙へ。
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「ビグ・ザム!」
「出ます!」
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巨大な機体が。
ソロモンから。
離れる。
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連邦軍。
すぐに。
発見。
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「巨大MA!」
「ソロモンより大型機!」
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「全長確認!」
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「でかいぞ!」
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ビグ・ザム。
砲門。
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開く。
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ドズル。
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「撃てぇぇぇぇぇ!!」
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光。
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連邦艦。
一隻。
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貫通。
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爆発。
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さらに。
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別方向。
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メガ粒子砲。
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ジム。
三機。
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消える。
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ボール。
数機。
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爆散。
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「何だ、あの火力は!」
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連邦艦隊。
混乱。
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ビグ・ザム。
進む。
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## Iフィールド
「ビーム砲、撃て!」
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サラミス級。
一斉射撃。
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光。
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ビグ・ザム。
直撃。
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しかし。
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消える。
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「効いていません!」
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「何!?」
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別の艦。
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ビーム。
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また。
消える。
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ドズル。
笑う。
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「どうした!」
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「そんなものか!」
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ビグ・ザム。
反撃。
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メガ粒子砲。
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サラミス。
爆発。
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一年戦争。
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この時代では。
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十分に。
怪物だった。
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## 九年後の艦隊
その頃。
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ソロモンから。
まだ離れた宙域。
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サダラーン。
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「戦闘反応を確認!」
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「ソロモン方面!」
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「大型熱源!」
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ハマーン。
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「ビグ・ザムだな」
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「はい」
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モニター。
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遠距離観測。
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巨大MA。
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連邦艦隊へ。
突入。
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ハマーンは。
黙って見る。
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知っている。
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あれに。
誰が乗っているか。
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そして。
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どうなるか。
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「到着まで?」
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「現在速度では十八分!」
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ハマーン。
眉を寄せる。
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「遅い」
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「艦隊最大戦速!」
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「すでに最大です!」
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「MSを先行させれば?」
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「この距離では推進剤消費が大きすぎます!」
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ハマーン。
考える。
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数秒。
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「戦況監視を続けろ」
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「はっ!」
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## ビグ・ザムの猛威
ソロモン。
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ビグ・ザム。
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止まらない。
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連邦艦。
撃破。
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MS。
撃破。
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ボール。
撃破。
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だが。
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ドズルにも。
分かっている。
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永遠には。
戦えない。
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この機体は。
巨大すぎる。
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稼働時間。
冷却。
推進剤。
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すべてに。
限界がある。
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それでも。
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一分でも。
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一秒でも。
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連邦軍を。
引きつける。
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その間に。
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ゼナが。
ミネバが。
兵士たちが。
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逃げられる。
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それで。
いい。
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「閣下!」
通信。
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「退避艇、発進しました!」
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ドズル。
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「そうか!」
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「護衛をつけろ!」
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「はっ!」
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ドズル。
小さく。
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「ゼナ」
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「ミネバ」
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そして。
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再び。
前を見る。
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「さあ来い!」
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「連邦!」
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## 白い悪魔
連邦側。
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一機のMS。
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戦場を。
進む。
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白。
青。
赤。
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RX-78-2。
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ガンダム。
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アムロ・レイ。
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「何なんだ……」
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アムロ。
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ビグ・ザムを。
見る。
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巨大。
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そして。
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圧倒的な。
火力。
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「ビームが効かない?」
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アムロは。
感じる。
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正面から。
撃ち合っては。
駄目だ。
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ガンダム。
加速。
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ビグ・ザムへ。
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ドズル。
気づく。
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「ん?」
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モニター。
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白いMS。
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「ガンダムか!」
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ドズルの顔が。
歪む。
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「こいつが!」
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ビグ・ザム。
砲撃。
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ガンダム。
回避。
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別方向。
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砲撃。
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回避。
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ドズル。
「ちょこまかと!」
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ガンダム。
近づく。
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## アムロ
アムロには。
見えていた。
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砲撃。
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来る。
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その前に。
動く。
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次。
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右。
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避ける。
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次。
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下。
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避ける。
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「大きい」
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アムロ。
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「でも」
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「動きは読める!」
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ガンダム。
さらに。
接近。
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ビグ・ザム。
Iフィールド。
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ビーム兵器。
無効。
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なら。
---
近づく。
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ドズル。
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「来るか!」
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## 接近戦
ガンダム。
ビグ・ザム。
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巨大な。
脚。
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蹴り。
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ガンダム。
回避。
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アムロ。
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「そこ!」
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攻撃。
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ビグ・ザム。
損傷。
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警報。
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ドズル。
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「ぬうっ!」
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ガンダム。
離れる。
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また。
入る。
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ドズル。
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「ガンダム!」
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戦場。
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二機。
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一方。
巨大MA。
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一方。
一機のMS。
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だが。
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アムロは。
確実に。
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ビグ・ザムの。
懐へ。
入り始めていた。
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## サダラーン
「ハマーン様!」
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オペレーター。
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「ビグ・ザムに敵MS接近!」
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ハマーン。
---
「識別!」
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画面。
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拡大。
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白。
---
青。
---
赤。
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ハマーンの。
表情が変わる。
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「RX-78-2……」
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オペレーター。
「ご存じなのですか?」
---
ハマーン。
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「ガンダムだ」
---
「パイロットは」
---
一瞬。
---
---
「アムロ・レイ」
---
艦橋。
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誰も。
その名前を。
知らない。
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だが。
ハマーンは。
知っている。
---
この少年が。
後に。
何になるのか。
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---
「到着まで!」
---
「十一分!」
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ハマーン。
---
「間に合わん」
---
---
考える。
---
---
「先行可能なMSは?」
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「ザクIII隊!」
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「ドライセン隊!」
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「バウ隊!」
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「ただし推進剤消費が――」
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ハマーン。
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「一機でいい」
---
---
「最も早く」
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「ソロモンへ到達できる者を出せ」
---
---
オペレーター。
---
「誰を?」
---
ハマーン。
---
答えようとして。
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止まる。
---
その時。
---
格納庫から。
通信。
---
『ハマーン様!』
---
聞き慣れた。
声。
---
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『このマシュマー・セロに』
---
---
**『お命じください!』**
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ハマーン。
ほんの少し。
笑う。
---
「マシュマー」
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『はっ!』
---
「ザクIII改で先行しろ」
---
『はっ!』
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「推進剤は帰還分を考えるな」
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一瞬。
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格納庫側。
沈黙。
---
そして。
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『承知!』
---
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ハマーン。
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「目標は」
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モニター。
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ビグ・ザム。
---
そして。
ガンダム。
---
---
「ドズル・ザビ」
---
---
「彼を」
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---
**「死なせるな」**
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マシュマー。
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『御意!』
---
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ザクIII改。
---
カタパルト。
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固定解除。
---
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「マシュマー・セロ!」
---
---
**「ザクIII改、出る!」**
---
射出。
---
加速。
---
さらに。
加速。
---
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ソロモン。
---
ガンダム。
---
ビグ・ザムの。
死角へ。
---
アムロ。
---
「ここなら!」
---
---
ビームサーベル。
---
抜く。
---
---
ドズル。
警報。
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「何!?」
---
---
ガンダム。
接近。
---
---
アムロには。
見えている。
---
巨大MAの。
致命的な。
隙。
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「もらった!」
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ガンダム。
ビームサーベルを。
振り上げる。
---
ビグ・ザム。
---
回避。
---
間に合わない。
---
---
ドズル。
---
「ぬおおおおおおっ!!」
---
---
サーベル。
---
振り下ろされる。
---
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その瞬間。
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戦場の。
遥か後方。
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猛烈な速度で。
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一機の。
緑色のMSが。
---
ソロモンへ。
向かっていた。
---
---
**AMX-011S。**
---
**ザクIII改。**
---
---
マシュマー。
---
「間に合え……!」
---
「間に合え!」
---
---
そして。
---
ガンダムの刃が。
---
ビグ・ザムへ。
---
届く。
---
その。
寸前。
---
## 第2話 完




