↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
2/22

第2話 ビグ・ザム出撃

# 第2話 ビグ・ザム出撃


宇宙世紀0079年12月24日。


ソロモン。


---


戦況は。


悪かった。


---


地球連邦軍の大艦隊。


大量のジム。


大量のボール。


そして。


艦砲射撃。


---


ソロモンの防衛線は。


確実に。


削られていた。


---


「第六防衛区画、突破されました!」


「第十一MS隊、残存三機!」


「第二砲台、沈黙!」


「連邦軍、さらに侵入!」


---


司令部。


報告が。


途切れない。


---


ドズル・ザビは。


巨大な身体で。


戦況モニターを睨んでいた。


---


「増援は!」


「ありません!」


「ア・バオア・クーからの増援は望めません!」


「チッ!」


---


ドズルは。


拳を握る。


---


分かっている。


---


ソロモンは。


もう。


長くない。


---


だが。


---


だからといって。


降伏する気など。


なかった。


---


「女子供の退避はどうなっている!」


「進行中です!」


「急がせろ!」


「戦える者は残れ!」


「戦えん者まで死ぬ必要はない!」


---


「はっ!」


---


ドズルは。


モニターから。


視線を外した。


---


「ゼナは?」


「すでに退避準備に入っています」


「ミネバも一緒だな?」


「はい」


---


それを聞いて。


ほんの少しだけ。


表情が緩む。


---


「そうか」


---


だが。


すぐに。


軍人の顔へ戻る。


---


「ならいい」


---


---


## 退避


別区画。


---


ゼナ・ザビ。


その腕に。


幼い。


ミネバ。


---


周囲では。


兵士たちが。


退避を急いでいる。


---


「奥様!」


「こちらへ!」


---


ゼナは。


一度。


振り返った。


---


夫は。


来ない。


---


分かっている。


---


「ドズルは?」


兵士は。


答えられなかった。


---


ゼナは。


それ以上。


聞かなかった。


---


腕の中。


ミネバ。


---


まだ。


何も知らない。


---


---


## ドズルの決断


司令部。


---


「閣下!」


「連邦MS部隊が第三格納庫方面へ!」


---


「分かった!」


---


ドズルが。


立ち上がる。


---


「ビグ・ザムを出す!」


---


士官たちが。


振り向く。


---


「閣下!」


---


「まだ調整が!」


---


「知るか!」


---


ドズル。


怒鳴る。


---


「ここで使わずにいつ使う!」


---


「しかし――」


---


「俺が乗る!」


---


沈黙。


---


「閣下自ら!?」


---


ドズル。


笑う。


---


「俺の城だ!」


---


「俺の兵だ!」


---


「俺が最後まで戦う!」


---


---


誰も。


止められなかった。


---


---


## MA-08


格納庫。


---


巨大な。


脚。


---


その上。


---


巨大な。


胴体。


---


**MA-08 ビグ・ザム。**


---


一年戦争において。


ジオン公国軍が建造した。


巨大モビルアーマー。


---


ドズルが。


見上げる。


---


「でかいな」


---


整備兵。


「閣下」


「本機はまだ――」


---


ドズル。


「動くか?」


---


「……動きます」


---


「撃てるか?」


---


「撃てます」


---


「なら十分だ!」


---


整備兵。


言葉を失う。


---


ドズルは。


乗り込む。


---


---


ビグ・ザム。


起動。


---


巨大な。


モノアイ。


---


光る。


---


---


## 出撃


ソロモン。


外壁。


---


ハッチ。


開放。


---


その向こう。


---


無数の。


連邦軍。


---


ジム。


ボール。


サラミス。


マゼラン。


---


ビグ・ザム。


ゆっくり。


宇宙へ。


---


「ビグ・ザム!」


「出ます!」


---


巨大な機体が。


ソロモンから。


離れる。


---


連邦軍。


すぐに。


発見。


---


「巨大MA!」


「ソロモンより大型機!」


---


「全長確認!」


---


「でかいぞ!」


---


---


ビグ・ザム。


砲門。


---


開く。


---


ドズル。


---


「撃てぇぇぇぇぇ!!」


---


光。


---


---


連邦艦。


一隻。


---


貫通。


---


爆発。


---


さらに。


---


別方向。


---


メガ粒子砲。


---


ジム。


三機。


---


消える。


---


ボール。


数機。


---


爆散。


---


---


「何だ、あの火力は!」


---


連邦艦隊。


混乱。


---


---


ビグ・ザム。


進む。


---


---


## Iフィールド


「ビーム砲、撃て!」


---


サラミス級。


一斉射撃。


---


光。


---


ビグ・ザム。


直撃。


---


しかし。


---


消える。


---


「効いていません!」


---


「何!?」


---


別の艦。


---


ビーム。


---


また。


消える。


---


---


ドズル。


笑う。


---


「どうした!」


---


「そんなものか!」


---


---


ビグ・ザム。


反撃。


---


メガ粒子砲。


---


サラミス。


爆発。


---


---


一年戦争。


---


この時代では。


---


十分に。


怪物だった。


---


---


## 九年後の艦隊


その頃。


---


ソロモンから。


まだ離れた宙域。


---


サダラーン。


---


「戦闘反応を確認!」


---


「ソロモン方面!」


---


「大型熱源!」


---


ハマーン。


---


「ビグ・ザムだな」


---


「はい」


---


モニター。


---


遠距離観測。


---


巨大MA。


---


連邦艦隊へ。


突入。


---


ハマーンは。


黙って見る。


---


知っている。


---


あれに。


誰が乗っているか。


---


そして。


---


どうなるか。


---


---


「到着まで?」


---


「現在速度では十八分!」


---


ハマーン。


眉を寄せる。


---


「遅い」


---


「艦隊最大戦速!」


---


「すでに最大です!」


---


「MSを先行させれば?」


---


「この距離では推進剤消費が大きすぎます!」


---


ハマーン。


考える。


---


数秒。


---


「戦況監視を続けろ」


---


「はっ!」


---


---


## ビグ・ザムの猛威


ソロモン。


---


ビグ・ザム。


---


止まらない。


---


連邦艦。


撃破。


---


MS。


撃破。


---


ボール。


撃破。


---


---


だが。


---


ドズルにも。


分かっている。


---


永遠には。


戦えない。


---


この機体は。


巨大すぎる。


---


稼働時間。


冷却。


推進剤。


---


すべてに。


限界がある。


---


それでも。


---


一分でも。


---


一秒でも。


---


連邦軍を。


引きつける。


---


その間に。


---


ゼナが。


ミネバが。


兵士たちが。


---


逃げられる。


---


それで。


いい。


---


---


「閣下!」


通信。


---


「退避艇、発進しました!」


---


ドズル。


---


「そうか!」


---


「護衛をつけろ!」


---


「はっ!」


---


ドズル。


小さく。


---


「ゼナ」


---


「ミネバ」


---


そして。


---


再び。


前を見る。


---


---


「さあ来い!」


---


「連邦!」


---


---


## 白い悪魔


連邦側。


---


一機のMS。


---


戦場を。


進む。


---


白。


青。


赤。


---


RX-78-2。


---


ガンダム。


---


アムロ・レイ。


---


「何なんだ……」


---


アムロ。


---


ビグ・ザムを。


見る。


---


巨大。


---


そして。


---


圧倒的な。


火力。


---


「ビームが効かない?」


---


アムロは。


感じる。


---


正面から。


撃ち合っては。


駄目だ。


---


---


ガンダム。


加速。


---


ビグ・ザムへ。


---


---


ドズル。


気づく。


---


「ん?」


---


モニター。


---


白いMS。


---


「ガンダムか!」


---


---


ドズルの顔が。


歪む。


---


「こいつが!」


---


---


ビグ・ザム。


砲撃。


---


ガンダム。


回避。


---


別方向。


---


砲撃。


---


回避。


---


---


ドズル。


「ちょこまかと!」


---


---


ガンダム。


近づく。


---


---


## アムロ


アムロには。


見えていた。


---


砲撃。


---


来る。


---


その前に。


動く。


---


次。


---


右。


---


避ける。


---


次。


---


下。


---


避ける。


---


---


「大きい」


---


アムロ。


---


「でも」


---


「動きは読める!」


---


---


ガンダム。


さらに。


接近。


---


---


ビグ・ザム。


Iフィールド。


---


ビーム兵器。


無効。


---


なら。


---


近づく。


---


---


ドズル。


---


「来るか!」


---


---


## 接近戦


ガンダム。


ビグ・ザム。


---


巨大な。


脚。


---


蹴り。


---


ガンダム。


回避。


---


アムロ。


---


「そこ!」


---


攻撃。


---


ビグ・ザム。


損傷。


---


警報。


---


ドズル。


---


「ぬうっ!」


---


---


ガンダム。


離れる。


---


また。


入る。


---


---


ドズル。


---


「ガンダム!」


---


---


戦場。


---


二機。


---


一方。


巨大MA。


---


一方。


一機のMS。


---


だが。


---


アムロは。


確実に。


---


ビグ・ザムの。


懐へ。


入り始めていた。


---


---


## サダラーン


「ハマーン様!」


---


オペレーター。


---


「ビグ・ザムに敵MS接近!」


---


ハマーン。


---


「識別!」


---


画面。


---


拡大。


---


白。


---


青。


---


赤。


---


ハマーンの。


表情が変わる。


---


「RX-78-2……」


---


オペレーター。


「ご存じなのですか?」


---


ハマーン。


---


「ガンダムだ」


---


「パイロットは」


---


一瞬。


---


---


「アムロ・レイ」


---


艦橋。


---


誰も。


その名前を。


知らない。


---


だが。


ハマーンは。


知っている。


---


この少年が。


後に。


何になるのか。


---


---


「到着まで!」


---


「十一分!」


---


ハマーン。


---


「間に合わん」


---


---


考える。


---


---


「先行可能なMSは?」


---


「ザクIII隊!」


---


「ドライセン隊!」


---


「バウ隊!」


---


「ただし推進剤消費が――」


---


ハマーン。


---


「一機でいい」


---


---


「最も早く」


---


「ソロモンへ到達できる者を出せ」


---


---


オペレーター。


---


「誰を?」


---


ハマーン。


---


答えようとして。


---


止まる。


---


その時。


---


格納庫から。


通信。


---


『ハマーン様!』


---


聞き慣れた。


声。


---


---


『このマシュマー・セロに』


---


---


**『お命じください!』**


---


ハマーン。


ほんの少し。


笑う。


---


「マシュマー」


---


『はっ!』


---


「ザクIII改で先行しろ」


---


『はっ!』


---


「推進剤は帰還分を考えるな」


---


一瞬。


---


格納庫側。


沈黙。


---


そして。


---


『承知!』


---


---


ハマーン。


---


「目標は」


---


モニター。


---


ビグ・ザム。


---


そして。


ガンダム。


---


---


「ドズル・ザビ」


---


---


「彼を」


---


---


**「死なせるな」**


---


マシュマー。


---


『御意!』


---


---


ザクIII改。


---


カタパルト。


---


固定解除。


---


---


「マシュマー・セロ!」


---


---


**「ザクIII改、出る!」**


---


射出。


---


加速。


---


さらに。


加速。


---


---


ソロモン。


---


ガンダム。


---


ビグ・ザムの。


死角へ。


---


アムロ。


---


「ここなら!」


---


---


ビームサーベル。


---


抜く。


---


---


ドズル。


警報。


---


「何!?」


---


---


ガンダム。


接近。


---


---


アムロには。


見えている。


---


巨大MAの。


致命的な。


隙。


---


---


「もらった!」


---


ガンダム。


ビームサーベルを。


振り上げる。


---


ビグ・ザム。


---


回避。


---


間に合わない。


---


---


ドズル。


---


「ぬおおおおおおっ!!」


---


---


サーベル。


---


振り下ろされる。


---


---


その瞬間。


---


戦場の。


遥か後方。


---


猛烈な速度で。


---


一機の。


緑色のMSが。


---


ソロモンへ。


向かっていた。


---


---


**AMX-011S。**


---


**ザクIII改。**


---


---


マシュマー。


---


「間に合え……!」


---


「間に合え!」


---


---


そして。


---


ガンダムの刃が。


---


ビグ・ザムへ。


---


届く。


---


その。


寸前。


---


## 第2話 完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。