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「乾杯」
「乾杯」
「スコッチ好きなの?」
「まぁ、好きだね」
「君は素直に好きとすら言えないの?」
「ほっとけ」
「私はあんまり割らずに原液で飲んだことなかったから新鮮だな」
「カルピスみたいに言うなよ」
「カルピス飲みたいなー」
「自販機行けば?」
「やだよ、めんどくさいし離れたくないし」
「ズボラ」
「ふふん」
「褒めてねーよ」
「んで、話変えていいかな」
「お好きに」
「家事の分担の話」
「・・・」
「ご飯と掃除と洗濯は私がやるね」
「じゃあ何が残るんだよ」
「私を癒す仕事、私に襲われる仕事、私に愛でれらる仕事、私を愛す仕事」
「・・・」
「味は濃い方が好き?」
「頓着しない」
「そう。嫌いな料理は?」
「んー、うどん」
「え、嫌いになる要素あるかな」
「元カノに散々ならばされて食べたいうどんが美味しくなかったから」
「・・・なんで私の前で元カノさんの話するの?」
「や、今のは不可避でしょ」
「・・・こっち見て」
「!・・・なに、いきなりキスしてきて」
「・・・次から不満とか文句が1つ生まれる度にキスします。あと生娘みたいな反応しないで。ムラムラしちゃう」
「・・・」
「家事で気をつけてほしいこととかある?」
「ない」
「そう、わかった。文句は逐次言ってね。キスしてあげるから」
「文字通り口封じじゃねーか」
「・・・ねぇ」
「なに?」
「私、この家にいていいの?」
「・・・明日の夕飯の出来次第で考えてやるよ」
「わかった。出前館使うね」
「使うな勿体ない」
「ねぇ、横山」
「なんだ」
「・・・名前で呼んでいいかな」
「はっ」
「・・・どっち?」
「お好きにどうぞ」
「私のこと、琴音って呼んでくれる?」
「考えとく」
「・・・キスするからこっち向いて」




