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ブースに戻り、漫画を開く。あんなゼミが同じだけの井伊なんかより鷲巣麻雀のが気になる。突然、扉が開けられた。
「・・・なんだよ」
「なーんだ、エロ動画見てないのね」
「何しに来たんだ?」
「や、最近人とお喋りしてないからお話しに来た」
めんどくせー。
「なんでブースがわかったのでしょうか」
「・・・さぁ、興味無い」
・・・確かに、ブースの番号は教えてないのにどうやって知ったんだ?
「答えは簡単。ここの店舗の客が君と私しかいない」
潰れないのかよ。
井伊は我が物顔で靴を脱ぎ、ブースに足をふみれいた。
「さて、なにからお話する?」
「話すことはない」
「じゃ、なんで君の彼女と浮気相手を知ってるか、あててみてよ」
・・・確かに、ゼミは彼女と俺違う。なんなら学部から違う。
「質問は3つまでだよ」
「・・・大学での関わりが?」
「半分正解」
「半分?」
「大学がなかったら存在を知らなかったけど、知ったのは大学じゃあないよ」
「・・・バイトか?」
「違うね。私働いたことないし」
「社不じゃねーか」
「ふふん」
「・・・サークルか?」
「違うよ。あーあ、質問が下手だねぇ」
それだけ言うとデスクの上のライターを取り、行ってしまった。俺は舌打ちしながら着いていく。ついでに受付でハイライトを買う。
「なんで買ったの?別にあげるのに」
「いいだろ」
「なんでハイライト?」
「・・・漫画のキャラがこの煙草吸ってて、最初に吸った銘柄がこれだから」
「いまいくつ?」
「歳か?」
「うん」
「浪人してるから20歳」
「彼女さんとはタメ?」
「年下。19」
「ちなみに私は21」
「2浪か?」
「誕生日が早いだけ」
「・・・だとしても1浪じゃねーか」
「あの大学、現役で入れるほど簡単じゃあないし」
ライターを奪いとり、火をつける。ついでに井伊が咥えてる煙草にも火をつける。
「ありがとー」
「・・・ガスが全然ないな。買わないと」
「そこの受付ライターは置いてないよ」
「はぁ、コンビニ行くか」




