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しばらく喋っていたら続々と従業員がバックヤードに入ってきた。今日は裏方よりホストの方が少ない。じゃあ今日はホスト役かな。クソ、面倒くさい。だいたいホストクラブに来る客なんでロクな奴らじゃあない。この店舗はこの辺りじゃあ珍しい煙草を吸っていいタイプのホストクラブだから客は結構来る。煙草もホストもやめろよ。
バックヤードから出て、まずは軽くお酒の確認。切らしてるお酒があったら店長にライン。今ないお酒はぁ・・・なさそう。ジャックダニエルが少し少ないかな。一応ラインしておくか。終わったら備品の確認。灰皿を各テーブルに並べ、氷の確認。うん、氷球もあるし削るようの大きい氷もある。練習がてら氷塊を手に取り、アイスピックで丸くする。この作業は結構好きだ。昔は手に刺しちゃたりもしたが、今は普通に作れる。慣れって凄いもんだ。作り終わったら冷凍庫に戻す。ついでに冷蔵庫を開く。チョコもフルーツも冷やされてて、グラスもちゃんと冷えてる。グラスって冷やす意味あるのか俺はよく分かってない。次は野菜室。野菜室って言ってもお酒しかないけど。新品の東洋美人やまるとかがちゃんとある。頼んでる人あんまいないけど。
「おい!お前タンブラー出てないぞ!」
面倒臭い奴が出できやがった。神主だ。だせぇ源氏名だな。
こいつ売上下の方にいっつも居るくせに尊大な野郎だな。知ってるぜ、お前、俺より売り上げ低いらしいな。ヤバくね?俺1週間に1回も接客してないからな。俺は無視してピーナツとかの確認・・・え、ピーナツないじゃん。買ってこないと。俺はまだ喚いてる神主を無視してバックヤードに戻る。
「あれ?どうしたの?」
「や、ピーナツが無いから買ってくる」
「ドンキ?」
「ああ」
「私も行く!」
「気をつけて行きなね。お金渡しとくよ」
「大丈夫ですよ。どうせ後で帰ってきますし」
「じゃ、煙草パシっていいかな。1箱だけお願い。金マルね」
1万円渡された。お釣りはいらないといい、バックヤードを出てってしまった。惚れそう。
「じゃ、行こっか」
「ああ」




