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「ここからが本題だ。先日我が国から三人の魔女が聖域に移動した。そこでアストラバーグとの不仲を解消したいと考えたそうだ。彼の国の魔女も同様に、祖国の情勢不安を嘆いているらしい。」

「それで、貴族家同士の結婚...ですか?」

「そうだ。両国共に五人ずつ、十家が姻戚関係になる。」

「でも、何故私に白羽の矢が立ったのですか?その、私は正妻の子ではありませんし...。」

その問いに、伯母様が口を開く。

「貴女はがノルバルトの娘である事に変わりはないわ。幸いデビュタントを男爵家で行ってはいませんからね。ソルベリーヌ侯爵の後ろ盾があると社交界に知らせるには、貴女の年齢を鑑みてもちょうど良いタイミングと言えるわ。わたくしがこの家の娘として恥ずかしくないように教育しましょう」

「ありがとうございます、伯母様。どうかよろしくお願いいたします。」

「では、ロゼ。都にある我が家へ来なさい。姉上にも我が家に滞在して頂くことになる。それに、モナリーの子供たち、お前の異母兄姉はもう家を出ている。少しは過ごしやすかろう。」

「ご配慮ありがとうございます。」

その後、お兄様や、アイビーはじめこの屋敷の使用人たちとのしばしの別れを惜しんだり、具体的な教育計画を立てたりして、夜が更けていった。


その翌日には、生まれ育った屋敷を離れ、都に向かう事になるのだった。

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