#80 闘技大会!観戦その2
よろしくお願いしますにゃ(=^・・^=)
両手に花でおはようございます!
何とか寝れたよ……。ナティと寝るのに慣れてなかったら、一睡も出来なかっただろうね!
「おはようにゃ」
「おはようですにゃ」
「おはよう」
リフォンを呼ぶ。
「きゅあ!きゅきゅきゅ~!!」
「ぶにゃ!?ご、ごめんにゃ~!」
思いっきり顔に覆い被さって、抗議してくるリフォン。
悪かったって!今日はずっといていいから!
いや!?耳は噛まないで!?
なんとかリフォンを宥めて、頭に乗せて食堂に下りる。
すでに他の皆も下りて来ていて食事を食べていた。
ニュウが少し弄られたが、リフォンをけしかけて話題を変えさせる。
そこにジェジェン先生がやってくる。
「ニャティさん。ニャンヌ様からさっそくどうかと言うことにゃんですが、どうですかにゃ」
「にゃ~」
「行ってくるにゃ。今日も観戦だけですしにゃ」
「はいにゃ!」
「では、後でお部屋に来てくださいにゃ」
「よろしくお願いしますにゃ」
「ニャウラさんもよかったらどうぞにゃ」
「はいにゃ」
ジェジェン先生は笑顔を浮かべて帰っていく。
ということで、本日はナティとナウラは修行でお休み。
僕達は闘技場に向かう。
「タマさんの奥さんねぇ」
「どんな人だったの?」
「ん~……ニャティがさらにおとにゃびた感じかにゃ?」
「そんな感じだね」
「……あの人にそんな奥さんが?」
「もう僕が突っ込んだにゃ。でも、あれは怒らせたらダメにゃ人にゃ」
「だね!」
ニャンヌ様怒らせたら、心臓が止まる自信がある。
それにマオとニュウも同意するように頷く。
「そういう感じの人なんだな」
「にゃ」
闘技場に入って席を確保する。
昨日ので席はあまり関係ないと分かったのでオグマ達に合わせて、後ろ側に座る。
リフォンはオグマの頭の上に移動する。
僕は今日もニュウの膝の上。
「今日は午前3試合で、午後4試合か」
「フルレッドさん達とバサラさん達の試合があるにゃ」
「どっちも勝ったら次で当たるのぅ」
「本当だねぇ」
本当だ。2回戦目で戦うみたいだ。
僕達の相手になる可能性がある2組はどっちも知らないんだよなぁ。
「おう。【眠猫庵】」
「どうもにゃ」
そこにフルレッドさん達が現れた。ルナイラさんやケーンさんもいる。
「おはようございます。先輩!」
「おっす」
「おはよう」
「おはようにゃ」
アヤナ達もいた。
試合には出るの?
「人数によるな」
「可能性はあるわね」
「にゃあ」
「ナティさんはどうしたんですか?」
「今日は修行にゃ」
「だからニュウに抱っこされてるのね」
「にゃ」
ニュウが嬉しそうに僕の頭を撫でる。
それに少しアヤナがムッとした顔をするが、特に何も言ってこない。
ニュウも彼女だからね。駄目じゃないよ。
『さぁさぁさぁさぁ!!本日も張り切ってチェケラッチョ!』
ピョンさんの司会が始まった。
チェケラッチョって。何するん?
『では、第2試合の選手を紹介します』
第2試合の試合形式は【棒倒し】だった。
結構激しく戦っていたが、リーダーが倒れて試合終了。
やっぱりリーダーはどう動くかで戦況は大きく変わるなぁ。
「勘弁してほしいぜ。俺はガッツリ前に出たいのによぉ」
「僕はどう動いたらいいかさっぱりですにゃ」
「ナナキは試合形式で大きく動き方変わるわよねぇ」
「けどナティやニュウと出れるのは有利だと思うがな」
「そうなる試合形式がいいですにゃあ」
「うん」
3試合目が始まる。
『それでは第3試合の選手!入場~!まずはぁ~【ダンダダン】!意味は知らん!』
どういう名前だよ!
出てきたのは6人の上半身裸のヒューマンと思われる男集団。全員ハンマーを担いでいる。
なんだろうね。せめて全員ムキムキだったら分かるんだけどさ。ムキムキからガリガリがいる。太ってる人はいないけどね。
「よくあれで赤コイン貰えたね」
「まぁ、内容も様々だったみたいだしね」
『続いて!【首切り保安官】!』
怖い名前だな!?
現れたのはその名前に相応しい格好をした集団だった。
黒いハットに髑髏の仮面を被り、黒いコートを着た8人ほどの集団。
種族とかよく分かんないなぁ。
「あいつらがPKKか」
「にゃ?」
「プレイヤーキラーキラーですわ」
あの人達が?見た目怖いよ。
「やってることはPKだしな。顔がバレないようにとからしいぜ?」
「にゃ~」
「ヒールヒーローってやつだな」
「ベルヒムとにゃか良く……にゃらにゃいか」
「あいつはまずヒールが無理だからな」
ですよね。
今回の大会ってPKは出てるんだろうか?
「出てる可能性はあるだろうけどなぁ」
「出れても1組くらいじゃない?」
皆様のおかげかあんまりそこらへんと出会わないからね。
……そういえば……僕達を襲ったあの4人組はどうなったんだろ?
ツヴァートにも情報は来てるだろうから、活動しにくいだろうしなぁ。
どうなっているんだろう?止めたのかな?
まぁ、いいか。
試合形式は【けいどろ】。
敵チームの背中に付いたマークを3秒以上触れることで捕獲するか、相手を戦闘不能にして捕獲する。それで相手チームが全滅することで勝敗を決める。
今回は5対5だった。
激しく戦いが繰り広げられ、勝者は【首切り保安官】。
流石の一言に尽きるほど連携で必ず2人以上のチームを組んで、相手を孤立させるように動いていた。
動きも軽やかだったな。
あんな動きは僕には出来ないよ。
「出来てる」
「にゃ?」
「私より動けてるなら、十分あれも出来る」
あれ?そうなの?
ニュウがジト目で突っ込んでくる。そして少し頬を膨らませて強く抱きしめてくる。
ぐぅえ!
「まだニュウは【立体機動】取れてないからねぇ」
「追いつくってずっと気合入れてますからね」
ごめんにゃさい!今度練習に付き合います!
「……ほんと?」
「にゃ!」
「……分かった」
ポンと膝の上に置き直して、頭を撫で始めるニュウ。
気に入ってるね。撫でるの。
まぁ、ナティみたいに尻尾はないし、背丈も違うから仕方ないか。
『さぁ!午前最後の試合だぞ!』
お。始まった。
そして決まった試合形式は、
『【柱ステージ】!!』
柱?どういうものだろう?
試合人数はなんと1人。どうやらお互いリーダーが出るようだ。
『それではステージを変更するぜ!』
ステージを変えるのか。
『チェーンジ!』
ピョンさんとシャラプさんが両腕でまたCの文字を模る。
今日はピョンさんの顔は無事だったので、いい感じ。
『ステージ!』
今回はZではなくSの文字を模る。
無表情のシャラプさんがやはりシュール。
すると、ステージの一部がせり上がる始める。10×10の柱がステージ上に現れる。
「なるほどなぁ。バトルは普通のPvPでもステージが変わるタイプもあんのか」
「さらに試合形式が増えたわねぇ」
「これはもう同じものが出るなんて期待する方が無理ですね」
「にゃあ」
無理だよ。
張り切り過ぎじゃない?プレイグ様にバットル様。
椅子に座ってるはずの2人を見上げると、
「にゃ?」
「どうしたの?お兄さん」
「……プレイグ様達のところ……にゃんか黒い数が増えているようにゃ」
『はぁ?』
僕の言葉に全員がプレイグ様達のところを見る。
プレイグ様とバットル様が椅子に居座っている。昨日まではその周りを黒ナナキと黒ナティの2人?が動き回ったり、抱かれたり、正座して頭撫でられて冷や汗流したりしていた。
でも……おかしいな?その影が4つになっている様に見える。
「4匹いるねぇ」
「いるのぅ」
「和服着ている様に見えるよ?」
「……やっぱりにゃ?」
「うん。間違いなく今のナナキ達と同じ格好」
「……仕事が早いにゃあ」
リヴァランが首を飛ばして見てくれる。
やっぱり和服姿の僕達なんだ。
ナウラはいないみたいだね。時間の問題な気がするけど。
「バットル様に1匹捕まってる。太ももの上で正座してピクリともせず頭を撫でられてる」
「……にゃあ~」
想像してしまった。恐怖しかないですね!
「本当にプレイグ様に気に入られてるねぇ」
「早めに迷宮に行くべきかにゃ」
「どっちにしてもナナキ達の数が増えていくのは変わらないだろうね」
「にゃ~」
ナにゃちゃんズが増えていく。
……あの4匹とは戦いたくないなぁ。
そんなことを考えている間に試合が終わっていた。
あれま。
「お昼ご飯どうする?」
「屋台で探せばいいんじゃない?」
「そうすっか」
屋台を見に行こうと移動を始める僕達。
フルレッドさん達は午後から試合だ。
頑張ってください!
「流石に1回戦は勝ちてぇな」
「そうね」
フルレッドさん達も移動を始める。
とりあえず外に出ようとすると、
「わ!?」
「にゃあ!?」
「え!?お兄さん!?」
「あ?あれ、さっきのナナキの偽物じゃね?」
「ってことは」
「プレイグ様だね。じゃあ大丈夫じゃない?」
ニュウに抱かれたままだった僕。
いきなりニュウが何かに担ぎあげられて、物凄いスピードで移動する。
マオ達の驚く声がするが、誰も追いかけて来てくれない。
なんでよ!?っていうか、誰!?
「……黒いナナキ達」
「にゃ?……プレイグ様かにゃ」
だから何でこんな攫い方なのよ。
普通に呼んでよ!
黒ナナキに担がれた僕達はそのまま昨日も来た部屋に連れて来られる。
『あ!来た!』
「いきにゃりどうしましたかにゃ?」
『お昼一緒に食べよ!』
「……にゃ~」
「……」
『ナティは今日はいないんだね。残念』
修行中です。
まさかのお昼のお誘いとは。
プレイグ様の目の前のテーブルの上には、物凄い豪華な料理が並んでいた。
すげぇな!?
『なんか貴族共が持ってきてさぁ~。でも、あいつらと話したってつまんないじゃん?だからナナキを呼んだの!この子達も見せたかったし!』
プレイグ様の紹介に和服バージョンの黒ナナキ達が胸を張る。
やっぱりなんかイラっとする。
『【ナナキち】と【ナティみ】だよ!』
「それはもはや別人ですにゃ!?」
ナティみって誰だ!
『いいじゃん!可愛いでしょ?』
「うん。かわいい」
『ねー♪』
意気投合したニュウとプレイグ様。
ニュウはナナキちを抱き上げて頭をなでなでする。
……ちょっとジェラシー。
『ナナキが嫉妬してるよ?』
「え?」
「……にゃ」
なんか嫌でした。
ニュウはナナキちを置いて、僕をまた抱っこする。そして膝に置いて頭を撫でる。
……むぅ。意外と気に入っているようだ。新鮮だからかね?
『じゃ!食べよう!』
「バットル様は?」
『気に入らないって言ってどっか行った』
それって結構問題じゃないでしょうか!?
……エリマさんに帰ったら伝えとこう。
しかし、見た目は見事な料理。
でもね、なんか冷めてるようで食欲が出ない。
『貴族の料理は毒見とかのせいで冷めてるんだよね。だからせっかく素材を活かしけれないんだよなぁ』
「にゃるほど」
『バットルはこういう食事が嫌いだからね』
「にゃるほど」
それは猫にはどうにも出来ないです。
でも、これをプレイグ様だけで食べれるわけもないかた、有難く頂こう。
椅子に座ってフォークでローストビーフっぽいものをパクリ。
おぉ!これはウマー!
「これはおいしいですにゃ」
『ほんと?』
「ニュウも。はいにゃ」
「ありがとう」
『ホントだ!美味しい!』
「にゃあ」
その後も僕やニュウが食べて美味しかったものを、プレイグ様に勧めていく。変なものを食べさせるのも嫌だし、これで機嫌損ねたら大変だからね!
そうして皆お腹いっぱいになりました。
ケプ。
「結構おいしかった」
「だにゃ」
『でも明日はもういいや』
確かに。毎日は飽きるよね。
『明日は屋台でなんか買ってきて!』
「にゃ?明日もですかにゃ?」
『だって帰るのも面倒だもん!』
ソファに座っているプレイグ様の周りで4匹の黒猫も頷いている。
まぁ、1時間くらいだしね。しかも、出かけるわけにはいかないか。
「わかりましたにゃ」
『やったー!』
プレイグ様と4匹の黒猫が万歳する。
もうお笑いユニットになってきてるな。
その後はバットル様も帰って来て、時間までバットル様に捕まって足の上に座らされて頭を撫でられる。
頭に手を置かれた瞬間、正座になりましたよ。
だって、その気がないのかもしれないけど圧が半端ないんだもの!
バットル様の手って下手したら僕座れますよ?そんな手が頭の上に置かれてみんさい。
死を覚悟するよ。本能で。
『ふむ。本物の方がいいな。この後も私達の所で観戦するか?』
「いえ。にゃかまと相談しにゃがら、観戦しておりますにゃ。リーダーとして、ご期待に応えるため、全身全霊でやっておりますにゃ」
『ほう?その割にはそこの娘の膝の上でデレデレしておったではないか』
「……(^◦ ω ◦^)」
『ナナキ!?』
『おや?』
そこからの記憶はなく、気づいたら観客席でニュウの膝の上にいた。
メンバーから妙に憐みを感じるのだが、何があったのか覚えておらず首を捻ることになる僕だった。
ラドンナが近づくと、妙に体が震えるのだけど、本当に何があったっけ?
なんか物凄く……ナティに会いたいです。
ありがとうございましたにゃ(^◦ω◦^)




