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転生した俺は、全属性魔法と神剣を極めて異世界で無双する  作者: ななほし


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第80話 俺は、もう一度この世界を生きる

「第四権能――再生」


俺はその言葉を呟いた。


アストラが輝く。


だが。


破壊の力ではない。


暖かな光だった。


「……何だ?」


クロウが警戒する。


俺は手を伸ばす。


すると。


崩れていた地下遺跡が。


ゆっくりと元に戻っていく。


「これは……」


壁。


床。


壊れた柱。


すべてが再生していく。


「世界そのものを……」


クロウが震える。


「そんな力……」


俺は神剣を見る。


「これが第四権能」


《再生》


《失われたものを、あるべき形へ戻す》


「……」


俺は思った。


俺が前世で死んだ。


この世界へ転生した。


そして。


もう一度。


ここで生きている。


だったら。


俺は。


もう一度。


この人生を大切にしたい。


「クロウ」


「……」


「俺が何者なのか」


「どうして転生したのか」


「まだ全部は分からない」


俺は仲間たちを見る。


セレナ。


リーゼ。


エリシア。


アリシア。


アクア。


「でも」


俺は笑った。


「俺が誰なのかは、俺自身が決める」


「神に決められた運命でも」


「魔王に決められた未来でも」


「神喰らいに決められた役割でもない」


神剣を構える。


「俺は――」


「この世界で生きる」


クロウが叫ぶ。


「ならば死ね!」


巨大な黒い魔力が爆発する。


「――《神喰らいの黒槍》!!」


俺は神剣を振る。


「――断絶」


黒槍が消える。


「な……!」


一歩。


また一歩。


俺は近づく。


クロウが後退する。


「なぜ……」


「なぜ貴様は……」


俺は答える。


「仲間がいるから」


そして。


剣を振る。


「――終わりだ」


クロウの魔法が崩壊する。


だが。


完全に倒れる直前。


クロウは笑った。


「……遅い」


「何?」


「第五封印は――」


「もう壊れた」


――ズン。


王都全体が。


大きく揺れた。


空が黒く染まる。


そして。


世界の各地。


第一。


第二。


第三。


第四。


第五。


五つの封印が。


同時に光り始めた。


アクアが震える。


「レオン……」


「どうした?」


「……怖い」


俺はアクアを抱き上げる。


「大丈夫」


「俺がいる」


しかし。


アストラから。


初めて聞く。


恐怖に満ちた声が響いた。


《――警告》


《封印、全解除を確認》


《世界外部より――》


《神喰らいの侵入を確認》


俺は空を見る。


そこに。


巨大な黒い裂け目が開いた。


裂け目の向こう。


巨大な赤い瞳が。


世界を見下ろしている。


そして。


声が響いた。


『――ようやく』


『見つけたぞ』


『我が器』


俺は。


神剣を握った。


「……来い」


俺は仲間たちを見る。


そして。


笑った。


「ここからが――」


「本当の冒険だ」

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