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転生した俺は、全属性魔法と神剣を極めて異世界で無双する  作者: ななほし


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第79話 俺の中の「何か」

「……っ!」


頭が痛い。


胸が熱い。


視界が白く染まる。


「レオン!」


遠くから仲間たちの声が聞こえる。


俺の中に。


知らない記憶が流れ込んできた。


白い世界。


巨大な神殿。


神々。


そして。


一人の少年。


俺に似ている。


いや。


――俺自身だ。


『この子を逃がして』


誰かが叫んでいる。


『時間がない!』


そして。


巨大な黒い影。


神々が次々と倒れていく。


その中心に。


赤い目。


『器を――』


『返せ』


俺は叫んだ。


「やめろ!」


現実へ戻る。


クロウが目の前にいる。


「……見たか」


「何をした?」


「お前の過去だ」


「俺の……?」


クロウが笑う。


「お前は一度、この世界に存在している」


「……」


「そして一度――」


「世界を救った」


俺は言葉を失った。


「だが」


クロウが続ける。


「最後にお前は死んだ」


「だから女神は――」


「お前をもう一度、この世界へ送り返した」


俺は。


前世の記憶を思い出す。


交通事故。


女神。


そして。


転生。


「……全部」


「最初から仕組まれていた?」


「そうだ」


クロウが笑う。


「お前は偶然転生したんじゃない」


「神喰らいと戦うために――」


「この世界へ戻された」


その瞬間。


俺の神剣が。


大きく震えた。


《真相への接続を確認》


《第四権能――解放条件達成》


「第四権能……?」


アストラの刀身に。


新たな文字が浮かぶ。


――再生。


クロウの顔から。


初めて笑みが消えた。


「……まずい」


俺は剣を握る。


「何が?」


クロウは後退した。


「その力まで――」


「目覚めるはずでは……!」


俺は静かに。


一歩進んだ。

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