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第69話 魔王の真実
翌日。
俺たちは王城に集められた。
国王が口を開く。
「昨夜の戦いについてだが……」
「魔王は本気ではなかった」
俺は頷く。
「俺もそう思います」
「では、なぜ攻撃を?」
「俺を試したんだと思います」
その時。
扉が開いた。
アリシアが入ってくる。
「父上について話します」
俺たちは彼女を見る。
「魔王は……」
アリシアが言葉を選ぶ。
「本当の意味で、世界を滅ぼしたいわけではありません」
「え?」
「魔族を守るために戦っている」
「じゃあ、なぜ人間と戦争を?」
「昔から続いているから」
アリシアは悲しそうに笑う。
「魔族と人間は、千年前から戦っている」
「その原因は?」
「……神々」
俺は黙った。
「神々が消えた後」
アリシアは続ける。
「世界の各地で魔力災害が起きた」
「人間は魔族を疑った」
「魔族も人間を疑った」
「そして戦争が始まった」
エリシアが呟く。
「つまり……」
「最初から敵だったわけではない?」
アリシアは頷く。
「そう」
俺は考える。
魔王。
魔族。
人間。
神々。
そして神喰らい。
全部が。
どこかで繋がっている。
その時。
アストラが震えた。
《警告》
《第三封印の活動を確認》
「第三封印?」
アリシアが聞く。
俺は立ち上がった。
「行こう」
「どこへ?」
「南の大森林」
「第三封印がある」




