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転生した俺は、全属性魔法と神剣を極めて異世界で無双する  作者: ななほし


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第55話 第三権能の真価

ゼノが剣を振る。


「――《世界連結》」


瞬間。


俺の周囲に無数の光の線が現れた。


空間。


時間。


魔力。


すべてが繋がっていく。


「……!」


これは。


今までとは桁が違う。


「レオン!」


リーゼが叫ぶ。


「それ以上は危険!」


「分かってる!」


俺はアストラを見る。


第三権能。


守護。


俺はそれを思い出す。


守る力。


なら。


俺が守りたいものを。


全部。


「――繋げる」


俺は魔力を広げる。


仲間たちを包む。


「レオン?」


「みんな、俺から離れないで!」


「うん!」


「分かりました!」


「任せて!」


セレナも頷く。


そして。


俺は神剣を振った。


「――《守護領域》!」


巨大な光の結界が展開する。


ゼノの攻撃が。


結界に触れる。


――ドォォォォン!!


凄まじい衝撃。


しかし。


結界は破れない。


ゼノが驚く。


『……守るための力』


「そうだ」


『お前は、力を自分のためには使わないのか?』


「もちろん自分も守るよ」


俺は笑う。


「でも――」


「俺の力で誰かが傷つくのは嫌なんだ」


ゼノは静かに剣を下ろした。


『……合格だ』


「え?」


『第二封印の試練は終了する』


ゼノの身体が光になる。


『その剣を持って進め』


「ゼノ!」


『何だ?』


「お前はどうなる?」


『私は――』


少年は笑った。


『お前が再びここへ来るまで眠る』


光が消える。


その場には。


一つの青い結晶だけが残った。


アクアが近づく。


「……これ」


「どうした?」


「知ってる」


アクアの身体が震えた。


「ぼくの……」


「記憶?」


「……分からない」


結晶が輝く。


すると。


アクアの中から。


誰かの声が聞こえた。


『――逃げて』


「……え?」


『神々が――』


そこで声が途切れた。

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