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第46話 リーゼの約束
大会が終わった夜。
俺たちは家の庭にいた。
リーゼが一人で空を見ている。
「リーゼ?」
「……レオン」
「どうした?」
「私、悔しかった」
「何が?」
「今日の戦い」
リーゼは拳を握る。
「私は強くなったと思ってた」
「十分強いよ」
「でも」
彼女は俺を見る。
「あなたには全然届かない」
「……」
「だから」
リーゼは笑った。
「もっと強くなる」
「うん」
「いつか」
リーゼが俺の前に立つ。
「あなたと肩を並べられるくらい」
「楽しみにしてる」
「約束よ」
「ああ」
リーゼが小指を出す。
「指切り」
俺も小指を絡める。
「約束」
リーゼは嬉しそうに笑った。
その様子を。
窓から見ていたセレナ。
「…………」
隣にはエリシア。
二人は顔を見合わせる。
「……負けられませんね」
エリシアが微笑む。
「そうですね」
セレナも頷く。
「私も頑張らないと」
こうして。
三人の少女たちは。
少しずつ。
同じ少年へ惹かれていった。




