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第45話 守ると決めたから
黒ローブの男が大量の魔法陣を展開する。
「――《黒槍雨》!」
無数の槍が降り注ぐ。
「レオン!」
セレナが叫ぶ。
俺は神剣を振った。
「――断絶」
すべての槍が消える。
「な……!」
男が驚く。
俺は一瞬で距離を詰めた。
「セレナを狙ったな」
「……!」
「それだけは許さない」
俺が剣を振る。
男はギリギリで避ける。
「くっ!」
「逃がさない」
「――空間転移!」
男が消える。
俺は追おうとした。
だが。
リーゼが叫ぶ。
「レオン! 下!」
振り返る。
魔物がセレナへ向かっていた。
「――!」
俺はセレナの前に立つ。
魔物の爪を受け止める。
「レオン!」
「大丈夫」
俺は魔物を見る。
「……俺の仲間に手を出したこと」
魔力を解放する。
ほんの少し。
それだけで。
魔物の身体が震えた。
「後悔しろ」
一閃。
魔物は消滅した。
セレナが俺の服を掴む。
「……怖かった」
「ごめん」
「謝らないで」
セレナは俺を見る。
「守ってくれて……ありがとう」
そして。
俺の手を握った。
「私も強くなる」
「え?」
「いつか、レオンの隣に立つ」
その瞳には。
強い決意が宿っていた。




