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第44話 魔法大会を襲う暗殺者
「全員、下がれ!」
騎士団長が叫ぶ。
舞台が崩れる。
――ドゴォォォン!!
観客が逃げ始める。
「セレナ!」
俺は観客席を見る。
セレナが騎士たちに囲まれている。
「レオン!」
「そこにいて!」
俺は舞台へ戻る。
すると。
地面から。
黒い魔物が現れた。
「……また魔族か」
リーゼが隣に来る。
「私も戦う!」
「危険だよ」
「仲間でしょ?」
「……」
俺は笑った。
「分かった」
エリシアも来る。
「私もいます」
アクアも跳ねる。
「ぼくも!」
「アクアは――」
「仲間!」
「……そうだな」
俺たちは並ぶ。
その時。
観客席の上から。
一本の黒い槍が飛んできた。
「――!」
俺は神剣で弾く。
槍は。
セレナのすぐ横の壁に突き刺さった。
そして。
屋根の上に。
黒ローブの男が立っていた。
「……王女を狙った?」
俺は怒りを感じた。
男が笑う。
「その通り」
「……お前」
「覚えているか?」
「もちろん」
「ならば――」
男が魔法を展開する。
「今度は逃がさない」




